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【閲覧注意】修羅場・復讐の話のまとめ【1話~850話】

修羅場・復讐系の話のまとめ。【1話~850話】です。長くなりましたので851話~から分割して更新していきます。

更新日: 2015年07月07日

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■更新履歴

・5/14:50話掲載
・5/15:51話~90話追加
・5/17:91話~120話追加
・5/18:121話~145話追加
・5/19:146話~180話追加
・5/21:181話~220話追加
・5/22:221話~245話追加
・5/23:246話~260話追加
・5/24:261話~275話追加
・5/25:276話~290話追加
・5/26:291話~305話追加
・5/27:306話~315話追加
・5/28:316話~325話追加
・5/31:326話~335話追加
・6/5 :336話~350話追加
・6/6 :351話~360話追加
・6/7 :361話~370話追加
・6/9 :371話~380話追加
・6/11:381話~390話追加
・6/14:391話~400話追加
・6/18:401話~410話追加
・6/22:411話~420話追加
・6/25:421話~430話追加
・6/26:431話~440話追加
・6/29:441話~450話追加
・6/30:451話~460話追加
・7/1 :461話~470話追加
・7/4 :471話~480話追加
・7/16 :481話~490話追加
・7/23 :491話~500話追加
・7/29 :500話~520話追加
・8/4 :521話~540話追加
・8/10 :541話~555話追加
・8/17 :556話~570話追加
・8/26 :571話~590話追加
・9/1 :591話~600話追加
・9/8 :600話~615話追加
・9/14 :616話~630話追加
・9/22 :631話~640話追加
・9/29 :641話~655話追加
・10/5 :656話~670話追加
・10/12:671話~680話追加
・10/19:681話~690話追加
・10/27:691話~700話追加
・11/2 :701話~710話追加
・11/9 :711話~720話追加
・11/16 :721話~730話追加
・11/22 :731話~740話追加
・11/30 :741話~750話追加
・12/7 :751話~760話追加
・12/14 :761話~770話追加
・12/21 :771話~780話追加
・1/6 :781話~790話追加
・1/11 :791話~800話追加
・2/5 :801話~810話追加
・2/12 :811話~820話追加
・2/19 :821話~830話追加
・2/25 :831話~840話追加
・3/3 :841話~850話追加

851話以降はこちらからどうぞ
http://matome.naver.jp/odai/2139454911780613801
http://matome.naver.jp/odai/2140482527577340201
http://matome.naver.jp/odai/2143619487441831001

■用語解説

○ウト
舅(しゅうと)
配偶者の父親。こう表記された場合は基本的に敵。
良い舅さんのは良ウト、ウトさんなど。

○トメ
姑(しゅうとめ)
配偶者の母親。こう表記された場合は基本的に敵。
良トメ・糞トメと呼ばれることも。

○ウトメ
配偶者の両親。ウトとトメのセット。

○大ウト・大トメ
配偶者の祖父母。
トメ、ウトの父、母の事。

○コウト
小舅(こじゅうと)
配偶者の兄弟。

○コトメ
小姑(こじゅうとめ)
配偶者の姉妹。

○コトメ子/コトメコ
コトメ(小姑)の子供。

○アカ/赤/赤さん
赤ちゃんの省略語。

○気団(きだん)
既婚男性の省略語。

○鬼女(きじょ)
既婚女性の省略語。

○毒親(どくおや)
「毒になる親」の省略語。
いないほうが子供のために良いというような親。

○毒
独身者の省略語。

○チュプ
主婦の蔑称。

○サイマー
借金体質、もしくは借金が多い人のこと。
債務する人(saimu re)

○鬼籍(きせき)
閻魔帳に記載されるようになるという意味で、亡くなった人のこと。
既に亡くなっているという意味。

○小梨(こなし)
子供がいないこと。
小梨=こなし=子無し。

○石女(うまずめ)
不妊・妊娠できない女性の差別用語。

○エネミー
義家族の肩を持ち、、嫁の味方になってくれないの夫のこと。
エネ・エネ夫と表現されることもある。
エネミー(Enemy)は日本語訳すると「敵」と言う意味になる。

