1815年設立。経営権が何度か移動したが、現在の体制が出来上がったのは、女性初の蒸留所所長であったベッシー・ウイリアムソン女史が指揮を執った1960~70年の頃である。一部の例外を除き、熟成にはバーボン樽(バーボンウイスキーを熟成させた後の空き樽)のみを使用する伝統がある。親会社はフォーチュン・ブランズ社(バーボンのジン・ビームで有名)。日本の販売元はサントリーなので、日本での流通量も多い。

個性豊かなアイラの中でも、飛びぬけて独特かつ強烈なフレーバーを持つウイスキーであり、味を形容する語句として「薬品(正露丸?)」「硫黄」「ヨード」「消毒液」など様々に言われ、アイラモルトが好きな人でも苦手な人がいる半面、このモルトにはまって戻れない人もいる。

ラフロイグはチャールズ皇太子御用達のウイスキーで、ラベル上部の真ん中にそれを証明する「プリンス・オブ・ウェールズ」のマークが描かれているのは有名である。ただしチャールズ皇太子が実際に愛飲しているのはこの10年物ではなく15年物と言われる。もちろん15年物のボトルにも「プリンス・オブ・ウェールズ」のマークが同じく描かれているが、マークは表ラベルではなく裏ラベルに描かれており、それはチャールズ皇太子の謙遜の念ではないか、という話もある。

バーで飲めるのは、この10年物以外にボトラーズ物がメインとなる。上記の15年物は生産終了のようで、現在コレクターアイテム化しつつあり、気軽な値段で飲めるのはここ1~2年のうちかもしれない。

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アイラ島のシングルモルトウイスキー(スコッチウイスキー)

アイラ島はスコットランドの西南にある「ウイスキーの聖地」とも呼ばれている島です。個性豊かで世界的にも人気のある、島内のシングルモルトウイスキー蒸留所を紹介します。同じ蒸留所でも種類によって味や香りの違うボトルもありますので一概には言えませんが、星の数(★)でざっくりとクセの有り無しをつけてみました。

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