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ニュース長すぎ、EPUBはクソ規格--ホリエモンがニコニコ超会議で語った全文2

堀江貴文氏と、日本版ハフィントン・ポスト編集長の松浦茂樹氏がニコニコ超会議2で対談。「ニュースはどうあるべきか」という話題から、「電子書籍のEPUB規格はクソ」という怒りのコメントまで幅広いテーマについて語り合いました。全文書き起こしの第2回です。

更新日: 2013年04月30日

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堀江貴文氏とハフィントン編集長・松浦氏がメディア論を交わす

今回の堀江さんの発言をざっくり言うと…

・いまのニュースは長過ぎる。ニュースの要約がアツい
 ・Epubはクソ規格だよ。縦書とかルビとかいらないよ
 ・新しいニュースの形=30人の賢者が400文字のテキストを届ける
 ・ワイヤレスのピンマイクが安くなると放送が変わる

堀江:ニュース長すぎ。たとえば新聞も長すぎ。新聞の記事って内容がない割にはけっこうだらだら書いてあって。ネット時代は長くて400文字。

っていうのはスマートフォンで一画面で読める量以上の記事って忙しい現代人には向いてないと僕は思う。

松浦:そうですね。最近スマートフォンのサイトだと、我々の古巣のライブドアとかは3行にまとめて、「ざっくり言うと」みたいな形でスマートフォンで読めるようにしている。

堀江:そうそう、「ざっくり言うと」なんですよ。それはGUNOSYの人たちとも話してたんだけど、ニュースをスクレイピングしてきて、表示すると著作権上問題だったりするから、ちょっと別な解決策を提示したんだけど、本当にそうなんだよ。この間「サマリー」っていうサービスが買収された。どこが買収したんだっけ?

松浦:あれはヤフーですね。

堀江:そうだ。ヤフーが買収したんだ。サマリーはニュースを勝手に要約するサービス。そのサマリー的に人が要約すればいいんだけど。

松浦:いまこのネット時代に適応したもの。やっぱりニュースの形だったり、情報って枠としてはあるんだけど、それをただネットに持ってきているだけっていうのは、ただのコピペだと思うんですよ。

堀江:だから僕ね、ストレートニュースは通信社に任せておけばいいと思うわけ。通信社の記者がいろんなところに飛んでストレートニュースを拾ってくると。その拾ってきたニュースに対して解説を付けるというのを求められているのはないか。

堀江:ぶっちゃけどうなのよ?と。その「ぶっちゃけ」っていうところを、たとえば新聞という枠だったりすると、ぶっちゃけられなかったりするから、要はぶっちゃけられるメディアを作りたい。それはあくまでも批判とかではなくて、もっとポジティブなもの。

松浦:どんどん批判していくと落ちていくだけだから、ポジティブでAがA'になって、Bになってと。どんどん進化すればいいですね。

堀江「Epubはクソ規格だ」

堀江:そういうメディアを作りたい。それって儲かりますかって(コメントに)出てますけど、僕は儲かると思うわけ。

松浦:なぜですか?

堀江:だって僕はメルマガやってますけど、会員めちゃくちゃ増えてるもん。1万人は2年前に超えた。

実際のところ、メルマガっていう仕組みにみんな文句言うんだけど、古いとかレガシーな技術だとか。言いたいこと言ってる。

堀江:けど、俺は正直いって、Epubの方がムカツクよ。Epubはクソ規格だよ、クソ規格。

松浦:どこらへんが?

堀江:もっさりしすぎでしょ。たとえばメルマガをわざわざEpub化してさ、俺も一部Epub化して出してるけども、もうEpubなんてクソだよ、クソ。読みにくい。縦書もいらねえ、ルビもいらねえ。ルビなんて見ねえだろ、このやろうって。俺はたとえばアプリで、それをわざわざEpub化して、ダウンロードさせて読ませてるサービスを、別にディスってるわけじゃないよ? ディスってるわけじゃないけど、この間、水道橋博士の原稿を送ってもらったんだよ。だけど読みにくいのさ。なんかEpubでiBooksでリーダーで読むと、めちゃくちゃ読みにくもん。ぜったいテキストがいいって。

たとえば日刊サイゾーっていうのがある。日刊サイゾーのアプリを入れてるんだけど、めちゃくちゃサクサク読めるわけ。テキストと写真がちょっとしか載ってないから、いますごい読みやすいんですよ。

で、僕はテキストの時代だと思ってる。映像も画像もそれはリンクで飛ばせば、Facebookのタイムラインみたいに、サムネイルだけ載ってますみたいな。僕はその程度でいいと思うんですよ。テキストだと表示も早いし、アプリもさくさく動く。

松浦:それで情報があっさり入ってきて、スマートフォンで配信されて。

堀江:そう、だからいま僕が作ってるのは、そのメルマガを読むための専用アプリを作ろうとしているんだけど、メルマガリーダー。ちょっとブロマガの人に言わなきゃいけなかったんだよね。あのーメルマガリーダーを作る会社見つけてきたんで、作ってください。Epubとかめちゃくちゃだせえから。最悪だからあんなの。俺はそんなんじゃ読まない。