○エネme
me、自分自身がエネということ。
イビられても「自分に原因があるのかも」と我慢している状態のこと。

○マヤる
嘘泣きなど、持てる演技力を総動員して相手を納得させようとすること。
「ガラスの仮面」の北島マヤが元ネタ。

○緑の紙
離婚届のこと。

○ロミオ化
ロミオのような甘いセリフで復縁しようとするさま。
ロミオ化した夫が復縁を求めるメールをロミオメールという。
妻がなる場合はそれぞれジュリ化・ジュリメールと呼ばれる。
シェイクスピアの悲劇、ロミオとジュリエットが元ネタ。

○プリン
不倫のこと。

○プリ/プリンちゃん
不倫相手のこと。

○サレ
浮気・不倫をされた側のこと。

○シタ
浮気・不倫をした側のこと。

○CO
カットアウト。
縁を切ること。

○FO
フェードアウト。
徐々に縁を切ること。

○24
通報すること。
24=ツーフォー→つうほう(通報)

○K、K察
警察のこと。

○凸(とつ)
突撃のこと。
アポ無しで訪問すること。

○ゲスパー
卑しい詮索をすること。
「下衆なエスパー」の省略語。

○ふじこ・ふじこる
予想外の事が起き意識が混乱している状態を表す言葉。
キーボードの三段目と四段目の左側を押しながら同時に右側に引っ張っていくと、「ふじこ」が出現する、というスレから発祥。

○ナマポ
生活保護のこと。

■ブーケトス【1話】

何年か前の会社同僚(男)の結婚式の話

ブーケトスで新婦友人がガッチリ前列を固める中、うちの課長(女性・未婚・30代後半)、最前列に躍り出てバスケのディフェンスのように手を上げた。

新婦が投げる直前、両頬を平手でパチンと叩いて「ッシャー!!来い!」と気合の声まで上げる始末。

ギャラリーからはドッと笑い声。

苦笑いしつつも新婦がブーケを投げると、別の同僚女性(未婚・20代・美人)が課長の前にぱっと飛び出て鮮やかにブーケをインターセプト。

取ったブーケを高く掲げて
「やったー。今年こそ彼氏作るぞー」と大声で喜んだ。

課長は「ああああ!!!今年もダメなのかあああ!!」
と派手なリアクションで悔しがってた。

ギャラリーは大爆笑だったが、新婦友人数人はふて腐れた表情。
冷ややかに目立っていた二人を睨んでいた。

披露宴を待つ待合室みたいな所に行く途中、ちょうど俺たちの横を新婦友人が通り過ぎるときに「空気読めない女って、マジ痛いよねー」とか「さっきのオバサン何あれ?きっつー」とか、聞こえよがしの大声で二人を罵ってた。

披露宴でも、その新婦友人たちはこっちを見てクスクス、ヒソヒソ凄い感じ悪かったが、同僚の結婚式なんで半分仕事のつもりで参加した俺らは完全スルー。
それなりに楽しくやってた。

一連の行動を面白く思ってない人は他にもいて、新婦も、俺たちが高砂に上がったときは仏頂面だった。
こっちがお祝いの言葉を言っても無言。
時折、物凄い表情でインターセプト女を睨み付けてた。

後から新郎に聞いた話だが、新婦はどうも同僚のインターセプト女が新郎に横恋慕していると勘違いしているらしかった。

ちなみにインターセプト女は、キー局女子アナの登竜門と言われる某有名私大のミスコンで、フォトジェニック賞だか何だかを貰ったことのある子で、社内でも美人で有名な人。

確かに圧倒的オーラを感じるな美人なんだが、帰国子女なんで、考え方がかなりアメリカナイズされてて
「セクハラされて訴えないなんて単なるバカ」
などと公言する恐ろしい女。

