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暮らしているだけで健康被害!?中国の大気汚染はここまで酷くなっている!

航空便のキャンセルは日常茶飯事で、肺がんの発生率は60%近く上昇するなど、北京の大気汚染は深刻さを増しています。経済的損失は890億円になるとの試算も。生命を脅かすほどにまで危険水域にあるこの空気汚染の原因とは?

更新日: 2016年04月30日

egawomsieteさん

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■中国の地下水に深刻な汚染 調査対象の8割が飲用不可

中国政府の調査によると、中国の地下水の80%以上が深刻な汚染のために飲めない状態であることが分かったが、国民の7割が地下水を飲用水として利用しているとの実態が明らかになった。

 折しも、中国中部の江蘇省常州市の中高一貫校、常州外国語学校の生徒522人に、校舎が建設されている元工場の汚染が原因とみられる皮膚炎や血液異常などの症状が広がっている。北京紙「新京報」など中国メディアが報じた。

 中国水利省がさきごろ公表した「地下水動態月報」によると、同省は昨年、東北部の松遼平原や内陸部の江漢平原などの2103カ所の井戸の水質を調査したところ、これらの井戸の8割以上の地下水が飲用不可能なほど激しく汚染されていることが判明した。

これらの地下水に含まれる主な汚染物質は毒性が高いトリアゾールで、一部の地域では重金属や有毒有機物も検出されたという。2103カ所の井戸のうち、691カ所から水質評価5段階中の第4段階である「工業や農業用」で、ほぼ半数の994の井戸は「飲用できない」の第5段階の水質評価だった。このため、調査対象となった井戸の8割の水が飲めないとの結果になった。

 しかし、国土資源省の調査では、中国の国民の7割が地下水を飲んでいることが分かっており、多くの住民の健康に被害が出ていることが予想される。それを裏付けるように、中国では毎年、環境汚染が原因で、350万人ががんに罹患、250万人が死亡しているという。

 中国では最近、江蘇省常州市の常州外国語学校で、病院で診断を受けた生徒641人のうち522人に皮膚炎や白血球減少など白血病のような血液の異常が見つかった。この学校では昨年9月の新校舎移転後、北側校舎を中心に吐き気やめまいなどを訴える生徒が続出していた。

報道によると、北側校舎の約100メートル北側では2010年ごろまで3つの化学工場が稼働していた。この工場の元従業員は農薬を製造していたが、未処理の排水を付近の川に流したり、廃棄物を地下に埋めたりすることがあったと証言。

 環境影響報告書で工場跡地の地下水や土壌に含まれるクロロベンゼンの濃度が基準のそれぞれ9万4800倍と7万8900倍と、業者が不法に地中に埋めるなどした有毒物質による土壌や地下水の汚染が影響している可能性が強いという。

 このため、今年1月には保護者らが土壌は水質の調査を求めたほか、校舎の移転を求めて校門前などで抗議し、武装警察が出動する騒ぎになった。

 市当局は3月上旬、学校敷地で土壌や水質の検査を実施して問題ないと説明しているが、事態を重く見た環境保護省と江蘇省が3月中旬、合同チームを発足させ調査を始めている。

■地球温暖化の理由の「10分の1」は中国によるもの

『ネイチャー』で発表されたある研究において、李本綱の率いる中国の北京大学の科学者チームは、世界で初めて、地球温暖化における中国がどれだけ関与しているかを算定した。

特に、論文に付された論説においてドミニク・スプラクレンが明らかにしているように、この研究からは、「中国における化石燃料の使用による二酸化炭素の排出が、この数十年で劇的に増加した」こと、しかしまた、その間に「この国が地球規模の気候変化にどれだけ影響を与えたかについては、驚くべきことに一定のままだった」こと、そしてそれが[全体の]約10パーセントであることが判明した。

この事象について(推定される)理由を説明するためには、少し歴史を遡る必要がある。科学者たちは、生物地球化学的・気候学的モデルを用いて、地球のいわゆる放射強制力への中国の寄与を評価した。これは、気候システムのエネルギーバランス(すなわち、地球の大気システムの中に入るエネルギーから、同システムから出て行くエネルギーを引いたもの)の大きさのことだ。

惑星を熱する効果のある正の放射強制力は、温室効果ガスの濃度の変化により引き起こされる可能性がある。これまでも、中国の急速な工業化が間違いなく気候変化にインパクトを与えたことは知られていた。しかし、定量的にその大きさを確定させること、そしてとりわけ、さまざまな汚染物質の寄与を見分けることは非常に困難だった。

李本綱のチームは、このモデルによって、2010年のみのものに加え、1750年(つまり産業化以前の時代)から2010年までに含まれる期間における、地球の放射強制力に対する中国の寄与を定量化することに成功した。

発見したのは、化石燃料の利用に由来する二酸化炭素排出は、地球温暖化に最も大きく寄与した現象だが、メタンガスや黒色炭素エアロゾルも責任の一部を担っており、全体の10パーセントに達するということだ。しかし、驚くべきことに、正味の寄与は、多かれ少なかれ常に同じだったということもわかった。

