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BABY IN CAR

更新日: 2011年09月26日

almondcrispさん

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BABY IN CAR -私の子どもが乗ってます-

車で走っているとよく見かける"BABY IN CAR"の黄色いステッカー。

「この車には赤ちゃんが乗っているんだから、お前気をつけろよ」

押し付けがましくも感じるこのステッカー。冠詞がないところから、日本人特有の間違い英語"Engrish"の可能性も感じます。

実際のところどうなのでしょうか。

あの「BABY IN CAR」なる、やたら目立つ黄色いステッカー。
「見て見て!ウチには子供いるんだからねっ!子は宝よ!子供は皆で育てましょーねっ!だから車間空けてね!」とでも言いたげな、押し付けがましいステッカー。
ンなステッカー、無くったって分かってるわよ!って(笑)

まずは多くの人がこのように感じるのではないでしょうか。
電車内でなら「子どもがいる」「妊娠している」から席を譲れというのも理解できますが、そもそも車の運転中はいつも神経を尖らせて事故起こさないようにしているわけですから余計なお世話です。

ところがこのステッカーの意味には別の意味があるというのです。

先日 だんなさんと車に乗っていると、Baby In Carの意味知ってる? と言われ

アクシデントに遭遇したときに、子供が乗っているので
優先的に救助してください。探してください。

というなんとも深い意味があったことを知り、とても反省しました。

なんと、このステッカーは後ろを走っている人へのアピールが目的ではなく、レスキュー隊などへの情報提供が目的だったのです!

我々はなんと浅はかだったのでしょうか。

発祥の地はアメリカ、交通事故で大破した車中から運転していた母親だけが助け出され、後部座席の隙間に挟まっていた赤ちゃんはレスキュー隊に気付かれる事も無く手遅れに…その事故がきっかけとなりステッカーが提案されたのが始まりだと言われています。

痛ましい事故もあったものです。助かる命が助からないというほど悔しいことはありません。

ここまで読んで、感動して、なるほど!と思い

今度友達に話そう!と思ってしまった方には残念なお知らせです。すいません。

まず何より、子供を乗せているならチャイルドシートを装着しているはずだから、たとえ救助者が素人でもシートを見た段階で「子供が被害にあったのでは」という発想にすぐ至るはず。

また、そういう状況ではガラスにはヒビが入るか割れてしまっていることが多い。リアガラスが粉々になればステッカーなど役には立たない。本当に子供がいるという情報を保持したいなら、リアガラスではなく車の板金部分にステッカーや塗装を施さなければ意味がないのではないか。

もっともです。ぐうの音も出ません。

英文版WikiPediaなどに検索をかけてみたところ、どうも海外の都市伝説であり、「事故の教訓から開発された」というのは事実無根の話だということが検証されていた。

都市伝説でした。

中国の新幹線事故ではないのですから、日本のレスキュー隊が、乗っている赤ちゃんを見逃すなどありえないのではないでしょうか。

"BABY IN THIS CAR" ?

次に気になるのは英語としてどうか、ということです。日本にあふれる英文はほとんどが間違い勘違いの和製英語ですから、これも間違っているのではと思いたくなります。

半外人「正しくはtheが必要ですよ。外国ではこんな言葉無いような・・」

ほら、やっぱ間違ってる。

いろいろ調べると、BABY IN CARは間違いだそうです。
「エンジンの中に赤ちゃんが住んでます」という類の意味なそうな。

ほら、アリエッティみたいになっちゃってるじゃん。

高らかに勝利宣言を出したくなりますが、欧米人へのコンプレックスを捨てきれないジャパニーズ、次のように言われると顔面ブルーレイです。

日本人(アジア人)は冠詞を気にしすぎる、とニューヨーカーに時たま苦笑されました。冠詞が重要な意味を持つ場合以外はあまりニューヨーカーは冠詞を気にしませんでした。

ショックです。まるで、"間違いではないか"と考えること自体が間違い、と言われたようで、自己存在そのものを否定されたような気分になります。

結局個々の単語で考えても意味がなく、真相は次のとおり。

ということで Baby in car でアメリカのYahooで検索をかけてみたところまったくヒットしません。
アメリカ英語では Baby on board というようです。そんなプレートも売ってました。

ということで、baby in car という言い方自体がなく、baby on board なんだそうです。
そもそもこのステッカー自体、すぐにパロディの対象となりすぐに廃れたようですけどね。

"Mother-In-Law in Trunk" (トランクの中に義母がいるよ) などの例が紹介されている。

その他「EX-WIFE(BOYFRIEND) IN TRUNK」、「BABY I'M BORED」など様々なバリエーションがあるようです。

パロディはともかく、どうしても張りたい場合は、こちらを張らせていただくと英語のお勉強になってよいのではないでしょうか。

出展元のサイトには、「お先にどうぞ」や、「赤ちゃんのせいですか?」などその他のステッカーもたくさんあります。

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