実際、言い訳のしようがない証拠押さえた上で社内のセクハラ対策委員会に訴え出て、エロ上司とエロ同期二人を島流しにしてるから、みんな、恐ろしくて手が出せなかった。

おそらく美人であるがゆえに、新婦も心配になったんだと思う。
新郎は、インターセプト女とは、一度もそんな雰囲気になったことがないので、勘違いだと主張したが、結局、新婦の連日の突き上げに負けて、後日インターセプト女(長いので以下、美人子)に
「いやあ。びっくりしちゃったよ。盛り上げてくれてありがとう。ところで美人子さん、今彼氏募集中なんだ?」
みたいな感じで、その真意について遠回しに探りを入れた。

ところが美人子の回答は
「ああ。あれ実は、新婦友人に腹立っちゃって。それで課長にパスカット役を買って出たんです」
という予想外のものだった。

以下、美人子が新郎に話した内容。

式が始まる前、待合室のようなところで待っているとき。
ちょうど美人子たちの傍に新婦友人たちがいたらしいんだけど、その中の一人だけは彼氏がいない子らしく、新婦友人達は、その子に向かって

「今日はブーケ取れるようにサポートしてあげるからねwよかったねー。これで少しは彼氏できる確率上がるよ?wまあ、焼け石に水かもしれないけどねーw」

「レベル低いなら低レベルなりに頑張らないとーwこのままじゃ最底辺になっちゃうよーw」

「まあ、女としては終わってても、運さえあれば何とかなるってw男のレベルにさえこだわらなければねーw」

とか言いたい放題だったそう。

しかも、どれも真剣に心配するような言い方じゃなくて、薄ら笑い浮かべながら、露骨に嘲笑するような言い方だったらしい。

タゲられた彼氏いない新婦友人は、最初は、必死に愛想笑いして流してたけど、ついには我慢できず泣き出してしまったらしい。

彼氏持ち新婦友人達はそれでもなお
「やだあ。何泣いてんの?w」
「ほらあ。化粧崩れちゃうよ?w自分からこれ以上ブスにしちゃダメじゃん?w」
とか、みんなでケラケラ笑い囃しながらいじめ続けてたらしい。

正義感の強い美人子は横で聞いていて腹が立ち、新婦友人達に一言言ってやろうかとも思ったらしいが、同僚である新郎の挙式直前ということもあり、角が立つ抗議はあきらめ、代わりに自分がブーケトスでブーケを取って、いじめ計画を潰してやろうと思ったらしい。

それで課長にインターセプト役を申し出た、というのが真相らしい。

ちなみに課長だけど、あの人は元々そういうキャラの人。
立場上、頻繁に結婚式に呼ばれるんだけど、30代半ば辺りからはもう開き直っちゃって、ブーケトスでは猛烈な積極姿勢を見せるようになった。

でもそれは、あくまでパフォーマンスだけで、新婦が課長めがけてブーケを投げたとしても本人は決してブーケを取ったりせず、毎回、最終的には若い子にブーケを取らせてる。
取るふりだけして取らなくて、それでブーケ落とすのも迷惑なので、課長は毎回、自分の後ろにいる子やインターセプト役の子に、自分はスルーするから、ブーケは必ず取るようにこっそり言うんで、こっそり指示された人たち経由で噂が社内に広まってて、今じゃ社内誰もが知ってる課長の自虐ネタ。

話を戻すけど、驚いた新郎は、当時、美人子の近くにいた同僚にも話を聞いたんだけど、みんな口を揃えて、酷い言葉の集中砲火で盛り上がってたんで、聞いてて腹が立ったとの回答だった。

新郎は、新婦に、美人子がインターセプトした理由を話したところ、新婦は物凄く動揺し、自分の友人がいじめに遭っている話だというのに、そのことには全く関心を示さず、早々に話題を変えたらしい。

