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セシウム137による不妊化、心疾患、心不全をはじめとする人体への影響まとめ

セシウム137の健康被害に関する専門家の発言などをまとめました。

更新日: 2012年04月26日

nuclearleakさん

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要約:
ユーリ・バンダジェフスキー・元ゴメリ医科大学学長は、心筋細胞にセシウム137が取り込まれると、エネルギーの合成ができなくなり、突然死につながる。と発言。

香港中文大学・生物医学学院のリー・ティンラップ准教授は、セシウム137によって歩行が困難になったり、不妊の原因になると発言。

岡山大学・農学部の清久正夫やギルマンらの発表でも、セシウム137に不妊化の効果について言及されている。

NPO法人「チェルノブイリ救援・中部」理事の河田昌東は放射性セシウムの内部被曝によって心臓血管系疾患が発生すると発言。

一方、長崎大学大学院の山下俊一はセシウム137による癌は一例もなく、ヨウ素の方が問題というスタンス。

ピックアップ:
(2012.3.22)ユーリ・バンダジェフスキー・元ゴメリ医科大学学長
『心筋細胞にセシウム137が取り込まれると、エネルギーの産生(合成)ができなくなり、突然死につながる。』
『高濃度の放射性物質に汚染されたベラルーシのゴメリ州で死亡した400人を上回る患者の遺体を解剖。各臓器のセシウム137蓄積量を測定したうえで、特に心血管系疾患で死亡した患者の心筋に多くのセシウム137が蓄積されていたことを突き止めた。』
『チェルノブイリ事故後に突然死した患者の剖検標本を検査したところ、99%の症例で心筋異常が存在することが明らかになった。とくに注目すべき所見は、びまん性(広範囲に広がっている状態)の心筋細胞の異常』
『残念ながら日本人は情報が少なすぎる。(政府当局は)情報を隠している。今のような形で情報を隠し続けると、(対策の遅れによって)数十年後に日本の人口は激減してしまう。』
http://www.toyokeizai.net/business/society/detail/AC/8780463ce90b6ad4cd1f8567f548dcfb/page/1/
https://twitter.com/#!/TOHRU_HIRANO/status/186446690658697216

不妊化:
(2011.3.23)香港中文大学・生物医学学院のリー・ティンラップ准教授『「セシウム137は何百年か消えない。被ばくするとけいれん、不随意筋萎縮を起こし、歩行できなくなる恐れがある。また、不妊の原因にもなる。』
http://theearthnews.jp/daily/2011/03/post-406.php?page=2

(1973.4.3)岡山大学・農学部 清久正夫、佃 律子による『セシウム137によるミカンコミバエの不妊』
(セシウム137によってミカンコバエの完全不妊化を実現できる)
(セシウム137によって癌が引き起こされなかったとしても、不妊化を引き起こす点には注意が必要。)
http://157.1.40.181/naid/110001081006

(1992)ギルマン『不妊虫放飼法による北アフリカのラセンウジバエ根絶防除』
『137Cs線源からのガンマ線で75Gyの線量を照射して不妊化』
『不妊虫放飼法によって米国とメキシコのラセンウジバエが成功裏に根絶されたことは、放射線の農業利用として特筆すべきこと』
『不妊虫放飼法は害虫を大量増殖し、これに放射線を照射することにより不妊化し、野外に放して野生虫と交尾させ、その子孫を絶やす方法である。』
『その後、この不妊虫放飼事業はメキシコに引き継がれて、1991年にはメキシコでの根絶が宣言され、現在さらに南の中米諸国で続行中である。』
(害虫の駆除方法としては、画期的なものとされているが、問題は類似した効果が人間にももたらされてしまう危険性。)
(人間の場合、どの程度セシウム137を照射されると不妊化してしまうかは分からないが、非常に気をつけるべき放射性物質であることは間違いない。)
http://www.rada.or.jp/database/home4/normal/ht-docs/member/synopsis/020089.html

(5.18)現在、チェルノブイリ原発から西へ約70km離れたウクライナ・ナロジチでは、チェルノブイリの事故当時、子どもや胎児だった人が、出産の時期に当たっており、不妊と流産が深刻な問題になっている。
チェルノブイリ原発から西へ約70km離れたウクライナ・ナロジチ地区の学校「うちには健康な子供は一人もいません」
「チェルノブイリの事故当時、子どもや胎児だった人が、あれから25年経ったいま、ちょうど出産の時期に当たっています。先日、ウクライナの医師で、作家でもあるユーリー・シチェルバクさんが京大原子炉研で講演されたのですが、『生殖系に対する影響が大きく、不妊や流産などが深刻な問題になっている』
(これだけの事実が揃いながら、ナロジチやベラルーシよりもはるかに深刻な汚染状況にある福島県民が、いつも通りの日常を送っている。酷い悪夢を見ているような気がしてくる……)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/4858?page=4