科学者たちによると、それは、大気中の硫酸塩の冷却効果によるものかもしれない。硫酸塩は地球温暖化の効果を覆い隠すことで知られており、事実、その大気冷却への寄与は、産

■大気汚染の悪化、騒音問題…上海では花火も爆竹も“ご法度” 「見たら聞いたら110番」

22日は今年の春節(旧正月)から初めて満月を迎える旧暦で1月15日の「元宵節」。日本は「小正月」と呼び、新暦でもこの日までが松の内の地域がある。

 中国で元宵節は新年行事のフィナーレを飾る日として、邪気払いとなる花火や爆竹が欠かせない存在だった。だが、大気汚染の悪化や騒音問題で上海では今年から春節以来、条例で花火も爆竹も“ご法度”だ。

 元宵節の前日が一番アヤシイとにらんだのか、上海の住宅街では21日、警官に加え地元ボランティアら計30万人が監視の目を光らせて、「花火や爆竹を見たら聞いたら110番」と、通報まで呼びかけている。

これほど静かで空気も澄んだ中で元宵節を迎えるのは初めて。寂しさも感じるが、思えば日本の小正月も季節感を失って久しい。かつて「元服の儀」を小正月に行ったことを由来として、新暦1月15日を「成人の日」の祝日にした。ただ、ハッピーマンデー制度導入で、平成12年から成人の日の祝日が1月の第2月曜日となり、小正月との関わりは薄れてしまった。

 小正月そのものを知らない日本の若者も多いが、中国でも元宵節が忘れ去られる日が来るのだろうか。元宵節が過ぎれば暖かい日が増えて「春」はすぐそこに。お月さまの動きが基準の旧暦の季節感は忘れずにいたい。

■春節で中国PM2・5濃度上昇 日本に到達か 花火や爆竹で大気汚染が深刻化

8日に春節(旧正月)を迎えた中国で、花火や爆竹の影響とみられる大気汚染が深刻化し、汚染物質を含んだ微小粒子状物質(PM2・5)が日本に到達した可能性が高いことが9日、山形大と東北大の研究チームの調査で分かった。

同チームが入手した米航空宇宙局(NASA)の人工衛星画像と測定値を調べたところ、中国各地で8日未明からPM2・5濃度が上昇。北京の米大使館の観測では環境基準値の17倍を超えた。8日の衛星写真から中国大陸に滞留した大気汚染物質が西日本に流れていることがうかがえる。9日朝に九州の一部ではPM2・5濃度が上がった。

 山形大の柳沢文孝教授は「春節でPM2・5の要因となる工場などの排ガスが少ないにもかかわらず濃度が急上昇した。風が弱くPM2・5がたまりやすい気象条件もあったのではないか」と指摘している。

■北京市、今年を「集中取り締まり強化年間」と宣言

中国北京市の王安順市長は22日、微小粒子状物質「PM2・5」などによる深刻な大気汚染対策として、今年を「大気汚染の取り締まり強化年間」として、環境汚染に対する違法行為を集中的に取り締まると宣言した。北京市人民代表大会(議会)で同日、明らかにした。

 北京は2022年の冬季五輪開催が決定。大気汚染について、王氏はかつて17年までに大幅に改善すると明言したが、昨年12月には最悪レベルの警報を発令するなど危機的な状況が続いている。

 王氏はこの日、クリーンエネルギーを使ったバスや清掃車両などの台数を増やすほか、今年中に北京郊外の400地区で、石炭燃料の暖房を、クリーンエネルギーを使ったものに切り替える計画なども表明した。

■子供たちを容赦なく襲う、中国大気汚染の悲劇

中国各地で深刻化する大気汚染だが、なかでも懸念されているのが抵抗力の弱い子供への健康被害だ。

北京市在住のメーカー勤務・内田義隆さん(仮名・45歳)は話す。

「今、子連れ客が殺到しているのが小児科病院とショッピングモールです。鼻や喉をやられた子供たちが小児科に殺到し、周辺道路は駐車場の空きを待つ車で渋滞が巻き起こっている。ショッピングモールのキッズスペースは、大気汚染から逃れて子供が遊ぶことができる、シェルターと化している」

 ’14年に南カリフォルニア大学の研究チームが、中国で増加する早産が、大気汚染に関連しているとする調査結果を発表したが、最近では、妊娠を控える者さえ出始めている状況だという。

インド紙『タイムズ・オブ・インディア』(12月8日付)は、中国で大気汚染が深刻化しはじめた11月末からの1週間、中国ECサイトでコンドームの売り上げの伸び率が、マスクや空気清浄機のそれを上回ったと報じた。この報道に関し、北京市在住の主婦・大西靖子さん(仮名・38歳)は話す。

「『大気汚染で外出できないから家でセックスするカップルが増えた』と面白おかしく報じられていますが、実際はもっと深刻。『こんな状況で子供なんか育てられない』と、避妊を選ぶ夫婦が増えたことが原因なんです」