新郎は、口にこそ出さなかったが、親友のいじめ問題が発覚したのに何そのそっけない態度は?と大いに疑問に思ったそうだ。

新婦は、いじめ問題には興味がなさそうだったのに、翌日、新郎が仕事から帰ると、既に手際よくいじめ問題の調査を終えていた。

新婦によれば、全ては新婦友人Aの企んだことで、他の新婦友人が派遣社員にしかなれない中、いじめられっ子の友人だけは正社員としてバリバリ働き海外出張などにも行くようになったことに嫉妬し、いじめを画策したとのことで、他の新婦友人にもいじめ参加を強要したとのことだった。

全くいじめを把握してないところから始めたら、一人に事情聴くだけでも1、2時間は電話で話し込む必要があるだろうし、一日で全員から聴取を終えて全容を解明するなんて絶対おかしい。
新婦は自分に何かを隠している。
新郎はそう思ったらしい。

ところで、新婦友人の彼氏や旦那は、新郎の紹介だったり、ダブルデートして仲良くなったりで、、みんな新郎と友人関係。
首謀者である新婦友人Aの彼氏は、新郎の紹介によって付き合い始めたもので、新郎とは仕事関連の繋がりの人だった。

新婦の態度に疑問を感じていた上
「もしかしたらトンデモ女を紹介してしまったかも。それで仕事に影響したら洒落にならん」
という心配もあった仕事人間の新郎は、新婦には内緒で首謀者の彼氏に相談。

話を聞いて驚いたA彼氏はさっそく調査。
結果、いじめは事実だと分かって、新婦友人Aは、彼氏から捨てられた。

ハイスペック彼氏から捨てられた新婦友人Aはブチキレ。
新婦友人の彼氏・旦那たちに今まで隠してたことの暴露を始めた。

新郎のところにも電話があって、新郎は知らないと思うが新婦は過去、自分が知っているだけで2回中絶したことがあること。
しかも新郎と付き合ってる最中にも1回中絶してること。
そのときの浮気相手の連絡先など事細かに教えてくれた。

新婦友人Aは、とりわけ新婦に対して怒り心頭で、実際、ブーケトス使ったいじめを主導したのは新婦で、新婦友人Aは、空気を読んで仕方なく話に乗っただけなのに、なんで、いつの間に自分が首謀者になっているのか?新婦さえ嘘付かなければ、自分は捨てられなかったと電話口で泣き喚いていたそうだ。

いじめならギリギリ何とか許せたし、結婚前の一度や二度の浮気も、結婚したばかりだから、とりあえずは再構築を考えたかもしれないけど、自分と付き合ってる最中に自分には内緒で他の男の子供の堕胎したってのは、どう考えても無理。
新婦友人Aの言い分が事実なら離婚以外ありえない

そう考えた新郎は、弁護士探しつつ、まずは事実確認。
浮気相手とのコンタクトを図ろうとした。

浮気男に面会延期を繰り返されたんで、面会は延び延びになったため、新郎は、面会前には弁護士を見つけることが出来た。
面会当日、新郎は弁護士とその助手と一緒に凸した。

弁護士によれば、新婦友人Aの話が事実なら、堕胎や浮気は婚約より随分前だったから、浮気相手から慰謝料取るのは少し難しいとのこと。
弁護士とも相談した結果、新郎の希望が事実関係の解明が第一ということもあり、浮気男との面会では、慰謝料回収より情報収集に主眼を置くことに。

