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ドバイへのステップレースに!16年中山記念 レース情報

今やドバイへの有力ステップレースとしてG1級が揃う中山記念。そのせいか人気サイドの決着が増えていますが、中山開催だけに人気薄も当然激走するレースです。

更新日: 2016年02月29日

egawomsieteさん

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■ドゥラメンテ復活V!ミルコ鳥肌「凄い、凄過ぎる!」

中山のウイナーズサークルを包むG1レースのような大歓声。その真ん中でM・デムーロが満足そうな笑みを浮かべている。「かなり強い競馬でした。休んでいる間に体も心も大人になった」と語ると、「ドゥラメンテは凄い、凄過ぎる!」と、鳥肌が立つような乗り心地に酔いしれた。

昨年のダービー優勝後の両前肢剥離骨折で9カ月ぶりとなる復帰戦。ブランク明けでも2冠馬のストライドは健在だった。中団から徐々にポジションを上げた直線入り口、手前(軸脚)を右から左へ替えた途端、すさまじい脚取りで先行馬をのみ込んだ。抵抗する隙も与えない末脚。ゴール前では気を抜いてアンビシャスに首差まで迫られたが、脚色にはなお余裕があった。

 「ゴール前は物見して少しだけ危なかったね。でも、3歳春より乗りやすくなった。成長したんだね。馬体重18キロ増?太いとは感じなかった。背が伸びて体が大きくなったんだ」と振り返ったデムーロ。「1800メートルは短いと思っていたが、心配なかった。距離を考えてスタートから出していったが、いいポジションを取ってすぐに折り合えた。とても賢い」。昨年の皐月賞以来2度目の右回り。皐月賞では4コーナーで手前を替えずに大外まで膨れ、同騎手に騎乗停止のペナルティーが科されたが「気を付けて乗ったし、問題なかった」と続けた。

「9カ月ぶりで心配でしたが、ひと安心です」。単勝2・1倍の圧倒的な支持に応える勝利に所有するサンデーレーシング・吉田俊介社長も胸をなで下ろす。「同世代としか競馬をやっていなかったが、古馬相手にも結果を出してくれた」と語ると、「日本代表として世界に行かねばならない馬。責任重大です」と続けた。すでに今秋の凱旋門挑戦を表明しており、招待を受けたドバイ・シーマクラシック(3月26日、メイダン競馬場芝2410メートル)の出否も今週中に決定する。「世界のどこに行っても通用する馬」。デムーロの手のひらには進化する2冠馬の感触が残った。

■やっぱり強い! ドゥラメンテ快勝!

28日の中山11Rで行われた第90回中山記念(4歳上オープン、GII、芝1800メートル、11頭立て、1着賞金=6200万円)は、ミルコ・デムーロ騎手騎乗の1番人気ドゥラメンテ(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)が早め先頭から押し切って快勝。9カ月ぶりの実戦を制して実力を誇示した。タイムは1分45秒9(良)。

人も馬も、ただただすごい。GIかと思えるほど中山に詰めかけた多くのファンから、興奮と感嘆と歓喜が入り交じった大歓声が上がる。昨年の最優秀3歳牡馬ドゥラメンテが5番手追走から早めに抜け出してそのまま押し切る快勝。57キロも休み明けも克服してのVとなった。また、騎乗したミルコ・デムーロ騎手は京都記念(サトノクラウン)、京都牝馬S(クイーンズリング)、フェブラリーS(モーニン)、アーリントンC(レインボーライン)に続いて開催日5日間連続の重賞勝ちという新記録を達成。さらにJRA通算500勝というメモリアルVも成し遂げ、記録づくめの勝利となった。

レースは外からカオスモスが先手を取り、ラストインパクトがじわっと2番手に上がる。マイネルラクリマとロゴタイプが3番手を併走し、やや離れた5番手に注目のドゥラメンテがつけた。リアルスティールはその後ろで6番手。イスラボニータはそのさらに後ろからの競馬となった。4コーナー手前でドゥラメンテが進出を開始すると場内がドッと沸く。勢いに乗ったドゥラメンテは、早々と前をかわして直線半ばで先頭に立ち後続を突き放す。ゴール前は外から猛然と追い込んだアンビシャスが迫ってきたものの、これをクビ差しのいでV。骨折明けの今期初戦を制して、今後への夢が大きくふくらむ勝利となった。2着は4番人気のアンビシャス。さらに1/2馬身差の3着には2番人気のリアルスティールが入っている。イスラボニータは伸びを欠いて9着に終わった。

ドゥラメンテは、父キングカメハメハ、母アドマイヤグルーヴ、母の父サンデーサイレンスという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、(有)サンデーレーシングの所有馬。通算成績は7戦5勝。重賞はGI皐月賞、GI日本ダービー(2015年)に次いで3勝目。堀宣行調教師は中山記念初勝利。ミルコ・デムーロ騎手は11年ヴィクトワールピサに次いで2勝目。