で、電子書籍ってさ、みんなEpubじゃん。本当さ、なんとかしてほしい。テキストでいいだろって。テキストでいいのに、なにこだわってんの? だから本をすごい読みたいユーザーしか読まないんでしょ。

松浦:あーそうですね。本が好きな人は好きですけどね。

堀江:いままで本を読んでた人たちはEpubでKindleで読んでいいんだけど、俺ね、Epubに対してはめちゃくちゃストレス溜まってたので、ここで言わせてもらう。Epubはクソだ!テキストでええやん。

松浦:そうですね。読むだけだったら、ぽんってテキストで受け取れば。その方が早いですね。

堀江:読む方もテキストとかをベースにした方が新しい形の電子出版、電子書籍がブレイクしてくると思うわけですよ。テキストでサクサク読めると。Epubの利点はコピープロテクトだけだからって。

松浦:あー(コメントが)出てますね。

堀江:本当に、だからセコいのやめよう? コピープロテクトとかさ。

「30人の賢者が400文字のテキストを届ければいい」

松浦:一番ユーザーの方を向いてほしいですよね。本の規格を向くんじゃなくて、ユーザーの方をやっぱり。

堀江:ユーザー目線でやってないってことですよ。全然良くないと思う、それは。シンプルにして、サクサクとアプリが動くのが大事なの。もっさり、ページがめくれるとかどうでもいいんだよ、そんなの。ページがぺろんってめくれるシーンとか本当に鬱陶しいわ。いまヒットしているアプリってさ、たとえばあなたがいた会社の作ってる「LINE」とか。

松浦:そうですね、LINEありますね。

堀江:LINEの何がいいかって、シンプルなんだよ。あとアプリの動作が速い。

松浦:あれでもっさりだったら使いにくいですよね。

堀江:あれでもっさりだったら、ダメ。だけどSPモードメールはもっさりしてるじゃん。もっさりしてるから、使われないんだよ、アプリなんて。みんなそこに気づかない。

松浦:だからどこを向くかってところでちゃんとユーザーを向いて、機能として作られているかどうかっていうのが非常に重要ですね。そういう意味でさきほどネットメディアたくさん出てるって言ってた中で、日刊サイゾーとかいろいろユーザーを向いてるメディアとかって何か思いつくのありますか?

堀江:ユーザーを向いているメディアですか。いきなり振られるとちょっとわかんないな。

松浦:(刑務所から)出てきたら、たくさんメディアができてるっていう実感はありました?

堀江:そうですね、そういう「ナタリー」とか細分化されたネットメディアが。1人とか2人とかでやってる小さなメディアが増えてきましたね。

松浦:それはそれでやっぱり多様性を生み出しているからいいかなと思いますが。

堀江:それだってライブドアが最初の頃にやり始めたんだよね。

松浦:そうです。個人のメディアという形で、TechWaveとかMarket Hackとか。

堀江:Market Hackね。ああいうメディアがどんどん育ってきて、収益を得られるように、彼らは広告だけど、僕はたとえばメルマガで1万5000人くらいいますが、津田さんのメルマガもさっき聞いたら8000〜9000くらい。藤沢数希さんのメルマガも5000人超えてるってことで、かなりそれなりの市場規模にはなってきているですよ。でもまだメルマガ市場って20億円くらいだと思うんですよ、マーケット。これがせめて100億円にはしたいよね。

松浦:それを超えるためには何が必要なんですか。

堀江:だからその新しい形の30人の賢者が集まってキュレーションした、400文字のテキストが月々1人あたり3本とか書いてくれる、そういうメディアが僕は重要なんじゃないかと思ったんですけど。

松浦:ネットメディアの未来という意味で、こういうニコニコのような動画サービスはどうなんですか。

堀江:動画は面白いよ。めちゃくちゃ面白いよ。何が面白いってこの話の前に、僕のチャンネル生放送っていうのをやったんですよ。略称「チャン生」と呼ばれるんですけど、ブロマガと連携してチャンネル生放送っていうのをやってるんですね。

堀江:ときどき有料にするわけです。有料放送と無料放送をつなぎあわせてやってるんですけど、これけっこう会員さんが入ってきていただいてるんです。

松浦:それどこらへんが魅力で入ってきてるんですか。

堀江:まあやっぱりいろいろなところで、たとえば誰々さんのインタビューこれからやりますとか、いま尖っている会社をインタビューして本音を引き出すと。たとえばスパイダーっていう全番組録画のハードウェアがある。そこのPTPの社長の有吉さんっていう人とお話をしたんですけど、そういうようないま旬な、これからくるようなサービスなんかを私が突撃して、こんなさっきのハフィントン・ポストの話じゃないけど、ぶっちゃけどうなの?って。

これがたとえば朝日新聞がインタビュー記事書いたら、またあの毒にも薬にもならないことを書いて、お茶を濁して終わりみたいになっちゃうわけじゃない?それじゃつまんないでしょ。