事実を正直に話してくれれば法的措置は取りません。
ですが、こちらで把握している事実とあなたの供述が違うなら
遠慮なく断固とした法的措置をとらせて頂きます

と弁護士が浮気相手に通告してから事情聴取したところ、浮気相手はあっさりゲロった。

意外なことに、浮気や堕胎は婚約より随分前ではなく、堕胎は婚約のほんの1ヶ月前。
浮気は婚約の1ヶ月後まで続いていたという。

堕胎の時期や浮気の期間についての新婦友人Aの説明は、新婦友人Aの勘違いか、新婦への最後の思いやりだったようだ。

浮気相手は、幽霊などまるで信じてなかったが、血まみれの赤ん坊に苦しそうな声で泣きすがられる夢や赤ん坊が物凄い力で自分の腕にしがみ付き、深い憎悪の目で自分をにらむ夢を、堕胎手術の数日後から、ほぼ毎晩見るようになり、かなり精神的に参っているとのことだった。

慰謝料については新郎から免責されているというのに、浮気男はこれであの夢から逃れられるなら安いものだから、自分の罪滅ぼしのために、是非、慰謝料を払わせてほしいといくらかの慰謝料を新郎に払ったらしい。

結局、新郎新婦は離婚になった。
過去の悪行暴露のじゅうたん爆撃を受けた新婦友人達も、子供がいる一組を除いて、全員離婚やら別れるやらで捨てられた。

再構築となった子供がいる一組は、出会い系で遊んでた過去を暴露されたらしく、再発防止の監視のため義理両親との同居となり、かなり窮屈な生活を送っているらしい。

美人子は、まさか新婦がいじめの首謀者だとは思ってもいなくて、自分の一言が原因で新婚夫婦を破綻させてしまったと落ち込んでたけど、新郎に夕食をご馳走され、子供が出来てこの先一生、あの化け物と暮らさざるを得なくなる前に、新婦の本性を早めに知れてよかったということを、新郎がお礼を交えて説明したので、それ以降、あまりこのことを口にしなくなった。

あ、念のため、新郎と美人子がどうにかなるってことはないと思う。
美人子は、日本人より価値観の合うアメリカ人が好みで、今もハーフの彼と付き合ってる。
美人子自身クオーターだし、お似合いだと思う。

ブーケトスのとき「今年こそ彼氏作る」発言してたのは、いじめられてた子に対して

「安心しろ。他にも仲間いるんだぞ」
って、励ますつもりでついた嘘だとのこと。

ブーケトスのおかげで2組のカップルが別れ、新郎新婦含め3組の夫婦が離婚した。

ブーケトスって、怖いと思った。

■生まれてすぐ敗血症になった【2話】

私は生まれてすぐ敗血症になり、新生児期は何度も生死の境を彷徨ったそう。
本当にもうダメかも・・と身近な親戚が呼ばれること数度、でもなんとか生き延びた。

「このヤマさえ越えれば・・」
と言われていた時期を乗り越え、容態が安定し、医者から「もう大丈夫です!」と言われた時。両親や親類の喝采の中、父の母は

「命根性の汚い子ねえ。本当にもう大丈夫なの?私もうすぐ同窓会があるのよ。行けない理由が孫の葬式だなんて、なんだか年寄りくさくて人に言えないわ」

と言い放ち、両親と絶縁になった。

余談ですが、私はこの話を高校時代になるまで知らず、父の母は「ひどい事故を偶然目撃してしまい精神を病んでしまった。だから会えない。事情が事情なので、父方に祖母がいるとか、人に話したりもしないように」
と聞いていました。

高校の頃、父の母が大病し、連絡が入る。
ここで初めて真実を知り私はパニックに・・。

父の姉が連絡をしてきたが(ちなみに、父に姉がいたことも知らなかった・・)、要は過去を水に流して地元に戻り介護をして欲しいという話だった。

両親は当然突っぱねたが、父の姉はしつこかった。
果ては、親がやらないなら孫(私)がやるべき、父実家に住んで大学もそこから通え、とまで言い出したらしい。
自分は足が悪くて無理!の一点張りだった。

