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公務員なら知っておきたい共済年金の基礎知識まとめ

公務員の年金制度、それが共済年金制度。それはいつから、いくら、どうしたらもらえるか?最低限度知っておきたい共済年金の仕組みについてまとめました。

更新日: 2014年03月29日

tukawataさん

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共済年金とは

共済年金は、厚生年金と同じ役割ですので制度の中身は厚生年金と基本的に同じです。
職種によって厚生年金に加入するか、共済年金に加入するかが変わります。
■会社員 厚生年金
■公務員 共済年金
と考えると間違いありません。

共済年金の種類

共済年金の給付には、組合員が退職したときの「退職共済年金」
組合員が傷病の状態になったときの「障害共済年金」
組合員が死亡したときの「遺族共済年金」があります。

公務員や私立学校に勤務しているような人が加入する共済組合等で、組合員や加入者の資格取得日も厚生年金と同じで、働き始めた日になります。

また、共済組合が実施する事業には年金等を給付する「長期給付事業」
民間の健康保険や労災保険と同様で傷病や休業、災害などに給付する「短気給付事業」
保健所や病院などの運営、資金の貸付などを行う「福祉事業」があります。

共済年金の仕組み

共済年金の加入者は、国民年金の第2号被保険者でもあります。
共済年金のしくみは厚生年金のしくみとほとんど同じで、給付は原則として基礎年金に上乗せして支給されます。

大きく違う点は、給付が国民年金(基礎年金)を1階、共済年金を2階とすると、3階には「職域加算部分」があるところです。
この職域加算は、20年以上共済年金に加入した場合にプラスされ、民間企業の企業年金に当たります。

共済年金の「退職共済年金」の受給資格要件は、厚生年金と同じで65歳以上です。
ただ、共済年金の加入期間が1年以上あると、「特別支給の退職共済年金」が支給されます(昭和36年4月1日生まれまでの人)

共済年金の最大のメリットとは?

厚生年金と共済年金との最大の違いは、「職域加算」です。
これは文字通り年金の上乗せ制度であり、このような制度は厚生年金にはありません。

この職域加算があるので、公務員や私立学校の教職員の方の年金制度は「2階建て」ではなく、「3階建て」だといわれたりします。

単純な話、生年月日と給料、そして勤務年数が全く同じ会社員と公務員の年金額は同じになるはずですが、ちょうど共済年金には職域加算があるため、その分公務員の方が年金が多くなるということになります。

さて、職域加算の額ですが、計算式は

平均標準報酬額×1.154/1,000×加入期間
となります。(スライド等考慮せず。平成15年4月以降の期間)

例えば、平均標準報酬(月収と賞与を含めた収入(月額)の平均値)が40万で、38年間加入したとすると、

400,000円×1.154/1,000×456月=210,500円となります(全て平成15年4月以降の期間として計算)。
約21万円分、年金が多くなる計算となりますね。

共済年金のメリットとデメリット

メリットは
1.障害共済年金、遺族共済年金は、在職中なら保険料納付要件を問いません。
(3分の2、過去1年の未納なしでなくとも良い、もちろん基礎年金部分は出ません。)
2.前述のとおり職域加算があること。
3.原資が残っていれば脱退手当金をもらっていても返還して年金として支給できる。
4.障害、遺族共済年金には公務、非公務で乗率が異なるが、公務の場合の乗率はかなり高く、最低保障額も高い(もちろん同一の支給要件ですと、国家公務員災害補償法、労災と調整あり)
5.遺族共済年金の遺族は遺族厚生年金の遺族より範囲が広い。

デメリットは
1.障害厚生年金は在職中に調整あり。
2.男女同じであるので厚生年金なら、まだこれから60歳になる方でも段階的に定額部分が出るが共済は出ない。
3.在職支給停止の停止額、65歳以上でも28万のパターンが大半で厚生年金の48万にならないことが多い。

共済年金の今後

現在、同じ第二号被保険者の会社員などのサラリーマンと公務員では、年金制度上厚生年金と共済年金という別の組織に別れています。ところが、厚生年金と比べて低い料率で同じ年金額が支給される共済年金は官民格差だと問題視され、平成18年までにはこの二つの年金で支払い料率と年金支給額を同じにする方針が決められていました。
ただ、これまで通り厚生年金と共済年金が別組織として存続し続けると透明性が保てないのと公務員優遇との指摘が強いことで、政府は来年の通常国会で厚生年金と共済年金の運用会計を一本化し共済年金単独での運用を廃止するとの法案を提出する見込みです。

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