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桜を題材にした和歌・俳句集

桜を題材とした春の和歌や俳句を中心にまとめていきます♪ 美しい和歌の世界に浸って、日本の春に思いを馳せましょう^^ 友達の前でスラスラと暗唱出来たら、一目置かれること間違いなし(・∀・)!

更新日: 2011年06月29日

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世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし

【現代語訳】
世の中に一切、桜というものがなかったら、春をのどかな気持ちで過ごせるだろうに

ひさかたの光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ

【現代語訳】
こんなに日の光がのどかに射している春の日に、なぜ桜の花は落ち着かなげに散っているのだろうか。

ねがはくは 花のもとにて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ

【現代語訳】
願うことなら、桜の木のもと、春に死にたいものだ。そう、あの二月の満月のころに。

いにしへのならのみやこの八重桜  けふ九重ににほひぬるかな

【意味解説】
(華やかな)昔をしのぶ奈良の都の八重桜が、献上された今日(この平安の)九重の宮中で、たしかに照り映えて、色美しく咲き匂うことです。

ほとけには 桜の花をたてまつれ 我が後の世を 人とぶらはば

私が死んだ後、仏になったら桜の花を備えてください。もし私の死後をとむらってくれる人がいるならば。

春霞 たなびく山の 桜花 見れどもあかぬ 君にもあるかな

【現代語訳】
春霞がたなびく山の桜花のように、いくら見ても飽きないあなたです。

山桜 霞の間より ほのかにも 見てし人こそ 恋しかりけれ

【現代語訳】
山桜が霞の間からわずかに覗いた時のように、ほのかに見たあなたのことを恋しく思っています。

宿りして春の山辺に寝たる夜は 夢のうちにも花ぞ散りける

【現代語訳】
宿をとって春の山辺に寝た夜は、(昼間見た実際の景色ばかりでなく)夢のなかでも花が散っていることだ。

匂へどもしる人もなき桜花 ただひとり見て哀れとぞ思ふ

【意味解説】
美しく咲き誇っているのにそれを知る人もいない桜花よ、私が一人で見て素晴らしい風情だと思う。

あしひきの山桜花日並べてかく咲きたらばいたく恋ひめやも

【現代語訳】
もしも山の桜が何日も咲いているのだったら、こんなに恋しいとは思わないでしょうに。

清水へ 祇園をよぎる 桜月夜 今宵逢ふ人 みなうつくしき

【現代語訳】
(夜桜見物のため)桜月夜の夜に清水へと祇園をよぎる。今夜行きかう人々までも皆美しくみえる。

春風の 花を散らすと見る夢は 覚めても胸の さわぐなりけり

【現代語訳】
春風が桜の花をさんさんと散らす美しさにわたしは息をのむ、夢のなかで。目覚めてもなお、乱れに乱れて散る花の情景は、私の胸をざわめつかせる。

散る桜 残る桜も 散る桜

【意味解釈】
「等しくやがては死を迎える運命を秘めている」という意味。神風特攻隊の心情になぞらえた歌として有名。

よし野にて 桜見せふぞ 檜の木笠

【現代語訳】
檜笠よ、これより吉野に旅立って、その名高い桜の花を心ゆくまで見せてやろう。

花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに

【現代語訳】
桜の花の色はすっかりあせてしまったことよ。長雨がふっていた間に。わたしの美しかった姿かたちもおとろえてしまった。むなしく世をすごし、もの思いにふけっていた間に。

夕桜 あの家この家に 琴鳴りて

【現代語訳】
愛おしい花と家族団欒の情景を表している。

桜花(さくらばな)、今ぞ盛りと、人は言へど、我れは寂しも、君としあらねば

【現代語訳】
桜の花が今盛りですよ、と人は言うけれど、私はさみしく思います。あなた様がいらっしゃらないので

去年(こぞ)の春、逢へりし君に、恋ひにてし、桜の花は、迎へけらしも

【現代語訳】
去年の春にお会いしたあなたのことが恋しくて、桜の花が咲いて迎えているようですね。

花の香を 風のたよりに たぐへてぞ うぐひすさそふ しるべにはやる

【現代語訳】
風のたより(手紙)に花の香りを連れ添わせて一緒にウグイスを招く道案内として送ろう

もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし

【現代語訳】
私があなたをしみじみいとおしいと思うように、あなたもわたしを、しみじみいとおしいと思っておくれ、山桜よ。花より他にわたしの心を知る人もいないのだから。

我が恋にくらぶの山のさくら花 まなく散るとも数はまさらじ

【現代語訳】
暗部山の桜の花弁がいかに散り続けようと、私の恋とはくらべようもない。

桜花 散り交(か)ひ曇れ 老いらくの 来(こ)むといふなる 道まがふがに

【現代語訳】
桜の花よ、空も曇るまで散り乱れよ。老い(の神)が来るという道が紛れて分からなくなるほどに。

花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり

【現代語訳】
桜の花を誘って吹き散らす嵐の日の庭は、桜の花びらがまるで雪のように降っているが、実は老いさらばえて古(ふ)りゆくのは、私自身なのだなあ。

高砂の 尾の上の桜 咲きにけり 外山の霞 立たずもあらなむ

【現代語訳】
遠くにある高い山の、頂にある桜も美しく咲いたことだ。人里近くにある山の霞よ、どうか立たずにいてほしい。美しい桜がかすんでしまわないように。

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ティァリィさん

自分が見ている&知っているものだけが、世界の全てじゃないと思う。

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