ファンの大声援に満面の笑みでこたえたM.デムーロ騎手は「強いです。本当に。追い切りでも強いと思ったし、ずっとそう思っていました。久々で少しうるさかったけど、スタートが本当に良かったし、いいポジションが取れました。前走が2400メートルで今回が1800メートル。少し短いかもしれないと思ったけど、いいポジションが取れてよかった。早く先頭に立って、すごく物見をしていたので最後危なかったけど、よかったです。いい手応えだったし、本当に気持ちいいです。(通算500勝は)知らなかった。さっきバレットさんに聞きました(笑)。重賞も5連勝で、本当にすごいですね。きょうはドゥラメンテが走るので、多くのファンが来てくれて本当にうれしい。皆さんいつもありがとう」と頬を紅潮させて喜びを爆発させていた。

■傾向と対策

過去10年の結果から傾向を探る。

 ☆人気 1番人気は【2・1・1・6】と信頼しにくい。2番人気が3勝、3、6番人気が2勝で続く。

 ☆脚質 逃げ切りが2回あり、勝ち馬7頭までが4角で4番手以内に付けていた。

 ☆年齢 4歳【2・0・4・20】、5歳【3・4・2・24】、6歳【1・5・1・25】、7歳以上【4・1・3・35】。5、6歳が連対率で他世代を圧倒。

 ☆前走 ステップはさまざまだが、年明け初戦の馬が6勝と優勢。

 結論 ◎ロゴタイプ ○イスラボニータ ▲リアルスティール

■3世代皐月賞馬対決は“中間世代”が有利か

3世代の皐月賞馬の対決はグレード制導入の84年以降、01年天皇賞・春と06年有馬記念で2回。総崩れはなく、3頭のうち1頭は必ず優勝。01年天皇賞・春は5歳テイエムオペラオー、06年有馬記念は4歳ディープインパクトといずれも“中間世代”の皐月賞馬が勝っている。

 このパターンでいくと、中山記念は5歳イスラボニータの優勝となるが、結果は?また前述の優勝馬2頭は1番人気だった。前日単勝オッズで人気のドゥラメンテが1番人気をキープならV最有力!?

■レース展望

3世代の皐月賞馬に加えて、菊花賞2着2リアルスティールやジャパンカップ2着7ラストインパクトなどG1級の馬が揃った今年の中山記念。
 ただ、ドバイなどその後のローテーションを考慮した仕上げでくる馬も多いだけに、叩き台なのか勝負に来ているのか見極める必要があります。

皐月賞3世代

どれもが休み明け出目標が先であることが共通点ですが、なかでも2冠馬9ドゥラメンテは骨折明けなだけにどこまで仕上げてくるか?

 この世代では力はひとつ抜けているものの折り合いには難があるだけにその影響も気になります。ただそれでもあっけなく勝ってしまうほどの実力ですが。

 昨年は天皇賞秋、マイルCSと3着も1勝もできず不完全燃焼だった6イスラボニータ。昨年1番人気で5着に敗れているだけに休養明けの今回はどうしても不安が残ります。

 上記2頭に比べ好位でレースが出来る3ロゴタイプは、開幕週だけに展開面では有利になるか。

 この上記3頭に騎乗するデムーロ、蛯名、田辺騎手は中山が得意なだけに見ものでもあります。

割って入るか

皐月賞、菊花賞2着の2リアルスティール。クラシックでは9ドゥラメンテに完敗で実力差もありましたが、ここは仕上がりのよさでどれだけ差を詰めれるか?

 有馬記念12着でジャパンカップはやはりムーア騎手の力と思い知らされた?7ラストインパクト。角居厩舎に転籍でベリー騎手騎乗となり新たな面が出るか?

 天皇賞5着の10アンビシャス。ただ掛かっての0.2秒差なら十分に健闘したといえ、クラシックとは無縁だっただけに注目したいところ。

 他でも重賞なら上位の馬が揃いましたが、格となれば負けてしまうだけに、仕上げでどこまで。

■道悪になると穴ムードが増大。ノーザンダンサーの血が必須となるレース

配当傾向

過去10年のうち、大本命ダイワメジャーが5馬身差2着に敗れた2006年は重馬場、13番人気と12番人気の決着で3連単53万馬券となった2010年は不良、1番人気がブービー、2番人気が最下位に沈んだ2012年は重馬場。道悪になると波乱の可能性がグっと高まるレースだ。以上の3年を除く7年(良または稍重)では、1〜4番人気が[6.6.5.11]、5〜8番人気が[1.1.2.24]、9番人気以下が[0.0.0.39]となり、馬連は最高4310円、3連複は最高7260円、3連単は4210円〜55110円と荒れる気配が途端に薄まるのが特徴。

