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☁中国から飛来する有毒物質「PM2.5」の何が危ないの?【大気汚染】

中国の深刻な大気汚染本土の13%にまで拡大!影響は中国国内に留まらず、近隣諸国まで出ています。「PM2.5」とは改めてどういうものかをまとめました。

更新日: 2013年03月04日

cosmo_cafeさん

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住民はガスマスクも。
マスクをつけて自転車に乗る人=29日、北京

☁ 中国からの有毒飛来物質「PM2.5」とは?

大気汚染の原因物質とされている浮遊粒子状物質(SPM)よりもはるかに小さい粒子。

PM2.5は、呼吸器系の奥深くまで入りやすいことなどから、人の健康に影響を及ぼすことが懸念されています。

肺がんやぜんそく、気管支炎を引き起こす

小さな粒子の方が気管を通過しやすく、肺胞など気道より奥に付着するため、
人体への影響が大きい

年平均100mg/m³になると、呼吸器への影響、
全死亡率の上昇などがみられる

このためSPMの環境基準は、1時間値の1日平均値が0.10mg/m³以下、
1時間値が0.20mg/m³以下、と定めています。

しかし現在の北京市の大気中濃度は、安全基準の20倍。中国全土の13%、
なんと!日本の3倍以上の面積が汚染物質のスモッグで覆われているッ!!

人為起源=
ボイラー等のばい煙を発生する施設、自動車、船舶等の移動発生源、塗装や印刷等のVOCを発生させるものなど、多種多様な人為起源があります

自然起源=
火山や黄砂の他に、植物から蒸発するVOCなどもあります。

☁ 霧は出てないから平気・・・・・と言えない、見えない恐さ

小さ過ぎて視認が出来ないだけです。

髪の毛の太さの28分の1、スギ花粉の12分の1という小ささで
花粉を防ぐ市販のマスクも通り抜けてしまう。普通のマスクでは防げません。

スギ花粉          約0.03mm
黄砂            約0.5~0.001mm
大気浮遊粒子状物質(SPM) 約0.00001mm~0.1mm(粒子径)
微小粒子状物質(PM2.5)  0.0025mm以下(粒子径)

Q:じゃあ霧はなんなの・・・? A:スモッグです

粒径10μm以下の毒性のあるスス。
公害に伴って発生し、空を霞ませます。

このスモッグも、中国に近い西日本をはじめ、
日本全土に偏西風に乗ってやって来るッ!!!

こちらもマスクでは防げない。
←はライトアップで赤く光っています

よく飛来注意喚起の記事で上記のような画像が使用されていますが、
先に書いたとおり「PM2.5」は超小さい粒子の為、目視出来ません。

上記の画像でモヤモヤしているのはスモッグです。
中国ではPM2.5の超微粒子のほかに、目視可能な有毒ススが大量発生しています。

中国のスモッグの中身

◆PAH(多環芳香族炭化水素):発ガン性あり
◆DEP(ディーゼルエンジンの排気ガス粒子):アレルギー症状を悪化させる
◆PM2.5(微小粒子状物質):人体組織の奥に吸入されてしまう
※光化学スモッグとは別物

☁ 危険な「PM2.5」の粒子代表

中国の大気汚染物質である硫酸塩エアロゾルの濃度が高い時は、空が青くても、眼と気道に刺激を感じ、ひどい時は鼻水や咳が出ます。鼻血や結膜炎が出る人もいます。

硫酸塩エアロゾルは、花粉にも付着して、花粉症の症状を悪化させます。

硫酸塩エアロゾルは、化学反応で 発がん性物質に変化する!

