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天才灘高生 @tehutehuapple さんのプレゼンがすごかった

日本一難関、灘高等学校の3年生、Tehuさん。”アブノーマル”な存在でいたいと、常に自分自身を盲信し、課題に対して猛進してきたと振り返ります。iPhoneアプリを作ったり、本を語り、アイドルをプロデュースしたりと凄まじい勢いで活躍していますが、彼が自らの歩みを語ったプレゼンがまたすごかった。

更新日: 2013年04月19日

naruminminさん

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「Tehu」と呼ばれる天才高校生がいる。

“クリエイター・プロデューサー・パーソナリティ。
私立灘高等学校3年生。中学時代に制作したiPhoneアプリが180万ダウンロードの大ヒットとなり、注目を集めた”

Tehuさんのブログ
http://blog.allnightnihon.com/

人気Ustream番組でパーソナリティを務めるほか、
 Twitterでの発言が人気を集めており、その思考は
 インターネットを通じて多くの人々に共感をもって迎えられ、
 多くの著名人が高く評価している

彼のプレゼンがまたすごかった。

Tehu:天才中高生、驚異のプレゼン-Edu×Tech Fes 2013 U-18 (4/7)-

この話し方、テンポの良さ、人を引き込む面白さ。とても高校生とは思えません。

見る時間がない人のために、書き起こしてみました。

僕は「盲信」と「醒める」というのを、人生のキーワードと言っては大げさかもしれないけど掲げております。

To begin with believe in yourself.

「まず第一に、自分を信じろ」という言葉なんですけど、僕のこれまでの人生、思えば、これ奇跡なんじゃないか?というようなことが、何度も何度も何度も続きました。そして僕はいまここに立っております。僕の人生を振り返りながら、じゃあ実際どういうことなんだろう、僕の人生何でこうなったんだろうということを分析してみようと思っております。

まず自己紹介からいきましょう。まあいろいろ検索すれば出てくるんですけども、Twitterは@tehutehuapplでやっていますので、残念ながら皆さんをフォロー返しできない状態に陥ってるんですけど、ぜひフォローしていただければ、楽しい情報ばかりつぶやいておりますので、ぜひフォローしてください。

学校は一部業界で有名な灘という学校に通っております。まあ楽しい仲間に囲まれて生活しております。あと趣味としてアイドルとか大好きなので、アイドルファンの方いましたら、後で一緒に楽しいことしましょう。一緒に踊りましょう。

あとこれ宣伝なんですけど、今度劇団ひとりさんとコラボしてアプリ作ったのでこれがリリースされます。この間アップルストアでは言えなかったんですけど、アップルのアメリカの担当者と大げんかしておりまして、たぶん無理やり出すかなという感じです。こちらもぜひ。

さらに宣伝です。ごめんなさい、宣伝ばかりで。角川書店さんから、来月3月10日に本が出ます。

「創造力のつくり方」というすごい仰々しいタイトルなんですけど、中はすごい面白くて、僕と元Google Japanの会長さんでいらっしゃる村上憲郎先生と一緒に、想像力とは何ぞや、英語とはなんぞや、教育とは何ぞやというのを、ずっと対談して語り明かしたという本です。こちらも来月出るのでぜひお読みください。

生まれたときから“アブノーマル”だった

この本の中でも言ってたんですけど、僕実はいままで自分の過去についてそれほど語ったことがありません。なぜなら僕の過去を語ることは意外に僕に対してマイナスになるからだったんですね。しかしこの本の中では初めて自分の過去について公式に語りました。とういうわけで、その出版よりも前にここでおそらく自分の過去について詳しく語ることになると思います。

思えば僕の人生はアブノーマル。このキーワード、ひとつに集約されました。通常この語は「普通じゃない」というよりも「異常」という意味で訳すので、あまりいい意味ではないのですが、あえていつもこの言葉を使っています。

思えば僕は生まれたときから普通ではありませんでした。生まれたのは1995年8月の神戸でした。皆さんご存知の通り、阪神淡路大震災からまったく復興が進んでいない神戸のど真ん中に生まれました。震災の一ヶ月前に母親が子育てのためにと言って引っ越してくれました。その時僕はまだお腹の中にいたんですけど。

その一ヶ月後に地震が起こって、前住んでいたアパートは全壊して、知り合いが全員亡くなったと。そもそも僕はその時点で奇跡的に生まれた子どもだったと母親はいまでも言っています。

親を見てみました。親も普通じゃありませんでした。もう皆さんご存知の方もいらっしゃるかと思いますし、2ちゃんねるではこれよく叩かれるんですけど、僕は日本で生まれましたが、親を見てみると両方とも中国国籍でした。5年前に中国からやってきた、そして僕を産んだ。正真正銘の中国人でした。

