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「地下鉄サリン事件」ってどんな事件だったの?

1995年3月20日午前8時ごろ、東京都内を走る地下鉄車内に猛毒の「サリン」が撒かれた「地下鉄サリン事件」。オウム真理教に対する強制捜査が行われるきっかけとなり、また、現在でも被害者がPTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しんでいるこの事件、いったいどのようなものだったのでしょうか?

更新日: 2013年03月22日

mii10さん

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地下鉄車内に猛毒サリンが…

ラッシュで混雑する地下鉄に突然散布された猛毒サリン。

1995年3月20日午前8時ごろ、東京都内の地下鉄丸ノ内線、日比谷線で各2編成、千代田線で1編成、計5編成の地下鉄車内で、化学兵器として使用される神経ガスサリンが散布された

サリンは駅を発車する直前に撒かれ、多くの乗客が被害に気付かぬまま長時間サリンガスに接してしまった

乗客および駅員ら13人が死亡し、約6,300人が重軽傷を負った

乗客たちを襲った刺激臭

苦しむ乗客たち。

日比谷線中目黒行きの電車では、秋葉原駅に着いたころ、3車両目で新聞紙に包まれたものから刺激臭が漂いだし、築地駅で電車が非常停止するまでには、各駅のホーム上はガス中毒の症状で苦しむ乗客たちであふれた

顔面が青白くなり、鼻や口から血を流し、医療用担架に寝かされているスーツ姿のサラリーマンたち

他の要救助者を駅内から地上へ運んでいる途中、自分と一緒に要救助者を抱えている人が突然ひざを落とすのを見たところで記憶が途切れ、次に気がついたときは自分も病院に運ばれていたーという被害者の話もあった

原因が分からない…

当初、救急隊は原因が分からなかった。

サリンは無色・無臭で猛毒の神経ガスの一種。その毒性は青酸カリの約500倍。吸うだけでなく、皮膚に触れるだけでも死に至る可能性がある

霞ヶ関駅では、駅員数名がサリンとは知らずに危険物を排除しようとして、駅助役と電車区助役の2名が死亡、231名が重症を負った。

現場に急行した救急隊はあまりの被害者の多さに「負傷者多数,応援頼む」や「地下鉄車内に異臭」の報告を繰り返したため、災害救急情報センターはパニックに陥った

逸早く原因はサリンだと気がついたのは信州大医学部教授の柳沢信夫氏。柳沢氏はテレビでの報道を受けこの事件の前年に起きた、こちらも同じくオウム真理教が引き起こした松本サリン事件での被害者を担当した経験から報道される負傷者の症状が酷似している事に気がつき、聖路加国際病院を始めとして東京の各病院へサリンによる毒ガス負傷の可能性を伝えるとともにその治療法をFAXにて伝達した。

自衛隊の化学防護隊が、化学防護車、除汚車などを帯同して史上初めて出動する事態となった

海外でも連日報道

海外でも大きく報道された「地下鉄サリン事件」。

大都市で一般市民に対して化学兵器が使用された史上初のテロ事件

カルト教団の犯行という点で、同じくカルト教団の集団自殺事件などの社会的問題を抱えていたアメリカでは連日トップニュース扱い

オウム真理教に対する強制捜査の端緒となる

医師・林郁夫による自供により事件の全貌が解明される。

事件から2日後の3月22日に、警視庁は新興宗教団体オウム真理教に対する強制捜査を実施し、事件への関与が判明した教団の幹部クラスの信者が逮捕され、林郁夫の自供がきっかけとなって全容が明らかになり、5月16日に教団教祖の麻原彰晃が事件の首謀者として逮捕された

東京地方裁判所は、首謀者の麻原彰晃を始め、林郁夫を除く散布実行犯全員に死刑を言い渡した。

事件はまだ終わっていない

現在も苦しむ被害者たち。

被害者や遺族の中には、「突然、事件の光景がよみがえる」「怖くて電車に乗れない」といったPTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状で苦しんでいる人もあり、関係者にとって事件はまだ終わっていません

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