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農業の6次産業化とは?【メリット・デメリット】

1次産業である農業が6次産業になるとはどういうことか?そして6次産業は日本の農業を救えるのでしょうか?

更新日: 2013年03月08日

06l2206lさん

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6次産業化とは?

六次産業とは、農業や水産業などの第一次産業が食品加工・流通販売にも業務展開している経営形態を表す、農業経済学者の今村奈良臣が提唱した造語。また、このような経営の多角化を6次産業化と呼ぶ。

1次産業と2次産業と3次産業を足すと6次産業になる。
産業分類で言うと、1次産業は農林水産業、2次産業は製造業、建設業、工業など、3次産業は小売業やサービス業を指している。
これを足すということはどういうことかというと、農家などの生産者が作ったものを自ら製品に加工し、販売まで行うということです。

生産物に付加価値をつけた第1.5次産業と類似していますが加工、流通を複合化させた第6次産業とは異なるものです。

農林水産省はこの6次産業化を推進しています。6次産業化のメリットはなんでしょうか?デメリットはないのでしょうか?

有名な6次産業化の成功例

タレント田中義剛さんの北海道の花畑牧場「生キャラメル」

酪農業は一般に生産者→農協など→加工会社→販売店という流通で消費者に商品がいきわたりますが花畑牧場の場合、生産者・加工・商品化→物産店・ネット通販・TVショッピングと直接消費者へも届けるようにし、平成19年以来、ニセモノが氾濫するくらいに大ヒットしています。

6次産業化のメリット

第六次産業化することによって享受できるメリットで大きいのは「収入が安定する」ということです。

第一次産業の収入は、作物・収穫物を市場に卸すことで得られますが、この場合天候不順や冷害などによって不作になったり、逆に豊作すぎたときには生産調整しなければならないなど、収入が安定しないそうです。
これが第六次産業の場合、作物をそのままではなく調理・加工・パッケージングして販売することが出来るので、市場への卸価格に左右されることなく安定した収入が得られるのです。
ただこれも原材料があまりにも不作の場合などには収入に影響があるでしょう。

第六次産業のメリットの一つには「作物のブランド化」があります。

野菜というものは近代的農業で生育すれば、気候風土が違う土地で作っても大体画一化されるそうです。
6次産業化によって他の産地の作物と差別化することができるようです。

流通・販売まで直営なので中間コストを削減できる

市場で販売されている商品は、原材料から加工されて販売に至るまでの間にいくつもの中間業者が入っています。この加工や販売を自分たちで行うことにより、そこにかかるコストを削減することができます。

雇用拡大

第6次産業が株式会社として農産物に付加価値をつけ、起業のきっかけとなって新ジャスダックに上場するようになれば産業として成立し、新たな雇用を生み出し新しい日本の発展に貢献することが期待されます。

6次産業化のデメリット

法人化が必要不可欠

自分の家族・親族だけで運営するのではなく、従業員を雇用した上での経営が必要になります。
農業だけをやっていればいいというわけにはいかず、農作物と商品の品質管理や、工場での製造員や直営店での販売員などを務めてくれる人材が必要になるのです。

始めるのには多額の資金が必要

雇用や店舗を用意するための経営資金や設備投資費用などで、多額の資金が必要になってきます。この他にも宣伝に必要な広告費なども掛かってきます。

衛生面でも、以前よりずっと厳格な管理が求められる

例えば2012年夏には浅漬けによる腸管出血性大腸菌食中毒事件が起きています。昔の漬物は高塩分、しかもしっかり乳酸発酵させて、病原性微生物を制御していたのですが、最近の浅漬けは菜をさっと、薄い塩分の調味液に漬けるだけで菌の制御が「漬ける」という行為ではできない。そのことを理解して、病原性微生物をしっかり除去していなかったためこういった事件が起きたようです。

さらには菌が繁殖しないように「要冷蔵」の表記をしっかりつけるパッケージも必要で、真空パックしたでけでは安全ではないことの周知が必要です。

こういった衛生や食品管理の知識を農家の方たちが学んでいかなければならないのです。

このようにメリット、デメリットは様々あり、農業が6次産業として広まるには多くのハードルがあるようですね。

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06l2206lさん

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