ウクライナはセシウム137への対処が遅れた
『チェルノブイリ事故が起きると,ソ連保健省はソ連の法令に従い,食品と飲料水に関する暫定許容レベル(TAL)を1986年,1988年,1991年に定めている2,3.1993年はウクライナ放射線防護委員会(NCRPU)はTAL-93を発表した.しかし,ウクライナ政府の各省はその数値に同意せず,いまだ保健省によって承認されていない』
『1997年,ウクライナ保健省は食品と飲料水中のセシウム137とストロンチウム90に関する新しい許容濃度(AL-97)を承認した』
http://goo.gl/UlOuG

ミトコンドリア破損、血管破損による心疾患:
NPO法人「チェルノブイリ救援・中部」理事の河田昌東『心臓血管系疾患は、およそ2倍に増えている。この多くは放射性セシウムの内部被曝による影響です。最近の研究で、セシウムは体内に入ると心臓にもっとも濃縮されることがわかっています。心臓は鼓動することによってエネルギーを消費するわけですが、その細胞の中にはエネルギーを生み出すミトコンドリアという細胞内構造物がたくさんあります。セシウムはこのミトコンドリアの機能を破壊することがわかっている。その結果、子どもだけでなく大人にも心臓血管系の病気が増えているのです』
http://goo.gl/JPnyQ

(2011.6.30)NHK『震災後 心不全の患者3倍超』
『東北大学病院で、東日本大震災後の1か月間に受け入れた心不全の患者が震災直前の3倍を超え、そのほとんどが震災による精神的なショックや避難所や仮設住宅での不自由な生活が原因とみられることが分かりました。』
(セシウムによる心不全、心疾患という可能性もあるのでは……)
http://goo.gl/OQmkn

(2012.3.20)第76回日本循環器学会『東日本大震災後に心不全が有意に増加、ACS、脳卒中も』
『東日本大震災では発災以降、心不全をはじめ、ACS、脳卒中などの循環器疾患が有意に増加していた。特に心不全の増加は、過去の大震災疫学調査では報告例がなく、東日本大震災の特徴の1つであることも浮かび上がった。』
『2011年だけが、3月11日~4月7日の期間の方が2月11日~3月10日の期間より、心不全、ACS、脳卒中、心配停止、肺炎のすべてが有意に多かった。』
『例えば心不全は、2011年の2月11日~3月10日では123件だったが、同年3月11日~4月7日には220件と有意に増加していた』
(学会で過去の大震災との違いに言及したのは大きなターニングポイントだと思います。)
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/jcs2012/201203/524102.html

(2011.6.29)from20110113『チェルノブイリでセシウムが心臓に作用すると発表した科学者は投獄された。セシウムは筋肉だけでなく、心臓に行く。』
http://goo.gl/d5WqP

(2011.4.4)六号通り診療所所長のブログ『筋肉に蓄積したセシウムが、
長期間そこに留まり放射線を出すことによって、
筋肉由来の癌が増えたり、
また心臓の筋肉に影響を与えることにより、
心筋の障害を起こしたりする、
という可能性が考えられます。』
http://goo.gl/NA7SB

吸い込んだセシウムが放射線を発射しながら血管の中を流れる。この放射線が、血管の内側の壁(内皮)を猛烈に破壊する。すると、血管壁(心臓以外の全身の任意の血管壁であればどこでも同じ)の中からアテロームという粥状の脂肪が浸出する。このアテロームが心筋梗塞や脳梗塞の原因。

『政府の御用を務めていないため、研究予算の少ない学者です。』

<ベラルーシ医師来日、内部被ばくの調査徹底訴える> 同氏によると、心筋細胞は分裂しないためセシウムが心臓に蓄積しやすい。「幼児は体重1キログラム当たり20~30ベクレルでも心拍に乱れが出て、50ベクレル以上だと突然死の可能性が高くなる。毎日bit.ly/ytt9ku

影響を与える摂取量と安全基準:
(2009)ヤブロコフ博士『1キログラム当たり50ベクレル以上のセシウム137を体内に取り込んだ子どもには、各器官(心臓血管系、神経系、内分泌系、免疫系、腎臓、肝臓、眼など)に病変があると言う証拠がある。』
((p304(18))There is evidence that incorporation of 50 Bq/kg of Cs-137 into a child’s body can produce pathological changes in vital organ systems)
(Chapter IV. Radiation Protection after the Chernobyl Catastrophe)
http://www.neuro.fsu.edu/~dfadool/ChernobylReport.pdf
http://goo.gl/XwCcd

