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みおつくし料理帖 まとめ

『みをつくし料理帖』(みをつくしりょうりちょう みおつくしりょうりちょう)は、高田郁による日本の時代小説のシリーズ、及びそれを原作とする2012年のテレビドラマ。

更新日: 2013年05月15日

usabitchさん

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享和2年(1802年)の水害で両親を亡くし天涯孤独の身となった少女・澪は、大坂随一の名店と謳われる料理屋「天満一兆庵」の女将・芳に助けられ奉公人として勤め始める。やがて天性の味覚を主人の嘉兵衛に見込まれた澪は、厳しい修業に耐え腕を磨いていくが、店は焼失してしまうことに。江戸店を任せていた息子の佐兵衛を頼って江戸へ出た3人を待ち受けていたのは、佐兵衛が吉原通いで散財し店を潰し、行方をくらませているという報せだった。

度重なる心労により、嘉兵衛は「天満一兆庵」の再興を澪と芳に託して亡くなってしまう。店の再興と佐兵衛の行方探しを胸に、慣れぬ土地で芳と暮らしながら働き始めた澪は、蕎麦屋「つる家」の主人・種市に店で働くことになる。

様々な人の助けを得て様々な新しい料理を考案し、「つる家」を江戸で評判の店へと成長させていく。

シリーズ一覧

狐のご祝儀―ぴりから鰹田麩
八朔の雪―ひんやり心太
初星―とろとろ茶碗蒸し
夜半の梅―ほっこり酒粕汁

俎橋から―ほろにが蕗ご飯
花散らしの雨―こぼれ梅
一粒符―なめらか葛饅頭
銀菊―忍び瓜

豊年星―「う」尽くし
想い雲―ふっくら鱧の葛叩き
花一輪―ふわり菊花雪
初雁―こんがり焼き柿

花嫁御寮―ははきぎ飯
友待つ雪―里の白雪
寒紅―ひょっとこ温寿司
今朝の春―寒鰆の昆布締め

迷い蟹―浅蜊の御神酒蒸し
夢宵桜―菜の花尽くし
小夜しぐれ―寿ぎ膳
嘉祥―ひとくち宝珠

青葉闇―しくじり生麩
天つ瑞風―賄い三方よし
時ならぬ花―お手軽割籠
心星ひとつ―あたり苧環(おだまき)

冬の雲雀―滋味重湯
忘れ貝―牡蠣の宝船
一陽来復―鯛の福探し
夏天の虹―哀し柚べし

登場人物

澪(みお)
神田御台所町(後に元飯田町へ移転)の料理屋「つる家」の料理人。18歳。
8歳の時に易者に「苦労の多い人生だが、その苦労に耐えて精進すれば、必ず青空が拝める」“雲外蒼天(うんがいそうてん)”の運命にあると予言される。その後、大雨による水害で漆塗師の父・伊助と母・わかを一度に亡くし、天涯孤独となる。変わり果てた町をさまよい、空腹から盗みを働き折檻されていたところを、「天満一兆庵」の女将・芳に助けられ、そのまま店の奉公人になる。女衆(おんなごし=案内やお運び)として数年務めた後、天性の味覚を嘉兵衛に見込まれ、板場に入り厳しい修業を積んでいく。水害で両親が流されるのを目の当たりにしたトラウマで、今でも雨の降る日は気を失ってしまったり、夜は震えが止まらずなかなか寝付けない時がある。
現在は、神田金沢町の長屋に芳と暮らしている。いつか佐兵衛を探し出して再び「天満一兆庵」の暖簾を掲げることを夢見ている。
丸顔で、眉は下がり気味、鈴のような眼、小さな丸い鼻は上向き。緊迫感のない顔をしており、芳からはよく「叱り甲斐がない」と言われるが、料理のこととなると感情を抑えられず、表情に出てしまう。

