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ビル・ゲイツ、東芝が開発する次世代小型原子炉(進行波炉)

ビル・ゲイツ、東芝が開発する次世代小型原子炉(進行波炉)

更新日: 2011年04月18日

haarp54さん

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テラパワー(TerraPower)

進行波炉(TWR、Traveling Wave Reactor)と呼ばれる次世代型原子炉の研究開発を行うアメリカ合衆国ワシントン州のテクノロジー企業である。筆頭オーナーはビル・ゲイツ。

主な特徴

1.劣化ウラン(U238)を燃料とすることが可能なので、従来は核燃料を精製する際に廃棄物として捨てられていた副産物を燃料とできる。廃棄物は世界中に大量に貯蔵されているので燃料には困らない。

2.核分裂性物質(U235)が必要なのは点火時のみ。

3.一旦燃料に点火すれば、燃料供給も、使用済み燃料の除去もなしで50~100年(理論上は無限に)動き続けることができる。

4.核燃料の精製施設、再処理施設が不要

5.ウラン濃縮が不要なため核兵器の拡散を防げる

燃料である劣化ウランに点火された後、その反応の波が、60年以上かけてゆっくりと進行する炉であることから、進行波炉と呼ばれている。

加圧水型原子炉(PWR)や沸騰水型原子炉(BWR)との違い

1. 現在の原子炉の燃料は、ウラン235。 ウラン235は自然界に存在するウランのうち0.7%しか存  在しない。 核燃料として使うには、貴重なウラン235を濃縮・再処理しているのが現状。

2. 進行波炉は圧倒的に豊富なウラン238を使用できる。 天然に産出するウランの大部分は、ウラン
238が占めている。 ウラン238は核分裂をほとんど起こさない。

3. 進行波炉はウラン238だけでなく劣化ウラン(使用済みの核燃料)も使用可能。

4. 燃料の燃焼率が高く、一般の原子炉(軽水炉)の約10倍燃える。

5. 同じぐらい発電した場合の廃棄物の量は10分の1で済む計算になる。

6. 燃料の利用効率は現在の軽水炉の50倍以上

7. 欠点として、最初にまとめて燃料を購入することになるので、その利子が高くついてしまう。

8. 欠点以上の、安全性や核不拡散、ウラン資源や、廃棄物の減量の面でのメリットがある。

オバマ政権によるクリーエネルギー政策

一般教書演説でオバマ大統領は、「2035年までに米国の発電量の80%をクリーン・エネルギーで賄う」という目標を明らかにしている。クリーン・エネルギーの枠組みには、従来の再生可能エネルギーだけでなく、天然ガス、クリーン・コール(効率的な石炭火力発電)、そして原子力が明示的に含められた。選挙公約だった「RPS」も、同じくクリーン・エネルギーの利用を義務づける「クリーン・エネルギー・スタンダード(CES)」に差し換えられている。

米中エネルギー協力プログラム

民間22社以上が資金を拠出し、米中共同で中国における多数のクリーンエネルギープロジェクトを推進する。内訳は再生可能エネルギー、スマートグリッド、クリーン輸送、グリーンビル、クリーン石炭、コンバインド暖房・発電、エネルギー効率化。

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