いまでもそうです。僕の本名はチョウサトルと言いますけども、世界で通用する本名はチョウサトルではなく、シンチャンです。いまこのご時世いろいろなことが起こって、確かにこの身分大変なことはあります。

Photo by Thinkstock / Comstock

でも僕はいまでも普通の人と違うアブノーマルさというのをある意味、誇りに思っています。

アブノーマルを究めたい。僕はずっとそう思ってきました。僕はこのキーワード、「盲信」というのを続けてきました。

そしてさらに「猛進」してきました。この2つの言葉が同じ音なのは非常に面白いと個人的に思っています。

盲信する一方で「醒める」のも大事

僕が盲信する人間である前に、親が盲信家でした。親は僕に才能があるはずだと信じてくれました。僕が3歳のときです。親は両方とも中国で有名な音楽家でした。だから僕にピアノを習わせました。おそらく遺伝を信じたんでしょう。さらに父親はスポーツがとても得意でした。だから僕に水泳をやらせました。これもおそらく期待していたんでしょう。

僕の母方のおじいちゃん、おばあちゃんは大学の教授を務め、さらには中国全土の建築物を設計するエンジニアでした。だからうちの母親は僕を公文式に通わせて、勉強もなんとかなるかもしれないと期待してくれました。

親は私に盲信させました。その結果、どうやら僕は勉強に関しては一定のセンスがあるかもしれない。そういうことがわかりました。明らかに他の人と違った。だから親はここを伸ばすことにしました。じゃあピアノと水泳はどうしたか。ここで3つ目のキーワード「醒める」です。

諦めが肝心だよとみんな言います。でもみんな諦められませんよね、金つっ込んでるんだから。3歳からやらせて、4歳、5歳と。あんたいままでいくらつぎ込んだと思ってるの?と親は攻めます。しかしうちの母親はすぐに諦めてくれました。ああそうか、無理か、オッケー!

すぐに僕を勉強に集中させてくれました。でもこれで終わりというわけではありません。いま僕は音楽関連の仕事をしています。ピアノもギターも弾きます。醒めましたけど、最初からやらないんじゃなくて、盲信して醒める。いつかは役に立つかもしれない。これを期待する。これが一番いいんです。これがまさに僕の人生の最初の5年間、6年間で証明されているわけです。

僕は勉強において、アブノーマルになりました。しかしそれだけではアブノーマルさをもっと究めていくことができなかった。僕は小学校高学年のころからアブノーマルさを究めたいと思っていたので、灘という学校にチャレンジすることにしました。灘は日本における高校版の最高学府の一つと世間では言われています。僕にはさすがに手が届かなかったはずでした。いくら勉強ができてもここに入れる人間は本当にごく一部です。

でも僕は小学校高学年の頃からアブノーマルになりたい、アブノーマルになりたいとずっと思っていました。必死に勉強しました。結果、合格最低点が321点だったんですが、僕は321点で合格しました。ありがとうございます。

灘高というアブノーマルな空間

Photo by Digital Vision. / Digital Vision

灘に入らなければ100%いまの自分はありません。そう確信しています。その理由はこんな感じです。灘というのは予想以上にアブノーマルな空間でした。僕は灘に入った次の日に驚きました。

僕の隣の机に座っているある生徒は線形代数の本を開いていました。大学の範囲です。中1なのに。いま僕の机の左側に座っているやつは国際物理学オリンピックで金メダルです。

そのもう一個隣に座っているやつは国際物理学オリンピックで銀メダルです。隣のクラスにいるやつは国際生物学オリンピックで銀メダルです。

そういう世界です。さらに隣のクラスにいるやつは全日本ディベート優勝。そして全世界のディベートでも入賞しています。すごいやつばっかりです。

そんな中で僕は明らかに埋もれていました。勉強だけでアブノーマルになっても灘では生きていけない。僕は灘の校外ではアブノーマルでした。でも校内ではただのノーマルでした。絶対的なアブノーマル値はおそらく世間よりも上だった、しかし校内での相対的なアブノーマル値は非常に低かった。

だから僕は絶対的なアブノーマル値だけを上げるのではなくて、相対的なアブノーマル値を上げようと。どんどん自分の周りのレベルを上げていって、それと一緒にそこから僕ももっと上に逸脱できるように頑張ろうと。これが一番効率がいいなということに気づきました。

アプリ開発に猛進し、1位独占

じゃあ灘の中でアブノーマルを究めるためにはどうしたらいいか。僕は考えました。そして思いつきました。僕にはこれしかない。コンピューターです。親が物好きでした。3歳からコンピューター触ってました。プログラミングはできませんでした。しかしいわゆるコンピューターのファンとして中学1年生のわりには凄まじい知識を持っていたと思います。

