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ハトが首を前後にヘコヘコ振る理由が意外とスゴイ

ハトは地上を歩くときにヘコヘコと首を振ります。実は、あの動きには意外とスゴイ理由がありました。

更新日: 2013年05月11日

rinqoo1976さん

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あのハトが地上歩いているときに頭を前後にヘコヘコするやつ。

あの歩き方には合理的な理由があった

首を前後に振っているように見えますが、頭は、「停止・前進・停止・前進……」という動きになっており、地形に対して頭が停止している時間がある。


イラスト作成者「のじゃ」さん
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=3968677

▶物を立体に見るために首を振っている?

鳩は頭の両側に目がついていて,広い範囲を見渡すことができる。外敵が近づいてくればすぐに分かるようにである。しかし,これには立体視ができないという欠点がある。

片目では,視ているものまでの距離が正確に分からないのである。この欠点を,鳩は前後に首をふることで克服している。

頭を前に倒したときと後ろに倒したときのそれぞれの映像を,左目の映像と右目の映像だと思えば,擬似的な両眼立体視をすることができる

「擬似的」というのは,両目で同時に映像を捉えるのではなく,片目で時間差をつけて捉えていることを指す。

▶物をはっきりと見るために首を振っている?

人間の場合は、無意識に目を動かし物や景色を追いますが、鳥達は目を少ししか動かせません。補佐をするのが長くてよく動く首です。

頭を静止するためには首を縮め、次は首を伸ばして頭を前に移動させています。頭を停止させる為の首の伸縮が、首振りの原因です。

胴体を基準に見ると首を前後に振っているように見えますが、空間座標を基準にすると、頭(及び目)は、「停止・前進・停止・前進……」という動きになっており、地形に対して停止する時間を作る事で、周囲の状況の認識を可能にしている

▶歩行を安定させるために首を振っている?

ハトの首振りは、視覚的なものであると結論づけられました。しかし、後年、重心移動に連動しているということも確認されています。

首を振りやすい方法が、片足立ちの時に頭を停止、両足をついてもう片方で地面をける時に首を前に伸ばします。歩行も安定する理屈です。

▶聴覚を安定させるためでもある?

歩くごとに頭の位置を固定するこの行動は、視覚だけではなく聴覚情報をも安定して得るためなのではないかという説もあります。

▶鳥の首振りに関する面白い実験

英エディンバラ大の研究者は1970年代にジュズカケバトを使って首振りの仕組みを研究している。ハトをランニングマシン上で歩かせ、体が前にも後ろにも進まない状態にすると、首を振らなかったというのだ。

一方、同様に歩かせながら、周囲の景色を後ろに動かすと首を振った。このため,視覚が関係していると分かった。

ちなみに、ハトやニワトリを人間が抱えたり自転車の籠に乗せたりした状態で、彼らの歩行と同じぐらいの速度でゆっくり前進すると、彼ら自身が歩いていなくても歩行時と同様に首を振る事が確認されています。

最近になって、東京大学の藤田祐樹教授が、ハトの歩行ビデオを詳細に解析。首振りの1回は歩行の1歩とシンクロしていて、歩行で生じる重心の不安定を補っているというのだ。

ハトは片足立ちの時に頭を停止させ、両足をついて一方で地面をける時に首を前に伸ばしていることが分かった。首振りは歩行の安定や運動の効率を良くすることにも役立っている

▶なぜ頭を振る鳥と、振らない鳥がいるのか?

カモ類、カモメ類などのように、首を振らないで歩く鳥達もいます。採食していない時はサギ類も首を振らないで歩いています。

歩いて餌を探さない鳥は,首を振る必要がない。鳶や鷹などは飛びながら餌を探すので,首は振らず,そのかわり飛んだ距離を両眼の視差に対応させて立体視をしていると考えられる。

しかし、こうした首を前後に振る、また、振らないで歩く鳥達がいる理由は、まだまだ解明されていません。

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