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紫式部は日本初の腐女子?疑惑の詳細とBL描写の原文まとめてみた

最古の女流長編作家・紫式部、美青年×ショタをしたためた疑惑

更新日: 2014年04月20日

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紫式部とは?

紫式部。
 日本史・古典でおなじみの、平安時代の王朝に生きた女流作家。文学の才能に秀でた家系に生まれた。本人も当時の女性にしてはすこぶる漢文が得意。
 一条天皇の中宮にして、時の人藤原道長の娘である彰子に仕える。


 頭良すぎて職場の仲間に陰口利かれたり、歳の差婚をした挙句相手に先立たれたりと、リアル生活は結構可哀想なエピソードが多いが、「源氏物語」「紫式部日記」などの名作文学を世に送り出し、千年後の高校生を悩ませている。

ネタとしては有名な「紫式部=腐女子」説

この紫式部だが、日本最古の腐女子という説がネット上に流れている。

いっておくが腐女子は平安時代からいたんだぞ!紫式部は腐女子だったんだぞ!と思って調べてみたら「そもそも昔の日本は男色が当たり前だったので、男同士の恋愛に熱狂してても腐ってるといわれなかった。腐女子という概念ができたのは明治以降キリスト教が入ってきて同性愛が禁忌とされたから」らしい

アマテラスは引きこもり、紫式部は腐女子、清少納言はブログ女、紀貫之はネカマ、かぐや姫はツンデレ、
聖武天皇は収集ヲタで正倉院はヲタ部屋、後白河法皇は最新流行の追っかけ、秀吉はコスプレじじぃ、
狂言は第一次お笑いブーム、鎌倉末期は新興宗教ブーム、戦国の茶道は萌え喫茶ブーム
江戸期に入るとエロパロ二次創作がこれでもかってぐらい溢れかえっている。

事の良し悪しは置いといて、日本人は伝統的に変態遺伝子を受け継いでいるのは事実だ。
外国人から指摘されたとしても悪びれる必要はない。堂々と千年変態だと答えればいい。

このように、「紫式部が腐女子であるのは周知の事実」として語られる言説は少なくないが、具体的に紫式部の著作の何がホモォであるのかについてはあまり知られていない。腐文学の歴史を語る上で極めて重要な項目であるにも関わらず、である。
 そこで、「紫式部=腐女子説」の根拠とされる記述を、「源氏物語」の中から紹介したいと思う。

そのまえに: 「源氏物語」とは

出典ameblo.jp

源氏物語とは、全54帖に及ぶ長編小説。
 どのくらい長編かと言うと、「写本・版本により多少の違いはあるものの、おおむね100万文字・22万文節、400字詰め原稿用紙で約2400枚に及ぶおよそ500名余りの人物が登場し70年余りの出来事が描かれた長編で、800首弱の和歌を含む」(引用:Wikipedia)ほど。

 上記の長い物語全編を通して、光源氏という男が美貌と身分と芸才を強みにマザコンロリコンズッコンバッコンなんでもありの奔放な恋愛遍歴を繰り広げる話。「光源氏計画(若紫計画)」などの語源となっている。光源氏が死んだ後は薫とかいうのが主人公だが、地味。

疑惑の章 第二帖「帚木」、第三帖「空蝉」

全54帖の源氏物語において、ホモォシーンが登場するのは第2帖「帚木」、そして第3帖「空蝉」である。
 源氏物語全編を通してはNLでやりたい放題が展開するのだが、噂のホモォは物語の最初の方で唐突に登場しているのだ。第1帖で展開される、亡き母・桐壺に瓜二つの藤壺に心惹かれるという、後の壮大なるマザコンストーリーの布石となるエピソードにばかり注目が集まるためか、その直後のホモォはあまり関心が向けられていないと言わざるを得ない。

「帚木」、「空蝉」において、光源氏は17歳。相手は「小君(こぎみ)」と言う名のショタです。

なお、原文は下のリンクから、

    GENJI-MONOGATARI
    http://www.sainet.or.jp/~eshibuya/

現代語訳は下のリンクから引用しています。

    トップ:『源氏物語』ウェブ書き下ろし劇場:台本:演劇の世界:N・A・C広島
    http://www.nac-hiroshima.jp/drama/daihon/genji/index.html

▽登場人物

●が男性、○が女性です。



●いうまでもなく光源氏

○空蝉…このパートにおけるヒロイン。父の死後、嫌々ながら伊予介というエロジジイの後妻となる。歳の差婚。つまり、人妻。光源氏はこの人との仲を取り持ってもらうために小君を利用する。
●小君…空蝉の弟。疑惑のショタ。伊予介に嫁いだ姉と共に、伊予介に引き取られている。

●伊予介…空蝉の夫。先妻に先立たれ、娘ほどの歳の差もある空蝉と結婚。
●紀伊守…伊予介の前妻の子。自分にとっては継母にあたる空蝉は、父にはもったいないなーとか思ってる。
    ___
   |  |
  小君  空蝉 ==== 伊予介
                |
               紀伊守

☆みどころ

光源氏は、「空蝉」という不憫な境遇ながらなかなかの美人がいると知り、ヤりたいなーと考える。
 その弟の「小君」を手懐けて恋のキューピッド役を頼むのだが、(そして一度は空蝉とベッドイン成功)小君との接し方がいろいろと腐臭漂っているのである。

☆光源氏は親のように小君の世話をするが、どういうわけか隣に寝かせている。
☆「お姉さんはともかく、君は私を捨てないでおくれ」とか言う。
☆謎のスキンシップシーンがある。(ホモォ解釈をする上で最も有名なシーン)
☆なかなかお姉さんとの逢瀬を実現してくれない小君に対して、「君は私に対する思いが足りないんだね?」「君は可愛いけど、彼女の身内だと思うと可愛いと思ってもいられなくなりそうだよ」などの鬼畜な心理戦術を行使。

