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「惡の華」も影響を受けたトラウマ級の問題作「さくらの唄」とは

アニメ化もされたマンガ「惡の華」が最近話題だが、その作者が一番影響を受けたという作品「さくらの唄」。エログロカルトマンガとして有名で、今も多くの人を惹きつける安達哲さんの作品「さくらの唄」についてまとめました。

更新日: 2013年07月06日

bakakyoudaiさん

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▼ マンガ「惡の華」が最近話題だが・・・

▼ その「惡の華」の作者が、一番影響を受けたという作品「さくらの唄」。

そういえば遂に惡の華に手を出して読み始めたんだけど、作者が影響を受けた作品に安達哲の「さくらの唄」を挙げてて、ああ成る程なぁー、って思った。

アニメが面白くて漫画の『悪の華』七巻まで読んでしまった。まだ完結してないから何とも言えないけど『さくらの唄』のような圧倒的なカタルシスがなくて、全部寸止めで焦らされる感じが今っぽい感じ。

押見修造「悪の華」には「さくらの唄」は10代のうちに読むべき本です、とある 「さくらの唄」は20代になってわかった顔で読んだり俯瞰して読む本じゃなくて、中学生のときにいきなりぶっつけられる本なんだろうな 

▼ 「変態的」「圧倒的なカタルシス」と評される、「さくらの唄」とは、どんな作品なのか?

「お天気お姉さん」「バカ姉弟」などの作品で知られる鬼才・安達哲が1990年から1991年にかけて「週刊ヤングマガジン」に連載した作品。いまだに多くの人の胸中に巣くう圧倒的なトラウマ的衝撃を放った問題作。

作者曰く「メチャクチャに書いてたら凄いものが出来上がってしまった」

ヤングマガジンで唯一成年コミック指定を受け、「有害図書論争」に巻き込まれて発禁にされかけた伝説を持つ

主人公の市ノ瀬は、画塾に通いながら美大を目指す、どこにでもいる普通の中二病こじらせ気味の高校三年生。両親は遠地におり、ヤンキー上がりの姉と二人暮らしをしているが、ある日そこに、親戚の金春夫婦が引っ越してくる。

ただの口うるさいジジイかと思いきや、この金春、実は長者番付にも名が載る不動産ゴロ。裏社会ともつながりを持つ、金春の強引な行動の前に、市ノ瀬の日常は大きく乱されていく・・・

逃れられない現実に、金と欲にまみれた現実に流され、自らもどっぷり溺れる主人公。それでも美術の道への現実逃避に、自意識の最後の砦を築く主人公。

描写の過激さ、暗さ、非現実さなどが災いし、埋もれてしまった名作。

心がザワザワして苦しくてせつなくてどうしようもできないこの気持ちをどうしてくれよう。って。そんな気持ちを呼び起こす

やっぱり10代とか青春時代に鑑賞すべき作品っていうのは絶対あって、その人が歩んできた人生にもよるけど、僕の場合は漫画なら、さくらの唄、文学ならキャッチャー・イン・ザ・ライと若きウェルテルの悩み、映画ならポンヌフの恋人とシザーハンズだった。

作者の安達哲さんは、1986年にデビュー。「ホワイトアルバム」「キラキラ!」と週刊少年マガジンでどちらかというと青春甘酸っぱい系の作品を描いてきたが、「さくらの唄」で一気にエログロ路線が開花。

その後も過激な作風の「お天気お姉さん」がヒットする。「お天気お姉さん」はオリジナルビデオ化、テレビドラマ化されたほか、OVAとしてアニメ化もされた。

近年は平成15年度第7回文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞した作品「バカ姉弟」で新路線を開拓。シュールでほのぼのとした作風が人気となり、アニメ化もされた。

▼思春期に「さくらの唄」を読んでしまい、トラウマとなった人は多い

今作で描かれる「現実」はロクでもない。残酷で、どろどろで、容赦がない。なにより、汚ない。

超絶望展開は本当に辛く、読んでいて厳しいものがあります。金春親父による「金、力、女」などの追い込み方がトラウマものです。これは覚悟をしておいた方が良いかもしれない。

さくらの唄で一番印象に残ったのは聖女みたいだったヒロインが主人公への嫌悪を表した表情だな。あれはトラウマものだったよ。 確か大槻ケンヂも褒めていた

なんか「時計じかけのオレンジ」みた時みたいな なんか見とるのがつらくなるような、でも見て正解だったなーって気がする。共通してるのはトラウマだ。

物語は基本的に平坦。えぐい描写もあるが、序盤~中盤の道のりは「平坦」と言える。

威力を発するのは、中盤を過ぎて終盤にさしかかる辺りの、学園祭における自主制作映画上映シーン。まさにその一点に尽きる。汚くもゆるやかで平坦な日常は、すべてこの学園祭のためにある。

その主人公のモラトリアム気質故に引き起こされる、ラストの悲惨でばかばかしい無理矢理なカタルシスみたいなものに、鳥肌がたった。

もう全面降伏、諸手をあげて傑作のはんこを押した。
ちょっと涙ぐんでた。たぶん、読んだ人はみんなそうだったはずだ。

▼ 漫画家、ミュージシャン等、影響を受けた人は数知れず

GOING STEADYのアルバム『さくらの唄』の元ネタだというのをヴィレッジヴァンガードで見て買ってみた。心にずしりとくる青春漫画。

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bakakyoudaiさん



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