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【プルースト効果】この匂いを嗅ぐとあの人を思い出す〜匂いと記憶〜

【プルースト効果】"匂い"が"記憶"を呼び起こす効果。街で偶然香った匂いであの人を思い出した、など。その驚くべきメカニズムと、恋や勉強、記憶喪失の治療にも役立つプルースト効果について。

更新日: 2013年02月07日

babumiさん

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プルースト効果とは?

ある特定の匂いがそれにまつわる記憶を誘発する現象は、フランスの文豪マルセル・プルーストの名にちなみ「プルースト効果(プルースト現象)」として知られている。

以前付き合っていた人がつけていた香水の同じ香りを見つけて、ふと立ち止まってしまう・・・、昔嗅いだことのある香りを再び嗅いでその時の記憶が鮮明に思い出される

どういうメカニズム?

思い出深い特定の匂いを吸引した際には脳の中、とりわけ扁桃、そして海馬(記憶を司る部位)に大きな反応が現われた

嗅覚は脳のなかでも原始的な感情を司る大脳辺縁系に直接つながっているので、より本能的な情動と結びつきやすいんです。そういった意味で、情緒的な思い出ほどニオイと密接な関係がある

大脳辺縁系は食欲などの本能的な行動や、喜怒哀楽などの感情を司る所です。
嗅覚はこの大脳辺縁系と直接結びついており、これは五感の中で嗅覚だけが持つ特徴です。
つまり、香りは本能的な行動や感情に直接作用する、と言い換える事が出来ます。

プルースト効果の例

恋愛モードでは感情は特別な状態にあり「あのころのときめき」を映像や文章で記録することはいまいち不可能ですが、香りなら脳内に「生々しく記憶」されます。

相手が機嫌が良い時や恋愛の話をしている時などに、特定の匂い(香水などなんでも)を嗅がせる(嗅がせるといっても強引ではなく、あくまでさり気なく)それを何回か繰り返すことによって相手の記憶(無意識)にその時の状況の感情(アンカーした時の状態)が記憶される。

後は、必要な時にその時の匂いを相手に嗅がせると相手の機嫌がよかった時の感情や、恋愛の話をしている時の感情が引き出せる。

とあるテレビ番組で、香りの力で記憶力が変化するかという実験を行ったところ、その正解率に如実に変化があった

偏差値が同程度の小学生15人に香り付きの消しゴムを嗅ぎながら漢字を覚えてもらう。 まだ習っていない漢字10問を用意。暗記時間は30分。 その後2時間別の授業をした後、先ほどの漢字の記憶をテスト。 香りを嗅がない状態でのテストでの正解率は75%。 香り付きの消しゴムを嗅ぎながらテストすると正解率は83%。

交通事故で記憶喪失になった少年は、親友の名前や親すらも思い出せないことが続き、10年近く記憶が完全に回復することがありませんでした。しかし、ある日突然に記憶の一部を取り戻すことが出来たのです。そのきっかけが香りと記憶の強い関係を指し示すものでした。

プルースト効果の作品

マルセル・プルーストによる長編小説。1913年から1927年までかかって刊行された。ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』と共に20世紀を代表する小説の一つとされている。

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