1. まとめトップ

【学生向け】ポートフォリオ制作の仕方・注意点

主にグラフィックデザイナーを目指す方へ向けて書いています。

更新日: 2014年10月29日

1105 お気に入り 263563 view
お気に入り追加

【学生向け】ポートフォリオ制作の注意点について。

クリエイターは自分の能力をアピールするためにポートフォリオ(作品集)を作ります。
「奇抜な作品集を作って目を引く」や「シンプルに作品を数多く載せる」等。
色々と自分なりの戦略があると思います。
デザインに関してはそれぞれの個性なので、とやかく言うつもりはありません。

しかし、どういったポートフォリオにも共通する制作するときの注意点があります。
自分のポートフォリオを今一度見直してみませんか?

学生のポートフォリオで意外に多いのが「てきとう」です。

実は意外に多い問題点です。

印刷可能範囲を無視してレイアウト
とにかくゴテゴテさせて充実しているように見せる
作品をプリントアウトしてとりあえずクリアファイルにまとめる
時間が無くて急いでまとめた物

ばれないと思いましたか?
1番多いのが「他の就活やバイト、学校の授業とか色々忙しくて作る時間が無かった」
という言い訳です。しっかりとポートフォリオに現れています。
ポートフォリオを見るのはデザインのプロです。プロ相手に「手抜き」は通用しません。
せっかくいい作品があっても「やる気がない」「レベルが低い」と判断されてしまいます。
「まぁこれでいいか」と思いながら作られた
間に合わせのポートフォリオを見たいとは思いません。
作り直してください。

見る人への配慮を忘れていませんか?

「手抜きをするな」とは言いましたが「凝った物を作れ」と言っているわけではありません。
基本的にポートフォリオは指定が無ければどんな形でも大丈夫です。
デザイン関係ならA3やA4のクリアファイル等にまとめた物が一般的です。
中には自ら製本したり、見る人が驚くような何かしらの仕掛けを施した物もあったりします。
自分の個性をポートフォリオで主張することは悪いことではありません。

気をつけておきたいことはポートフォリオを作っているとつい自分目線になりがちです。
見てくれる人は分かってくれるだろうと勝手に思い込み、説明不足になりがちです。
自己満足の作品集と勘違いすると内定には結びつきません。

見る人からしたら短時間であなたのスキルや考え方を知りたいと思っています。
つまり短時間で「自分には何が出来るのか」を伝えるポートフォリオでなくてはなりません。
その場合【中身のセレクト】と【中身のレイアウト】が重要だと考えます。
「見やすさと美しさ、読みやすさ」を意識して
アピールしたい作品をいかにクオリティの高い物に見せるか
何度も何度もレイアウトを検討することが大切です。

作品の説明コメントは意外に読んでいますよ。
曖昧な表現や的外れな表現、誤字脱字に注意したいところです。

自分の持っているスキルは分かりやすく明記しておく。

上で書いたとおり
見る人からしたら短時間であなたのスキルや考え方を知りたいと思っています。
出来ればポートフォリオの中のどこかに自己紹介的なものを明記しておきたいです。
特にデザイン関係では書類選考にポートフォリオで判断している場合が多いので、
ポートフォリオ単独でも「自分の得意なこと」「持っているスキル」等が
相手に伝わる構成を心がけてください。

作品数はデザインの幅を確認出来る程度。

【中身のセレクト】についてですが、ポートフォリオを見るのは短時間です。
多すぎても、どういうデザインが得意なのか伝えることが出来ませんし
少なすぎても、何が出来る人なのか分かりません。
出来るだけ多くの分類を、ちょうど良い塩梅で選んでください。

古すぎる作品は外し、新鮮でレベルが高いと思う作品を選びましょう。
コンテストでの受賞や入選作品は積極的にアピールしてください。
作品数が少ないからと言って自信の無い物を載せる必要はありません。
あとは企業の好みによって作品を入れ替えたり、順番を入れ変えたり
色々と工夫するのも良いと思います。

最初に見るのがポートフォリオのレイアウトです。

作品をドカンと置くだけでは何も伝わりません。
少なくともタイトルとデザインコンセプトぐらいは添えてください。
あとは見る人を思いながら何度も何度も「見やすいレイアウト」を心がけてください。
誰かの見やすいポートフォリオを真似てみるのも良いと思います。
実は身近な雑誌や広告、カタログなどもレイアウトや構成の参考になりますよ。

1ページに1作品にした場合気をつけたいことがあります。
クリアファイル(本のタイプ)にまとめるとすると一度に2ページが目に入ります。
必ず隣り合う作品同士のページを確認してください。
左右のページのタイトルの高さや位置は揃っていますか?
左右のページの作品の位置は揃っていますか?
見たときに数ミリずれているのが1番気になります。
変化を付けるなら「変化したぞ」と訴えるぐらい分かりやすい変化の付け方がいいと思います。

