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放射性物質防護のためのN95、N99及びN100マスクに関する基礎知識

これから放射性物質は長期にわたり広範囲な被ばく原因となります。そのため放射性物質防護用のマスクに関する基礎知識をまとめました。放射性物質の性質や、マスク性能についての内容を知ることができるます。

更新日: 2011年05月17日

nuclearleakさん

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マスクを理解する意味:
放射性物質や、ウイルスから防護する目的でマスクを使用する場合は、マスク規格及び性能をある程度理解しておく必要があります。
そのため、主要なマスクの規格の基礎知識や、放射性物質の特性についてまとめました。

原発から10キロ以上離れた地域でのマスクの重要性:
2011.3.28)中部大学の武田邦彦教授『原発に近いところは、原発からの直接的な放射線を浴びることになりますが、10キロ以上のところは放射性物質の拡散ですから風下に行きます。』
(10キロ以上の場合は風向きに大きく影響受ける)
(原発付近では、マスクを付けても直接的に放射線を浴びてしまうため、深刻な被ばくをしてしまう可能性がある。)
(原発から10キロ以上離れた地域では、放射線による被ばくより、放射性物質を吸い込んだり、食べたりするなどの内部被曝に対処することが大事。そのためマスクによって防げる被ばくの割合が高まる。)
http://takedanet.com/2011/03/372930_7c21.html

N95の基礎知識:
N95とは米国労働安全衛生研究所(NIOSH)が策定したマスクの性能規格のこと
N95の『95』とは、マスクが0.3マイクロメートルの粒子を95%以上取り除ける(捕集できる)性能を持っていることを示す。
N95の『N』は、耐油性が無いこと(Not resistant to oil)を示すが、放射性物質対策としては必要とされていない。
注意点は、『N95とはフィルター自体の性能を示すもので、装着後のマスクと顔との密着性は保証していない』こと。
(フィルターの性能が良くても、顔に密着させずに使ってしまうと、マスクと顔の隙間からウイルスや放射性物質を吸い込んでしまうので注意)
http://bit.ly/eehSNE

N95の認定作業は、米国労働安全衛生局(OSHA:Occupational Safety and Health Administration)担当している。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/otoku-usa/he-mask-m7r.html

N95, N99及びN100の性能比較:
N95は、0.1~0.3μmの微粒子を95%以上除去できる性能。
N99は、0.1~0.3μmの微粒子を99%以上除去できる性能。
N100は、0.1~0.3μmの微粒子を99.97%以上除去できる性能。

マスクの放射性物質防護効果:
『チェルノブイリ原発事故で飛散した放射性ヨウ素は0.3-1.0ミクロンのサイズ』が多く、『核爆発実験の研究報告からは、1~10ミクロンのサイズの放射性物質が多かった』。
そのため、最低でも、0.3マイクロメートル(ミクロン)の粒子を取り除くことができるマスクでないと放射性物質対策にはならない。
幸いN95, N99, N100で性能試験は、『0.1~0.3μmの微粒子』の除去性能を用いるため、この基準がそのまま、放射性物質除去性能にある程度まで当てはめられると想定される。
http://blog.multi-pure.jp/?eid=119888
http://www.granddukes.com/saigai/

(2011.4.6)琉球大学の矢ヶ崎克馬名誉教授は、マスクこの効果に否定的
『琉球大学の名誉教授である矢ヶ崎克馬氏『マスクでは防げないんですよ。放射性物質の粒子は小さいので。都内だと200キロから300キロのゾーンで、一マイクロメートル以下の小さいものが集中して落ちると思います。
N100のマスク(かなり高価)を使っても恐らく捕獲しきれない。普通のマスクもしないよりはマシ程度だが、水を含んだガーゼをいれるようにすれば少しはましかもしれないとも。』』
(個人的にはこの主張には賛成できない、先程の主張を繰り返すとN95でも『0.1~0.3μmの微粒子を95%以上除去できる性能』が検証されており、過去の報告結果からチェルノブイリでは『約0.3-1.0ミクロン』の放射性物質が風に乗って広範囲に広がっている。
そのためN95, N99, N100による放射性物質除去機能は100%ではないにせよ、放射性物質防護に有効だと考えている)
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/9c98824df0ad8a411720bd9b712bae34
http://blog.multi-pure.jp/?eid=119888

放射性物質が水に溶けてしまうのかどうか:
『放射性ヨウ素は、水の中で溶解し難い特徴を持っていますので固形のままで存在し続ける可能性も高いです。』
(固形で存在している可能性が高ければ、浄水器などに備わるフィルターの阻止できる最小の分子量サイズ以上の固形であれば、効果的に除去できる可能性が高い。)
(浄水器では、逆浸透膜フィルターを用いることで、99%以上の放射性物質除去を実現できている、マスクも同様の除去性能を実現できる可能性が高い)
http://blog.multi-pure.jp/?eid=119888

所感:
N95, N99, N100に合格したマスクか、それと同等の規格に合格したマスクを使うことで、ある程
度の放射性物質を防護できる。

関連まとめ:
放射性物質防護用の推奨マスク及びマスクの評価分析まとめ(DS1, N95, N100の評価分析)
http://matome.naver.jp/odai/2130723905346630701

N100規格適合マスク及びそれを取り扱うメーカーまとめ
http://matome.naver.jp/odai/2130296268981900301

放射性物質防護対策に用いられている3M社製のN95マスクまとめ
http://matome.naver.jp/odai/2130387517388959101

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