松浦:そうですね、そこに面白さは感じないですね。

堀江:そういうものを動画を通じてやりたいと。ただ、いま動画の機材が高いし、持ち歩くの大変だし、ネットの回線も固定回線がなかったらモバイルの回線を使うんだけど、モバイルだと音がブチブチ飛んだりする。だけどいま僕が作っているのは「ライブユー」という。

そういう機材が米国製ですでになって、月々20〜30万円するんですけど、携帯の4キャリアのUSBトングを指して、バルクでまとめてサーバーに流すと。そうすると何がいいかっていうと、ネットの回線ってぶちぶち切れるんだけど、4つもあるとどこかつながってるわけ。だから切れないし、回線状況がいいと、その4回線を使って数メガのキレイな映像をモバイル環境でも流すことができる。

あとワイヤレスのピンマイクが高いわけ。いまつけてるけど。これワイヤードか。でもマイクって高い。なんで高いかわかる?

松浦:わからないですね。

堀江:それはいままで放送業界の人しか使ってこなかったから。ロットがでなかったから。だけどこれからはチャンネル生放送で稼ぐ生放送主みたいな人がどんどん出てくるわけ。でもいまはオーバーヘッドが大きすぎて、たとえば放送機材が高いとか、ライブユーに月々20〜30万円払えませんって。それがたとえば月々2万円とかで使えますとなれば、セミプロでも使える。あとワイヤレスのピンマイクも要は何千人じゃなくて、何万人が使うようになるといきなり安くなるわけ。

松浦:そうですね、市場が広がれば。

堀江:たとえば一本5万円とかするわけ、ピンマイク。これが3000円とかだったらいいでしょ。3000円とか5000円とかだったら。それも作ってみたい。大量に発注して、クラウドファウンディングとかでお金を集めて作れば、安く作れるわけです。そういうのをやりたいんです。ただそれを僕が作ったら、そのライブユーと同じように4つのキャリアからの回線で映像と音声をつなげて1個にするためのサーバーが必要なんですよ。ライブユーは用意している。これ僕が用意するのは大変だからぜひドワンゴさんに用意してほしい。僕が機材作ったら、ドワンゴさんがサーバー作ってくれると嬉しいな。

松浦:そしたらもっともっとニコニコの生放送も増えて。

堀江:生放送が全国で移動しながら中継とか、そういったことが増えてくると思うんで、ぜひ。別に俺この壇上で話すつもりまったくなかったんだけど、裏でカワンゴさんとか夏野さんに言おうと思ってたんですけど、いままでちょっと忘れてて、さっき夏野さんが来たときに言えばよかったんだけど、完全に頭が飛んでました。

松浦:ここで公の場でどんと言ってしまえば伝わりますからね。

堀江:そうするとさ、放送が変わると思うわけよ。いまでも10〜20代が一番見ているコンテンツってYouTubeとかニコニコ動画だったりするわけ。テレビじゃないわけ。でももちろんテレビも見られてる。

生放送でジャーナリズムが変わっていくはず

堀江:だけれどもこれからもっともっと変わってくると思う。ゲリラ的にいろんな生放送が。音質がすごく大事だと思う。

松浦:そうですね。プツっプツって。

堀江:いまでも「ツイキャス」とか使ってスマホで中継している人いっぱいいるけど、ぶっちゃけ1〜2分だったら見てもいいけど、何十分も見れない。

松浦:聞いてる方が疲れちゃいますね、ブツブツ切れていると。

堀江:ブツブツ言わないようにするためには、ワイヤレスのピンマイクとミキサーが必要で、これが安くならないといけない。そういう機材を作りたいなと思います。そこがポイントになると思います。そうすると、ネットの動画メディア、特に生放送のメディアっていうのは、ものすごく広がっていくなんじゃないかなと。そうするとジャーナリズムが変わっていくと思うんですよ。

松浦:そうですね。現地に行って、生の情報を伝えるところから始まる。

堀江:そう。これまではそういうのってテレビ局じゃなきゃなかなかできなかったんです。でもテレビ局の生放送ってものすごくオーバーヘッドが大きいわけよ。衛星放送で飛ばすためのでっかいアンテナがついたでっかい中継車がいる。これがネットの回線を束ねて、わりと高画質の放送ができるようになったら、これは大きく変わると思う。いまカメラってめちゃくちゃ安くなってるでしょ?

松浦:そうですね、カメラはすごい安くなってるんで。

堀江:カメラはすごい安くなってる。なのにさ、音のことを考えないんだよ、みんな。

松浦:画面がこんなにキレイなのになんで音が途切れるのか。

堀江:音はね、全然進化していない。音のことをみんなバカにしているというか、忘れちゃってる。だけど生放送をやってて思うのは音なんだよね。

松浦:目に入ってきて、耳に入ってくるバランスのところがちゃんとしていないと疲れてしまいますね。

堀江:そうなんです。そんなことを考えています。

「LINEになって、ライブドアのサービスを止めたね」--ホリエモンがニコニコ超会議で語った全文3
http://matome.naver.jp/odai/2136729930930082401

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