作品のページごとにわざとレイアウト・フォント・配色・背景・飾りを変えるのもありです。
その場合は見開きページとして使う方がいいと思います。
変える場合は分かりやすく「前のページとは違う作品だぞ」と思うくらい変化を付けてください。
とにかく中途半端に変化をつけるのが1番分かりにくく、ミスだと思われます。

ポートフォリオ全体の統一感を気にする人がいますが
作品ごとにレイアウトなどを変えつつポートフォリオ全体に統一感を持たせたい場合
「飾り」に注目してみてください。
全ページに同じ飾りを使うとかガイドに同じ種類のアイコンを使ってみるとかだけでも
全ページに統一感を持たせることが出来ますよ。

フォント・飾り・配色・罫線・背景で気をつけたいこと。

フォント・飾り・配色・罫線・背景を使ってグッと作品を引き立てましょう。
忘れていけないのはページの中で【1番目立たせたいのは作品】です。

【フォントで注意すべき点】
かっこいい系の作品にはかっちりとしたフォントが向いています。
かわいい系の作品には丸っとしたフォントや手書きっぽいフォントが向いています。
タイトルなどは作品の邪魔にならない程度の大きさにしてください。
長い文章の場合読みやすいフォント、大きさを追求してみてください。

【飾り】
作品のイメージに合った飾りをつけてみてもいいかもしれません。
ただ作品の邪魔はしないように。
ちょっとしたガイドとしてアイコンをつけてみるのも分かりやすく見やすくさせる1つの手です。

【配色】
自分のセンスを信じて色を選んでください。
作品に合った配色にするなら作品に使ってある色を使うのが1番手っ取り早いです。
大体3〜5色ぐらいを目安に。それ以上はにぎやかになるか、ごちゃごちゃになるかです。

【罫線】
罫線、太すぎていませんか?
目につく罫線は作品の邪魔になります。
ただの線だと馬鹿にしてはいけません。
線の1本だってバランスを左右させるデザインです。

【背景】
確かに背景を入れると一気に密度が上がりますが…作品の邪魔をしていませんか?
もし背景に画像を入れたい場合は作品が目立つように薄くしてみたり工夫してみてください。
模様を入れる場合も同じです。
目がちかちかするような背景は目立っているわけではなく見にくいだけです。

画像は加工する。

作品の写真などを載せる場合。
そのまま使用している人がほとんどですが、多少加工したほうがいいです。
例えば、色調を調整するとか。写ってしまったゴミを取り除くとか。
雑誌やカタログ、身近な広告物で使用されている画像はすべて何かしらの加工はしてあります。
同じようにポートフォリオにつかう画像も加工をして見栄えをよくしてください。

印刷して確認。

意外にやっていない人が多いです。
パソコンの画面で見た物と印刷して手元から見た物は同じ物でも印象が変わってきます。
案外フォントや飾りが大きすぎたり、想像と色が違ったりすることに気づきます。
ポートフォリオはパソコンの画面で見ません。
実際に印刷したものを見るはずです。
印刷して、まずどこに目が行くか、見やすいか、読みやすいかを確認しましょう。

用紙の種類。

再生紙・マット紙・光沢紙、様々な用紙の種類があります。
同じデータでも用紙が違うだけで印象がかなり変わります。
用紙にこだわってみるとライバルに差をつけるチャンスかも知れませんね。

普段の態度がポートフォリオに現れます。

新卒就活生の「経験が少ない」のは企業側も承知しています。
だからと言って試行錯誤をやめてしまうと、それまでです。
試行錯誤を繰り返しどうしたら自分の作品が魅力的に演出できるか考えましょう。
悩んで悩んで悩んで、作った作品集は、やっぱり見ていて伝わってきます。
本当にデザインが好きな子なんだなとか、こいつここでちょっと手を抜いたなとか、
色々なポートフォリオを見ているので、すぐ分かってしまいます。
気を抜かず、細部にまでこだわって作って欲しいです。

履歴書とポートフォリオについて。

●ポートフォリオの中に履歴書を入れる行為
履歴書には履歴書の渡し方があります。
ポートフォリオに履歴書を一緒に入れないでください。

●一次選考が履歴書の場合
どうしてもポートフォリオを見て欲しいという気持ちは分かりますが
勝手にポートフォリオが同封されていても困ります。
電話などで担当者に送ってもいいかどうか確認してください。

●オリジナルの履歴書について
海外などの履歴書を見るととてもおしゃれな履歴書が出てきます。
同じようにオリジナルの履歴書を作ってくれる人もいますが、
デザイン関係の会社といえど、やはり会社によって受け取り方は様々です。
良いと思ってくれる会社もそうでない会社もありますので
オリジナルの履歴書といわゆる普通の履歴書、どちらも用意したほうがいいかと思います。

夢に向かって就職活動がんばってください。応援しています。

1





xxxx00008xxxxさん

よろしくお願いします(。・_・。)



  • 話題の動画をまとめよう