紫外線 + VOC + NOx → 光化学スモッグ
硫酸塩エアロゾル + 光化学スモッグ + VOC + NOx → 発ガン性物質PAH

◆PAHとは、多環芳香族炭化水素で、発ガン性があります。
◆VOCとは、大気中に揮発した炭化水素の揮発性有機化合物(沸点が50℃~260℃)の総称です。
トルエン、ベンゼン、フロン類、ジクロロメタン、ホルムアルデヒドなど、溶剤や燃料として使用されていて、100種類以上あり、発ガン性を持つものも。
・頭痛
・めまい
・中核神経・肝臓・腎臓などの機能障害

◆NOxとは、窒素酸化物で、自動車の排気ガスの他、窒素化合物が含まれる石炭を燃焼させた時にも発生。

硫酸塩エアロゾルを生成する二酸化硫黄は無色のガス

・後頭神経痛
・頭痛
・鬱
・神経痛
・アレルギー症状の悪化
硫酸塩エアロゾルの臭いを感じ取る人もいます。
たいてい、呼吸器系統や肌がデリケートな人です。

☹ 飛来物質の中で危険視されている「硫酸塩エアロゾル」。
☹ 中国では、不純物が多い石炭を燃やした時に出る煙を浄化する装置の稼働率が低い。
☹ ピークは暖房ために石炭の燃焼が増える冬。
☹ 中国に近い西日本への悪影響が懸念される。

☁ 環境省に聞いた、日本側ができる対策3つ

「極力、外出を避ける」
 「窓は閉め切った状態にする」
 「空気清浄器を利用する」

外出避ける・・・・って言われてもなぁ。
マスク効かないし、目に見えないから張り切ってガスマスクつけるわけにもいかないし・・・・

西日本の幼稚園では、大気汚染が酷い日は
外で遊ばせないなどの対策を取っている所もあるそうです。
なんでも先に影響が出てしまうのは子供ですから。

環境省は、注意喚起が必要なPM2.5の1日平均値を「1立方メートル当たり70μg/m3(マイクログラム)超」とする暫定指針を設けた。

<国が定めた基準値>
1年平均値 15μg/m3以下
1日平均値 35μg/m3以下(平成21年9月設定)

つまり、基準値の2倍を超えたときに、
外出を控えるよう各自治体からアナウンスされるようになるそうです。
※1マイクロ・グラムは1グラムの100万分の1

☁ PM2.5、スモッグが増加する時間帯

スモッグは光の差さない夜には減少するため、朝の出勤時間や登校時間は心配しなくて大丈夫です。昼前から子供の帰宅時間である夕方にかけては熱中症だけでなく、光化学スモッグにも注意が必要な時間帯。

一番危ないのは、うす曇りであまり雲が移動しないような日です。雲があるので紫外線量は少しは減少しますが、大気が拡散しないため地表での光化学反応による物質の堆積は増加します。

風のない日が一番多いみたいです。
また、花粉に付着するので、普通のマスクで花粉だけでも防いでおくと良いです。

☁ 大気汚染物質広域監視システム(そらまめ君)

そらまめ君とは、日本の環境省 大気汚染物質 広域監視システム。
そらまめ君は、空をマメに監視します。

0~ 5 青色:良好
6~ 10 水色:良好
11~ 15 緑色:良好
16~ 25 黄色:中国では良好
26~ 35 橙色:中国では良好
36~ 赤色:中国では50まで良好

中国の感覚だと、そらまめ君のPM2.5で赤い表示になったばかりぐらいの濃度なら良好だから、ぜんぜん気にしないレベルということになります。
中国では良好の範囲内のPM2.5の濃度でも、そらまめ君のPM2.5で赤い表示の時に、外出後に大気汚染で発熱したり、疲労困憊で寝込んだ敏感な日本人もいますから、日本人は、そらまめ君の区分けの方で行動することをおすすめします。
http://soramame.taiki.go.jp/

<おまけ>

PM2.5とタバコの関係

完全禁煙の店: 8 (WHO良好)
非喫煙の家庭: 17.8 (WHO許容範囲内)
分煙で禁煙席: 32 (WHO許容範囲内)
喫煙者の家庭: 46.5 (WHO弱者に危険)
分煙で喫煙席:256 (WHO緊急事態)
自由喫煙の店:568 (超・緊急事態)

家庭に喫煙する人がいるだけで、許容範囲内を超え、
そらまめ君だとPM2.5が赤の量になります。
家族全員の禁煙をおすすめします。

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cosmo_cafeさん



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