芳(よし)
「天満一兆庵」の元女将。澪からは大坂での奉公先の女将の呼び名である「ご寮(りょん)さん」と呼ばれる。息子・佐兵衛の行方不明と夫・嘉兵衛の死とが相次ぎ、長らく寝込んでいたが、後に「つる家」で働き始める。嘉兵衛が残した数々の言葉や料理人としての心構えを澪に伝え、澪を精神的に支える。

小松原(こまつばら)
「つる家」の常連客の浪人で30歳。江戸の味に慣れていない澪の料理を「面白い」と評したり、基本がなっていないと助言し、澪の成長に一役買う。
その正体は江戸城で御膳奉行を務め、将軍・徳川家斉からの信頼も厚い若年寄・小野寺数馬であり、料理の世界に精通している者からは「土圭(時計)の間の小野寺」と畏敬の存在として知られている。「小松原」は母の旧姓。将軍に供する料理の研究も兼ねて、義弟の別宅を拠点に浪士の形で江戸中の店を食べ歩いている。

永田 源斉(ながた げんさい)
神田旅籠町の町医者。御典医・永田陶斉(とうさい)の次男。
稲荷でお参りしていた時に倒れた芳を診察して以降、度々「つる家」を訪れるようになる。純粋に料理に打ち込む澪に淡い恋心を抱いている。

種市(たねいち)
蕎麦屋「つる家」の店主。後に腰を痛め、蕎麦打ちができなくなり、屋号はそのままに澪に店を任せる。
17歳で亡くなった娘・つるの墓参りの帰り道、祟ると噂され荒れ果て「化け物稲荷」と呼ばれた小さな稲荷を掃除している澪の姿が娘に重なり、煮売り居酒屋の洗い場で働いていた澪を自身の店に誘った。料理の味や調理法を否定され落ち込む澪を、たとえ材料が無駄になろうとも決して叱責することなく温かい目で見守る。
火事で店が焼失し、一時は生きる気力さえ失ったような状態に陥るも、何とか復帰し、元飯田町の九段下に新たに店を構える。

あさひ太夫(あさひたゆう)
「翁屋(おきなや)」の花魁。上方出身で、吉原一と謳われる美貌と美しい唄声を持つと言われるが、誰もその姿を見た者はいないため、「幻の花魁」と呼ばれる。
料理番の又次に頼んで、澪の作る料理と上方の話を持ち帰ってもらった際に、澪がかつての幼なじみであると気付き、「つる家」が放火され気落ちし意欲を失った澪に、又次を介して十両(2012年の貨幣価値で約100万円)という大金を託し、澪が再び料理への情熱を取り戻すきっかけとなった。
本名は「野江(のえ)」、大坂で唐高麗の渡来品を商っていた「淡路屋」の末娘で澪の幼なじみ。幼い頃から美人で評判だった。澪を見たのと同じ易者に、「旭日昇天(きょくじつしょうてん)」という天下取りの強運の相の持ち主であると予言された。

作品に出てくる料理

第1巻 八朔の雪より
鰹と昆布の合わせ出汁を発見する

材料(四人分)
胡瓜・・・3本 ごま油・・・小さじ1 砂糖・・・小さじ1
酢・・・大匙2.5  醤油・・・大匙2.5
出し汁・・・50cc 鷹の爪・・・適宜

すりこぎで叩いた胡瓜を食べやすい大きさに切ってさっと湯がいて調味液につけるだけ~

想いを寄せる小松原の母親が腎臓を患っており、小松原が腎臓に良いとされるははきぎ(ほうき草)の実を持っていた(つるやに忘れていった)ことから、なんとか食べれるように辛い下拵えに耐え工夫を重ねた。

テレビドラマ

2012年9月22日の21:00 - 23:21(JST)に、テレビ朝日系列にて放映された(テレビ宮崎は9月24日の21:03 - 23:22に放送)。

時々来店し、的確な助言を与えてくれる小松原に恋をするが、彼の正体が手の届かない存在であると分かってからは、想いを秘め、せめて心のこもった料理を食べてもらいたいと心に決めている。

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