「帚木」

▽ショタ発見

光源氏、紀伊守の邸でわらわらしている子供たちの中に、品のいい少年発見。

主人の子ども、をかしげにてあり。童なる、殿上のほどに御覧じ馴れたるもあり。伊予介の子もあり。あまたある中に、いとけはひあてはかにて、十二、三ばかりなるもあり。
「いづれかいづれ」など問ひたまふに、
 「これは、故衛門督の末の子にて、いとかなしくしはべりけるを、幼きほどに後れはべりて、姉なる人のよすがに、かくてはべるなり。才などもつきはべりぬべく、けしうははべらぬを、殿上なども思ひたまへかけながら、すがすがしうはえ交じらひはべらざめる」と申す。

紀伊守の子どもたちは可愛らしい。子どもの中には、殿上あたりで見かけた子もいる、伊予介の(先妻の)子もいる。大勢いる中で、とても上品な感じの、十二、三歳ぐらいの子もいる。
(その子に源氏の君は興味を持たれて)
「誰の子だ?」
と尋ねられるので、(紀伊守は)
「この子は亡くなった衛門督(えもんのかみ)の末っ子で、(衛門督が)とても可愛がっていましたのに、幼い時に父親に先立たれ、(この子の)姉が縁でここにいるのです。学問などもできる子で、見込みがないわけでもなく、殿上童にでもと望んでいますが、(縁故や資力もないので)すんなりとはいきません」
と答える。

「あはれのことや。この姉君や、まうとの後の親」
 「さなむはべる」と申すに、
 「似げなき親をも、まうけたりけるかな。主上にも聞こし召しおきて、『宮仕へに出だし立てむと漏らし奏せし、いかになりにけむ』と、いつぞやのたまはせし。世こそ定めなきものなれ」

「かわいそうに。(すると)この子の姉が、おまえの継母なのか」、
「そうです」
 と答えると、(源氏の君は)
「似合わない(若い)親を持ったものだな。上(帝)も聞かれていて『(衛門督が娘を)宮仕えに出したいと漏らしていたが、どうなったのか』といつかおっしゃっていた。男女の仲はわからないものだな」

この子の姉が紀伊守の継母…つまり、この子は空蝉の弟なのだと光源氏は知る。


この後、光源氏は空蝉の寝所に忍び込んで和姦しちゃう。また逢ってほしいんだけども空蝉に拒まれてしまう。そこで、空蝉の弟に接近。(ストーカーの発想)

▽ショタ抱え込み作戦始動・あっさり成功

このほどは大殿にのみおはします。なほいとかき絶えて、思ふらむことのいとほしく御心にかかりて、苦しく思しわびて、紀伊守を召したり。
 「かの、ありし中納言の子は、得させてむや。らうたげに見えしを。身近く使ふ人にせむ。主上にも我奉らむ」とのたまへば、
 「いとかしこき仰せ言にはべるなり。姉なる人にのたまひみむ」

(源氏の君は)この頃は左大臣家にばかりいらっしゃる。やはり、(あれ以来)途絶えて、(女が)どんなに思ってるかと愛おしくなって、思い悩んだあげく、紀伊守を呼ばれた。
「あの、いつかの中納言(衛門督)の子を(わたしに)任せないか。可愛かったから、そばで使ってみたい。上(帝)にも話してわたしが世話して殿上(童に)させよう」
 と言われると、
「それはありがたいお言葉です。姉に伝えましょう」

翻訳すると、
「あのショタを私の側仕えによこしてはくれないか。俺ってば身分高いから、あの子が宮廷仕えできるよう取り計らってあげるよぉ?」
「なんとありがたや」

さて、五六日ありて、この子率て参れり。こまやかにをかしとはなけれど、なまめきたるさまして、あて人と見えたり。召し入れて、いとなつかしく語らひたまふ。童心地に、いとめでたくうれしと思ふ。いもうとの君のことも詳しく問ひたまふ。さるべきことは答へ聞こえなどして、恥づかしげにしづまりたれば、うち出でにくし。されど、いとよく言ひ知らせたまふ。

さて、五、六日たって(紀伊守が)男の子を連れてきた。小柄で 美しいというほどではないが、若々しい色気があって上品な子に見えた。(源氏の君は)そばに呼ばれて、とても親しく話し合われる。(男の子も)子供心に(源氏の君が)立派な方なのでうれしく思っている。(源氏の君は)姉のことも詳しく聞かれる。聞いたことは答えるが、(源氏の君が)照れてしまうほど落ち着いているので、(用件を)言い出しにくい。それでも(姉とのことを)とてもうまく話して聞かせられる。

▽ショタをこきつかいながらちょいちょいいじめる

君、召し寄せて、
 「昨日待ち暮らししを。なほあひ思ふまじきなめり」
 と怨じたまへば、顔うち赤めてゐたり。
 「いづら」とのたまふに、しかしかと申すに、
 「言ふかひなのことや。あさまし」とて、またも賜へり。

源氏の君は、(小君を)呼ばれて、
「きのうは一日中待ってたのに。おまえはそれほどでもないんだな」
 と恨まれると、(小君は)顔を赤らめている。
「どうだった?」
 と聞かれ、事の次第を言うと、(源氏の君は)
「頼みがいがないな。あきれるよ」
 と言って、また手紙を渡される。

▽かと思いきや甘やかす

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いつの日か国内最大級の腐向けポータルサイト「野腐ぅぅぅ!Japan」を設立するのが夢ですね
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