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秋元康さんが語るマーケティングと総選挙(Think with google)

2012年5月16日に行われたThink with googleでの秋元康さんの講演内容メモをtwitterに投げ込みました。コンテンツの時代におけるマーケティングの在り方や、総選挙に関するあれこれなど、極めて質の高い講演でした。

更新日: 2012年06月04日

raf00さん

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【秋元康話】こないだのThink with Googleで秋元康がマーケティングとAKBについて語ったことをメモしてあるんだけど、AKBファンなら多分その多くは既に知ってるだろうし、それを偉そうにブログにまとめるのもなんだなぁと思ったので、Twitterに投げ込むよ。

【秋元康話】 秋元「コンテンツの時代と言われている。そのため私のもとにコンテンツをコンテンツをと相談が数多くきているが、メディアがいくら変わろうとも、皿に合わせて料理を作るというのはナンセンス。美味しい料理さえ作れが例え紙皿に置かれても手を伸ばすものだ」

【秋元康話】秋元「逆にどれだけ立派な皿(プラットフォームや表現手段)があっても、料理自体が美味しくなければ誰も手を伸ばさない。新しい皿があるからそれにあった料理を…というのは本当にナンセンス」

【秋元康話】秋元「認知と人気は違う、ということを常々感じる。テレビですごい露出がされても物が売れないというのを実感している。そうしたものは認知されているが人気がない状態と認識している。人気とは何か。『刺さること』だ」

【秋元康話】秋元「人数が少なくとも、ある人にグッと刺さるものが必要。興味を集めさせることが大事で、100人のうち一人にしか刺さらないものを作ること、ある世代だけで大ヒットするものをつくること、それにより話題が他の世代に広がる」

【秋元康話】秋元「大掛かりな宣伝を打つよりも、田舎のレコード屋が書いたライナーノーツのほうが『購入』を呼びかけるためには強い時代だ。選ぶことが難しくなっている時代といえる」

【秋元康話】秋元「そうした時代にあって重要なのはイベントだ。ひとつひとつのアクションをたった一回の体験であると感じさせるようにしている。CDを売ること、ライブやテレビの出演、これらすべてをイベントとして考えている」

【秋元康話】秋元「エンターテイメントの敵は予定調和だ。客が『このあとこうなるのだろうな』は想像するものだが、その予定調和通りに進んだ時に客は何も考えなくなってしまう。脳が停止してしまう。予定調和でないイベントが生じることで顧客の目は止まるものなのだ」

【秋元康話】秋元「グリコの新メンバー登場イベントは予定調和を打破するイベントの一つだった。CMでまず見せて『あれは誰だ?』と慌てさせる。次に「CGではないか?」と疑問を抱かせ、メディアが取り上げ、そして話題になった(ネタバレの)後に、みんなが参加できるキャンペーンを打つ」

【秋元康話】 総選挙について。 秋元「今年も総選挙が始まる。総選挙は元々、アイドルの露出具合に不満を持つファンが『秋元康、お前は見る目がねえなぁ』と言い出すので、ならお前らが選んでみろよと、ファンの不満を解消するためにはじめたイベント」

【秋元康話】秋元「総選挙はバカバカしいイベントだと、誰もそれが真剣な選挙だとは思っていない。一人一票と言いつつ大量投票は可能だし、そもそもメンバーの露出量が均一なわけでもない。しかし、それをわかった上でそのお祭りに乗れる、ということが重要だ」

【秋元康話】秋元「それでも、総選挙が露出量がもの言うものであるということは変わらない。露出が多いメンバーほど票数は伸びる。で、「秋元康めコントロールしやがって!」という不満が出る。じゃあさらに私の手から離しましょう、ということで始めたのがじゃんけん選抜」

【秋元康話】秋元「AKBは高校野球、プロ野球である。我々の世代が野球で『清原、桑田が高校野球に出ていた時から見ていたんだよ』と語るように、総選挙でファンたちは『俺の目に狂いはなかった』『あいつが伸びてくると思ってたんだよ』と語る。大事なのは時間」

【秋元康話】秋元「『みたことがある』というのが今後重要なコンテンツになる。今度卒業する前田敦子は登場時14歳。人気になり、20歳の今、卒業することになる。その彼女を6年間見守ること、舞台に立っているのを見たことがあること。そうした「目撃」というコンテンツ」

【秋元康話】 コンテンツと摩擦について 秋元「コンテンツは奇を衒うことを考えず、摩擦について考えることが重要。たとえばAKBのランキング制はアイドルとして非常に摩擦の多いものだった。様々な反対があった。しかし元々アイドルになった時点で、大きなランキングの中に取り込まれるのだ」

【秋元康話】秋元「そのアイドルランキングを可視化したところで問題は変わらない。またランキングが可視化されたとて、露出量が確定してしまうわけでもない。だから、ランキング制を導入した。摩擦が多いが、それだけにこれは話題となった」

【秋元康話】秋元「ウケるコンテンツになるには摩擦があることが重要。無理があること、反対があること。議論になること。みんなが行ける野原にはイチゴはなっていない。それらは刈り尽くされている。誰もが行くのをためらう崖の上に、イチゴが残っている」

TWGの秋元話で非常に興味深いのは数ポイントあって、一つ「ももクロちゃんはプロレス、AKBは野球」というモデルの違いがあること。高校野球⇒プロ野球の「あいつは伸びると思ってたんだよねー」っていうオールドファンの「目撃」を重視していること。

「コンテンツの時代」というテーマに対して、非常に面白い見解を持っていること。コミュニケーション手段としてのメディアを考えた上で、google+を選択しているが、彼の視点では変化球ではなく直球であること。

以上、Think with Googleの秋元康さんのスピーチがあまりに興味深く、勉強になるので、メモを吐き出してみましたよの巻。

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このまとめへのコメント3

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  • suzannumisakiさん|2012.06.07

    すごくいいです!

  • tshoheiさん|2012.06.03

    いいよ!このまとめ。

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twitterのraf00の人。



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