(2011.4.20)SAMASAKI『BELRAD研究所における子どもの内部被爆では、体重1キロあたり20ベクレル以下を安全な基準としている(大人の場合、50Bq/Kg以下)』
『体内へのセシウム137の蓄積は、94%は食品から、5%は飲料から、1%は呼吸からからであった』
『チェルノブイリから22年経過して分かったことは、汚染地区における人の放射線量の限界は1mSv/年であるというものだ(地域内で汚染された生産物をどうしても摂取せざるを得ないため)』
http://goo.gl/fLPyV
http://goo.gl/RkwBY

(4.13)中鬼と大鬼のふたりごと『基準値比較:発表されているヨウ素131とセシウム137の数値を並べてみた』
(4ベクレル=ドイツ放射線防護協会が提言する乳児、子ども、青少年に対する安全基準(食品・飲料全般))
(7.4ベクレル=アメリカの安全基準(水))
(10ベクレル=WHO安全基準)
(200ベクレル=日本の3月17日からの放射性セシウム暫定基準(水と牛乳・乳製品))
http://goo.gl/8i3ZD

(2011.5.12)Infosecurity.jp『ドイツ放射線防護協会、1kgあたり8ベクレル以上のセシウム137を含む飲食物を摂取しないことを推奨』
『日本の野菜・穀物・肉類のセシウム規制値は500ベクレル(Bq)/kgとドイツの成人の約8ベクレル(Bq)/kgと比べて極めて高い基準である。』
『放射性ヨウ素が現在多く検出されているため、日本国内に居住する者は当面、汚染の可能性のあるサラダ菜、葉物野菜、薬草・山菜類の摂取は断念することが推奨される。』
『乳児、子ども、青少年に対しては、1kgあたり4ベクレル(Bq)/kg以上のセシウム137を含む飲食物を与えないよう推奨されるべきである。』
(日本では、ドイツ放射線防護協会の提言する基準の約60倍の量のセシウム137を含む野菜・穀物・肉類が流通している可能性がある。)
http://bit.ly/joWtv1

(6.6)eatyasou『ウクライナ政府は内部被ばくを考慮し、1997年に基準値を改訂した。セシウムでは、飲料水2ベクレル/Kg、野菜40ベクレル/Kgである。それに対して日本の暫定基準値は飲料水200ベクレル、野菜500ベクレルである。大きな違いである。そして暫定基準値以下は市場に流通させている。(参考:「神奈川の野菜は大丈夫」の記事で紹介した許容値は野菜20ベクレルです。)』
http://eatyasou.exblog.jp/13725446/

ウクライナ保健省(AL-97)の安全基準
(野菜=40ベクレル、魚=150ベクレル、ミルク=100ベクレル)
http://goo.gl/UlOuG

セシウム137の欧州連合(EU)基準では乳製品で1000ベクレル、その他食品で1250ベクレルの許容限度
http://theearthnews.jp/daily/2011/03/post-406.php?page=3

生物濃縮:
『主に軟組織に広く取り込まれ分布し、生物濃縮により魚食性の高い魚種での高い濃縮度を示すデータが得られている』
(セシウム137も生体濃縮によって被害が加速する可能性)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%B7%E3%82%A6%E3%83%A0#.E7.94.9F.E7.89.A9.E6.BF.83.E7.B8.AE

関連情報:
チェルノブイリ原発事故では『広島の原爆の約600発分もの放射能(セシウム137)がばらまかれたと言われています。』
http://www4.ocn.ne.jp/~hope/tyerunobuirigennpatujiko.htm

楽観論:
(2011.3.28)長崎大学大学院の山下俊一『半減期が30年の「セシウム137」は、体内に入ると筋肉へ行きます。ただし、チェルノブイリの症例を見ても肉腫など筋肉のがんは1例もありません。この点からも、注意しておくべきはヨウ素といえます。』
http://d.hatena.ne.jp/maachang/20110328/1301288420

(2011.4.6)日経メディカル、山下俊一教授『放射性セシウム汚染で疾患は増えない』
『地域住民は現在でも放射性セシウムに汚染されたキノコや野菜を摂取しており、彼らはいまだに500~5万Bqの内部被曝を受けている。にもかかわらず、放射性セシウム汚染地域での追跡調査の結果では、何ら疾患は増えていないという。「放射性セシウムについてわれわれは強い懸念はしていない」と語った。』
http://goo.gl/kd5ZE

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