そのときにすごいニュースが飛び込んできました。シンガポールの9歳の子どもがiPhoneアプリを作った。これに僕は驚きました。9歳でもアプリが作れる。当時僕もiPhoneを持っていました、偶然にも。これは俺にもできるはずだと、そう思いました。これがまさに盲信であります。そして僕は盲信するだけではなく、猛進しました。僕にもできる、やってみようと。

その結果はここにいる皆さんならご存知の方も多いと思います。健康計算機という非常にシンプルなアプリでしたが、AppStoreで総合3位、メディアカルランキングでは1年間にわたって1位を独占しました。こうして僕は灘の中でも相対的なアブノーマルを達成しました。灘の中にもアプリで有名になったやつはいませんでした。

知らない人にiPadをねだる

しかしこれで終わったら、いまの僕はなかった。なぜかわかりません。しかしおそらく神様はアブノーマルになった僕に、さらにアブノーマルな世界を提供しました。てテレビ局からメールが来ました。日本テレビ。そしてアスキーという有名なインターネットメディアからもメールが来ました。取材されました。僕はここでも自分の力を盲信しました。そして猛進して、いろんな取材に答えました。その結果どうなったか。2ちゃんねるで叩かれました。

僕は当時のことを覚えています。あの日は2010年3月25日の朝でした。Twitterを見ると、すごいリプライが飛んできて、なんだこれ?と思ってみると、まあすごいこと書かれていました。言いたくないくらいに。しかもその後には東京駅に行くだけに、Twitterには「うわ東京駅にテフいるきめえ」って書かれました。

そんなこともありました。その一方でTwitterのフォロワーは200人から1600人に増えました。これは僕の自信になりました。盲信して、猛進しました。その甲斐があって成果が出ました。だから僕はさらに猛進することにしました。1600人のフォロワーが増えたTwitterを使って、ある人に突然連絡をしました。当時はiPadが発表されて、日本ではまだ発売されてないが、アメリカではまず発売されるという。そういうことがありました。

だから僕はアメリカに住んでいるらしい人に突然、何の面識もありませんが、「iPad買ってくれ」とTwitterで送りました。不審者です、完全に。っていうか普通これ詐欺でしょ? ねえ。しかしこの人は不思議な人です。まるでローラのようにすぐにOKを出してくれました。この人は外村仁さんという人です。元アップルジャパンの人で、現在Evernote日本法人会長の方です。僕は当時そのことを知りませんでした。業界で知らない人はいないのに、僕は知りませんでした。そして、持ってきてくれました。本当に。

そのときのやり取り

@hokayan 突然失礼します。日経BPの松原さんから紹介されて来ました、iPhone/iPadアプリ開発をやっています中学生Tehuと申します。iPadの16GBモデルを早く仕入れたいと思っているのですが、まだお願いできますでしょうか?日本まで送っていただけたらうれしいです。

ホリエモン氏にも会えた

しかもそれだけではありませんでした。この持ってくる2時間前、外村さんからメールがありました。「いまホリエモンと飯中。テフ君のこと話したら会いたいって」。終わってから僕はホリエモンにTwitterにリプライを送りました。返事が来ました。返事が来たので、会ってみましょうと言いました。会いました。これは京都の祇園で密会したときの様子ですけど、彼はメガネをかけているのであまりバレませんでした。祇園の街をこれで練り歩きました。

僕は盲信して、猛進しました。そしてそれに育てられて、さらにアブノーマルになりました。周りがさらにアブノーマルになって、相対的アブノーマル値を上げる、さらに次の鍵につながりました。そうだ、英語だ。僕は親のおかげで3歳のときからネイティブの英語しか聞かされませんでした。いわゆる日本の悪しき慣習、カタカナ英語を一切聞かされませんでした。中国語に関してもうちの親はもちろんネイティブ・スピーカーなので、キレイな中国語だけを聞かされてきました。おかげで僕はキレイな英語を聞かされて、英語に関してはいまでも非常に自信を持っています。

じゃあこうしよう。Ustreamで放送してみました。アップルの年に数回行われる発表会。これを僕なりに、僕のアプリを作ってきた知識、アップルファンとしての知識を交えながら、Ustreamで解説しました。いまでもやっています。「テフのオールナイトニホン」という番組です。フォロワーは1600人から1万人に増えました。いままでにこの放送を見た人は100万人を超えています、おかげさまです。

もっと僕はアブノーマルになりました。なんかすごい番組をやっているやつらしいということになりました。僕はこれによってもっと自信をつけて、盲信して、猛進しました。いろんなとこから誘いが来ました。人前でしゃべりました。もっとアブノーマルになりました。盲信して、猛進しました。ラジオに呼ばれました。とある有名な、ちょっと変な政治評論家の人と仲良くなりました。

ラジオ番組とアイドルをプロデュース

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