前走傾向

有馬記念組が[2.1.0.4]、マイルCS組が[1.1.0.2]、天皇賞・秋からの臨戦だと[1.1.0.1]、エリザベス女王杯組が[1.0.1.0]と、G1で強い相手に揉まれてきた馬たちが、出走数こそ少ないもののキッチリと仕事をしている。そのほかの勝ち馬の前走は、鳴尾記念、東京新聞杯、中山金杯、ダート戦の根岸Sにオープン特別の白富士Sとバラバラ。一応は芝のマイル〜中距離タイプが中心といえるが、[0.1.1.12]のアメリカJCC組や[0.2.1.3]の京都金杯組は勝利できておらず、確たる必勝ローテーションは見当たらないのが実情だ。前走の着順を見ても、1〜5着馬が[7.3.7.42]の勝率11.9%、6着以下だった馬が[3.7.3.60]の勝率4.1%と、前者が有利ながら大敗からの巻き返しは可能。レベルの高い相手と戦ってきたのなら、前走の着順は気にしなくてよさそうだ。

血統傾向

サンデーサイレンスとその後継種牡馬たちの産駒は[4.4.7.56]で、勝率は5.6%にとどまる。積極的に狙える血統ではないといえるだろう。1〜3番人気の時に[4.2.3.8]、4〜5番人気で[0.2.4.10]、6番人気以下だと[0.0.0.38]と、人気と結果が比例しているのも特徴。人気なら軸、対抗格ならヒモ、人気薄では切りと、キッパリした扱いで馬券を考えたい。

その他のヘイルトゥリーズン系種牡馬の産駒は[0.0.0.10]と不振。掲示板に載ったのは3頭だけだから、過大な期待をすべきではない。

■カオスモス 初距離も積極策を示唆

カオスモスが木曜の坂路で最終追い切り。4歳1000万デブリンを前に置く形で4F51秒4~1F12秒8の好時計で先着した。「後ろに付けての追い切りは距離的なものを考えて。やれば時計はいくらでも出ますから」と日高助手。

 阪急杯にも登録があったが、参戦に至った理由を「ジョッキーがいないことと頭数的なもの」と説明。初距離になる9F戦に関しては「長い。恐らく行くことになるでしょう」と積極策を示唆した

■ドゥラメンテ2冠の風格!両前脚骨折から復帰、さすがの剛脚

さすがは2冠馬。きっちり間に合わせた。「良かったよ」。久しぶりにダービー馬の背中を感じたM・デムーロは第一声でそう言うと安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 注目の追い切りはWコースでの併せ馬。馬場入りをごねることもなくスムーズにコースに飛び出した。「思ったより落ち着いている」とデムーロはまず精神面の成長に好感触。重心の低い伸びやかな走りで道中はゴールデンバローズ(4歳オープン)の2馬身後ろを追走した。直線は内に入り、残り100メートルで鞍上が仕掛けると鋭く反応。一瞬にしてパートナーを抜き去り1馬身先着した。

 5F68秒5~1F12秒1。昨春と比べればまだいくらか体つきに余裕は感じられるが、自慢の脚力は健在。デムーロも「動きは良かったし、追い切り後の息の入りも良かった」と合格点を与えた。

ダービー優勝後に判明した両前脚骨折からの復帰戦。冬場とあって調整は難しかった。橋本助手は「2週前の段階では調整がちょっと遅れていた」と話したが、能力と体力の高さで遅れを徐々に取り戻した。仕上げは最終追い切り。皐月賞やダービー時は木曜に4Fから行ったが、今回は水曜に5Fからの追い切りを選択した。橋本助手は「木曜追いよりはレースまでの間隔が空くので強い負荷をかけられる」と説明。「追い切りの反応も良かったし、しまいまでハミを取って走れている。馬体も太め感はないし、十分走れる体になっている」と話した。

 昨春は共に完勝と言える内容で2冠を奪取。骨折で秋は棒に振ったが、今年はさらなる飛躍を期している。オーナーサイドはすでに来月のドバイ国際競走(3月26日)や秋の凱旋門賞(10月2日)に挑戦するプランを示しているが、全ては馬の状態次第。まずは中山記念での走りが重要になる。堀師は「寒い時季なのでなかなか状態が上がるのに時間がかかるが、能力を出せる態勢は整った」とコメントした。皐月賞で衝撃的な差し切りVを演じた中山での再起戦。ドゥラメンテ伝説の第2幕がいよいよ上がる。

■アンビシャス 音無師「折り合えるかどうか」

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