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【閲覧注意】ブラックジャック訳あり未収録作品

ブラックジャックの単行本未収録作品を集めました。そのあらすじと未収録理由を追っていきます。グロテスクな症例が多いため、閲覧はお気を付けください。

更新日: 2015年05月14日

dreamgoonさん

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※注意

・引用画像にはショックを受けるような画像もあります(写真はありません、すべてイラストです)。閲覧の際はお気を付けください。
・一部の表現で、現在ではタブーあるいは不適切とされている表現を用いております。これは原作の意図を尊重してあえて用いていることをあらかじめご了承ください。
・多くの場合、あらすじは結末にまで言及していますので、ネタバレが嫌な方はご注意ください。
・内容はグロテスクな症例を取り扱っているものが多いです。苦手な方は閲覧をお控えください。

◆未収録作品とは?

「ブラック・ジャック」は秋田書店のチャンピオンコミックスの他に講談社の『手塚治虫漫画全集』、『愛蔵版』、『秋田文庫』などにも収録されている。しかし、時代と共に差別用語に引っ掛かりクレームが出されたり、後に医療の進歩により病気の現状とコミックスの内容が合わなくなったり、そういった物語は自主規制でカットされている。

チャンピオンコミックスも新装版が出ているが、旧版のみの収録となっている作品もある。今回は入手困難な未収録ストーリーを紹介する。

『血がとまらない』(1974/05/13号)

オリジナルの少年チャンピオンコミックスにしか収録されていない。新装版未収録。

少年チャンピオンコミックス 3巻

『血がとまらない』あらすじ

上京してきて上野で出会い、恋に落ちた若い二人。しかしその少女は、血友病にかかっていたのだ。ブラック・ジャックにすがる少年。しかしいくらブラック・ジャックでも、遺伝病はなおせない。ならば嘘の手術をして、彼女に「治った」と思い込ませてやってくれ、と、少年は頼み込む。血友病は遺伝するが、女性には症状は現われない、だから彼女自身は安全だろうと、ブラック・ジャック。
 少年の血液を検査したブラック・ジャックは、驚く。彼を帰らせたあと、少年の実家の母親に電話する。そして少年が悪性貧血で、もういくらも持たないことを、少年自身が知っていることを聞いたのだった。少年は今、恋をしている、と、ブラックジャックは母親に告げる。
 翌日、偽りの手術を少女に施し、嘘で安心させるブラック・ジャック。その手術中に、少年は待合室で倒れる。後日、退院した少女に、少年からの別れの手紙を渡したブラック・ジャックは、彼が死んだことを知らせるのだった。

『血がとまらない』未収録理由

出血するとなかなか血がとまらないという、遺伝病である血友病を扱っているからだと思われる。
未確認だが、血友病は偏見が強く、血友病に関した団体から抗議が来たといううわさもある。

『指』(1974/06/24号)

収録された書籍は1つもなくオリジナル版は現在では入手困難。真の封印作品ともいえるが、227話「刻印」に描き直されている。
「刻印」は問題部分はカットされていて、普通に入手可能。

※手塚プロダクションの意向により、今後も単行本収録の予定はなし。

『指』あらすじ

ロックに呼び出されたブラック・ジャック。今や暗黒街の顔役でありインターポールから追われる身であるロックは、ブラック・ジャックの旧友であった。彼は多指症の患者であり、指が6本あったのだが(緑郎という名の由来である)、医者になったばかりのブラック・ジャックに、6本目の指を切ってもらっていたのだ。
今度は指紋を変えてくれと言う。理由は言わずもがなであろう。指紋だけを変えるのは無理であり、指ごと取り替えることになる。ロックと部下の、指のすげ替え手術を施して帰るブラック・ジャックの車は、爆発する。ロックの指示である。ロックはさらに、指をすげ替えた部下ごとアジトを焼き捨て、証拠を隠滅する。
 後日、警察に捕まったロック。容疑は数えきれぬほどだが、顔も声も指紋すらも変えてしまったロックを、警部は追求しきれない。学生時代のロックの顔写真と指紋は入手ずみであり、それは犯人のものと一致しているのだ。しかし、捕えたロックは、顔も指紋も違う。学生時代のロックは6本指だったということも判っているのだが、目の前のロックは、5本指である。そこに、爆殺したはずのブラック・ジャックから、ロックの6本目の指の、アルコール漬け標本が届けられた。レントゲン撮影でその指がロックの手の骨格に一致し、従って、ここにいるロックは、6本指を持っていた男だと断定された。かくしてロックは破滅する。

『指』未収録理由

ブラック・ジャックの友達だった間久部緑郎が、6本指の畸形だったためバケモノ扱いされ、のけものにされていた。
ブラックジャックのセリフ「私も君も みじめだったなぁ、私は身体障害者、君は不具者だったんだ」 など、収録に問題がある要素が色々あった模様。

『しずむ女』( 1974/08/19号 )

オリジナルの少年チャンピオンコミックスにしか収録されていない。

少年チャンピオンコミックス 4巻

『しずむ女』あらすじ

公害病テーマ。工場廃液が海で毒を発生し、それに冒された海産物を食べると、膝の関節が冒されて歩けなくなり、ヨードやX線で治すが、症状が酷い場合には手術で関節を切る、という、晦日市病。
 ヨーコという精薄の少女が、この病気に冒されていた。素潜りをして魚を取るのが上手な子だった。精薄であるが故に保証金も騙されてもらえなかった彼女を見るに見かねて、ブラック・ジャックが手術をし、役所に彼女の治療費をかけあう。晦日市病は膝だけではなく、脳症状も起こすことがわかったから、その分の治療費も払うべきだ、と。救済委員は、ヨーコは生まれつきの白痴だと、突っぱねる。ある日ヨーコは、大好きなブラック・ジャックに、魚を取ってきてあげる、と、まだ治りきっていない膝で海に行ってしまう。溺れ死ぬヨーコ。

『しずむ女』未収録理由

公害を扱っているからと考えられなくもないが、おそらく障害者に対する扱いが原因だろう。
かなり差別的なセリフが多い。

『2人のジャン』(1974/08/26号)

オリジナルの少年チャンピオンコミックス、DX版、全集に収録。

少年チャンピオンコミックス 4巻
少年チャンピオンコミックス DX版 13巻
手塚治虫マンガ全集 13巻

『2人のジャン』あらすじ

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