1. まとめトップ

相性は匂いでわかる?HLA(恋愛遺伝子)に関するまとめ

つい最近もテレビで「異性の好みは匂いでわかる!?」という雑学が紹介されていました。その詳細な情報をまとめています。間違いがあったらすみません。

更新日: 2012年01月30日

rinax64さん

  • このまとめをはてなブックマークに追加
80 お気に入り 112627 view
お気に入り追加

野生動物では「体臭」が個体の認識や、好ましい相手を選ぶ際の手がかりになっている。同じように人間にも、人それぞれ匂いの好き嫌いがある。動物より鈍感とはいえ、ヒトは異性の匂いに敏感とされ、だからこそ化粧品にも工夫が凝らされるのであろう。

 さてお好みの相手が匂いで決まるという話、科学的にはどうだろうか。実は免疫応答で問題となるHLA(ヒト主要組織適合抗原)は、ヒトの体臭に少なからぬ影響を与える事が知られている。HLAの型は遺伝子で決まるため、理論的には親から子に「匂い」の一部が受け継がれる事になる。ならば親から受け継いだ遺伝子は、体臭を介し異性の好みに影響するのだろうか?

ヴェーキデント博士による「Tシャツのテスト」

1995年。スイスの動物学者、ヴェーデキント博士が行ある実験を行った。

44人の男性に2日ほど着用し続けてもらったTシャツを、49人の女性に匂いを嗅いでもらって、
その反応を調べるというものだ。

男性たちは実験期間中は、香水や香辛料を多く含む食べ物などの体臭に影響するものは避け、2晩続けて着用したまま就寝してもらった。

女性は月経周期の真ん中にある人だけが被験者として選ばれた。この時期は、女性の嗅覚が通常の100倍ほど鋭くなると言われているためだ。

ヴェーデキント博士は、男性たちの汗を吸ったTシャツをそれぞれ横手に穴をあけた箱に入れ、女性たちにTシャツごとに好みをしめしてもらった。

<結果>

ほとんどの女性が「好みだ」と答えたのは、
それぞれ『自分の遺伝子型と最もかけ離れた遺伝子型をもつ男性』のTシャツだった。

逆に「好みでない」とされたのは
『自分の遺伝子型に近い遺伝子型をもつ男性』のTシャツだった。


女性が男性の匂いに惹かれるか否かは、分泌された遺伝子のフェロモンで判別されていたのだ。

もちろん、この傾向に当てはまらない"例外"もいた。(後述)

<この実験からわかったこと>

・フェロモンと配偶者選択には密接な関係がある

・免疫システム遺伝子とフェロモン生成遺伝子とは結びつきが強く、同じ染色体上にある。

・女性は匂いで本能的に”配偶者として好みの異性”を選択していると考えられる

・より強い免疫システムを持った子孫を残すため、匂いやフェロモンによって自分の持つ免疫システムとかけ離れた異性を判別している。


男性のもつ遺伝子の免疫システムと、女性のもつ遺伝子の免疫システムが異なれば異なるほど「より広い免疫システムの遺伝子を持つ子孫」が生まれる。

[♂の免疫]+[♀の免疫]=[♂と♀の免疫をもつ子供]

女性は、本能的に匂いで「免疫の強い、病気になりにくい子」を作れる配偶者を選択している。

<”例外”の女性たちにみられた、ある共通項>

例外として自分に似た遺伝子タイプをもつ男性に惹かれた女性たちもいた。
しかし、その女性たちにはある共通項があった。全員がピル(経口避妊薬)を服用していたのだ。
ピルに配合される合成ホルモンは女性の体を欺き、排卵を防げて妊娠したと信じ込ませてしまう。妊娠した女性は配偶者は求めないが、本能的に遺伝子コードの似ている男性に惹かれるかもしれない。それはなぜか?ヴェーデキントの考えでは、同種の遺伝子をもつ男性は、女性の家族、保護者、親族など、出産までの支援者に似ているからではないかという。

<HLAは近親相姦が禁止されている理由と関係がある?>

近親交配を繰り返した場合には劣性遺伝子という形で隠蔽されている、
障害をもたらしたり致死性のある遺伝子が顕在化しやすくなる。
そのため、内臓疾患や骨格異常などの先天性異常が発生しやすくなる(近交退化)。
ただし、すべての障害性、致死性の遺伝子が劣性遺伝子というわけではなく、
例えば骨格異常の遺伝子は優性形質であることも多い。
稀少動物の場合、その個体群がある程度以上小さくなると、
必然的に近親交配が起こりやすくなり、個体の生存、あるいは子孫を残すのに
不利な遺伝子が顕在化する。

<HLA遺伝子を実用化した例>

HLA遺伝子をビジネスに活用している企業がスイスにあるそうです。
遺伝子レベルで婚活?なんて近未来的ですね。

【参考サイト】

1





rinax64さん



  • 話題の動画をまとめよう