 一方、子供を持つ中流層以上の世帯を中心に、綺麗な空気を求めて移住する動きが活発化しているという。中国人ジャーナリストの周来友氏はこう証言する。

「多くの富裕層が、リゾート地・海南島に一時避難している。移住できない北京市民は、比較的空気の綺麗な郊外の通州区に引っ越す人が増えている。大気汚染の悪化を受け、将来的には首都機能の一部が同区に移転されるという話もあり、周辺の不動産相場が上昇しています。さらに、同じマンションでは、上階に行くほど大気中の汚染物質濃度が低いとされているため、10階以下の部屋の空室が目立っています」

 中国の子供たちを蝕むのは大気汚染だけではない。広東省仏山市で貿易業を営む林田岳男さん(仮名・50歳)は言う。

「昨年、近所の子供たち数人が、次々に体調不良を訴えた。その後、親たちが調べた結果、遊んでいた公園の遊具から高濃度の鉛が検出され、体調不良の原因が鉛中毒であることがわかったそうです」

11月には、深セン市の幼稚園で園児ら86人が一斉に体調を崩す事件が発生。お昼寝部屋の床が腐食し、ゴキブリやウジ虫などの巣窟となっていたことが原因だった。また、中国各地の小中学校では、陸上トラックに使用される化学物質が原因で、子供たちが鼻血や目眩、発疹などを発症する「毒トラック事件」も頻発しており、子を持つ親は気が休めない状態だ(『人民網』12月1日付ほか)。

「近所の主婦から最近、『せめて子供だけでも日本に移住させたい。不動産を購入したらビザが下りるのか』と相談を受けるようになりましたね。綺麗な空気と水を求めて、日本を目指す中国人も増えるでしょう」(前出の大西さん)

 一人っ子政策を廃止した中国だが、安心して子育てができる保障のない限り、当局の目論む「官製ベビーブーム」は失敗に終わることだろう。

■大気汚染で激変!中国人の日常生活、何が変わった?

2016年1月6日、中国のウェブサイトに集まった中国人のコメントから、大気汚染による生活の変化が垣間見える。

中国で近年深刻になっている大気汚染の影響で、中国人の生活が変化したと伝えられている。では、具体的にどのように変化したのだろうか。中国のウェブサイト・Q Dailyには、ネットユーザーに対して「あなたの生活はスモッグによってどのように変わりましたか?」と問いかけるコーナーが登場。寄せられたコメントからは、メディアでは伝えられない中国人の生の声が見えてくる。

まずは、時間に関して、「空が明るくならなくて起きられないから、毎日遅刻するようになった」「生まれて3カ月の子どもは、完全に昼夜が逆転している。朝だか夜だかわからないから」といったコメントが見られた。確かに朝も午後も一日中、薄暗いスモッグに包まれていると、時間の感覚がなくなってしまいそうだ。

次に、ファッションに関するコメントでは、「マスクをするので、髪型は毎日ポニーテールになった」「いつもマスクをしているから、口紅の塗り方を忘れちゃった!」「洗いやすい服を着るようになった」「マスクをするとメガネがくもるので、コンタクトレンズを使うようになった」などがある。化粧やファッションを楽しむ女性には、特に影響が出ているようだ。

さらには、「職場を深セン(南方の都市)に変えた」「海外に引っ越した」「仕事を探すのに、職場に空気清浄機があるかどうかが基準になった」など、仕事や住居にも影響を与えているようだ。

また、「ホラー映画を撮影するのに特効(特殊効果)が必要なくなった」「(スモッグが)北京で最も有名なお土産になった」「何もない広場でかくれんぼができる」「空気清浄機がないおれの家には誰も遊びに来なくなった」など、思わず笑ってしまいそうになるコメントも散見される。

学生と見られるユーザーからは、「体育の授業がなくなってうれしい」「オタクが増えた。彼氏や彼女がいない人にとっては、出会いの機会がものすごく減った」といったコメントも寄せられている。

中国の大気汚染は健康以外にも、中国人の日常生活にさまざまな影響を与えているようだ。

■北京は元日も重度の大気汚染 ネット上で嘆き「来年も大気汚染と離れられないのか…」

中国気象局は30日、北京、天津両市と河北、山東、河南3省が31日夜~1月3日、重度の大気汚染に見舞われ、局地的には深刻なレベルに達するとの予測を発表した。

 中国では新年を元日ではなく来年2月の春節(旧正月)で祝うが、インターネット上では「2016年も大気汚染とは離れられないのか」などと嘆く書き込みが相次いだ。

中国メディアによると、国家発展改革委員会は30日、北京、天津両市に河北省を加えた地域で、微小粒子状物質「PM2・5」の年平均濃度を17年までに73マイクログラム、20年までに64マイクログラムに抑える目標を発表した。14年の同地域の年平均濃度は93マイクログラムだった。

 北京、天津両市と河北省は隣接し、一体で経済発展構想を進めている。22年には北京と河北省張家口市で冬季五輪開催を控えており、大気汚染対策が急務となっている。

■「もはや人が住むのに適さないレベルだ」 北京、スモッグで白いクリスマス 深刻な大気汚染でネットに書き込み相次ぐ

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