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日本海軍の潜水艦部隊を第二次大戦中のアメリカ太平洋艦隊司令長官ニミッツ元帥は、「勇敢でよく訓練されていたが、一つの偏向した方針と近視眼的な最統帥部によって徹底的に無益に消耗され、また実力の発揮を妨げられた」と酷評している。

第二次世界大戦で潜水艦と言えば,真っ先にUボートが思いつく。日本海軍も潜水艦を有していたが,影が薄い。珍兵器として伊400型が有名なくらいでないだろうか?
 しかし,この伊400型は,現在の原子力潜水艦の運用思想を先取りした性能を有する高性能潜水艦である。戦後,アメリカ軍に接収され,徹底的に性能を調べられた後,ソ連への機密漏洩をおそれて処分されたという。

性能

イ号潜水艦「イ400」の全長は122mで、Uボートの約2倍。艦の体積をあらわす排水量は6560トンで、Uボートの約8倍。体積は、長さの3乗に比例するので納得。メインのディーゼルエンジンは4基で7700馬力、Uボートの2.8倍もある。

伊400型の安全潜航深度は100メートルで、約50秒で潜航が出来るるという大型艦ではかなりの急速である。燃料も重油1667トンを積め、16ノットで31000海里の後続力があったために、一度も燃料を補給せずに地球を一周することも可能という驚異の潜水艦であった。

1944年12月に竣工したイ号潜水艦「イ400型」も、日本ならでは潜水艦である。「特潜型」ともよばれたこの潜水艦は、3機の航空機を艦載していた。地球上で唯一の「潜水空母」である。艦載された攻撃機「晴嵐」は、翼が折り畳み式で、場所をとらなかった。とは言っても、航空機3機分のスペースが必要になる。そのため、イ400型は全長122mもあった。駆逐艦なみのサイズである。写真を見ると、異様にデカイ。

日本の潜水艦の運用思想は,艦隊決戦の支援兵器として発展した。帝国海軍で,潜水艦に期待されたのは,艦隊に先行して,戦場・敵の状況を偵察し,艦大戦の直前に敵艦隊をかく乱するものであった。そのため,海戦の主役が航空機に移り,帝国海軍の潜水艦は活躍の場を失ったのである。

また,帝国海軍は,戦争の帰趨が艦隊決戦によって短期的にきまると,日本海戦の勝利の幻想を引きずっていた。しかし,第一次大戦以降の大国同士の戦争は,総力戦となり,敵国の輸送線を分断し,国力を消耗させる戦争となり,一度の艦隊決戦で,戦争の帰趨が決まるものではなくなっていた。

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