ついに電話で父の母と直接対決することにした両親。
私は自室にいたんだけど、父のすごい怒鳴り声が聞こえてきてびびっていた。

私の名前が何度も聞こえてきたのでついリビングに向かってしまったんだけど、母が泣きながら
「命根性の汚いババアね!もう死んで!死になさいよ!今すぐ死んで!!」
などと叫んでいて心臓止まるかと思った。

実はちょっとだけ、突然降ってわいた身内の話にほだされそうな自分もいました。
ひどい話と分かってはいたんだけど、自分に記憶はないし、父の姉は情に訴えてくるし、
両親のことを「そこまでしなくても・・」と心の片隅で思ってた。

でもあの瞬間、母が泣き叫ぶ異常事態を見て、そういう考えが100%吹き飛んだ。
私には「うちの親は真っ当な人間」っていう絶対の自信があるから。

両親の断固拒否姿勢は変わらず、加えて突然硬化した私を見て、父実家は諦めた。
介護費用だけは父がかなり出したけど(1000万くらい)、父の姉は一族じゅうに「一円ももらっていない」と吹聴し親族間でかなりの借金をしたらしい。
(この嘘は結局父の母葬式時にバレて大揉めしたらしいが、父は葬式にも呼ばれず、親族達もいまさら父の味方をするのもイヤだったらしくうやむやにされた)

あの修羅場の夜の詳細を両親は決して教えてくれなかったけど、最近、留守録用のテープを見つけてしまった。
ピンときてこっそり聞いたら、やっぱりあの夜の電話の録音だった。

私は本当に「命根性の汚い恥知らず」と呼ばれていた。
「あの恥知らずが今まで生きていたことは許してやる。その代わりこちらによこせ」
とか、気の遠くなる内容だった。

そんな人間の血が自分に混じってると思うたびに、ちょっと心の中が修羅場になります。でもやっと自分の中で「本当に片付いたな」とも思いました。
予想以上のクソで落ち込む反面、妙にホッとしてる不思議な心境です。
捨てた罪悪感が雲散霧消したんだろうな。

■クレームじいさん【3話】

これからプチ修羅場。
景気付けにこれまでの経緯をカキコ。

オレ:20歳 書店アルバイト(夜間責任者)
じーさん:60代~70代 クレーマー

クレームで何度も無理な要求をされて、その度に頭を下げてそれを回避してきた。
あまりに業務に支障をきたすからと店長に相談したら、今後そのお客さんが来店しなくなっても構わないから、きっぱりと断って良いと言われた。

店長自ら話に行くって言ったんだけど、ひとまずオレが話をつけて、ダメだったら店長にヘルプを求めることになった。
で、これからそのお客さんが来店するっぽい。

そのじーさんのことを知ったのは今年の6月。
前から面倒なお客さんとして認識されてたらしい。

クレームの電話が入って、責任者を出せと言われたらしく、オレが対応することになった。
前に買った韓国語会話の本に間違いがあった。
なぜ不良品を置いているのか。という内容だった。
置いてある本の内容を全て確認しているわけではないと伝えたら、それなら今から全部確認しろと言われた。
ああ、これは無理なお客さんだって思った。

これ以上相手をする必要がない人だと思ったんだけど、一応穏便に済ませるに越したことはないってことで、謝罪&丁重にお断りした。
間違いの内容については出版社に伝えることになった。

ところが後日、出版社からの回答で、間違っていないとのこと。
ある単語の使い方についてだったんだけど、出版社はわざわざ著者(大学教授)&通訳やってる人に確認したらしい。
で、間違ってないと。

じーさんにそれを伝えたら、著者を連れて来いだそうだ。
この時点で店長に相談したら、とりあえずはお客さんだから、正論を振りかざして潰してもなんの得にもならない。
損して得とれってことで、謝ってうまく説得することになった。

じーさんの口癖は“おれは間違ってないだろ?”で、話してる最中何度も言ってきた。普通に間違ってるんだけど、お客さん相手に間違ってますと言うわけにもいかず、おっしゃる通りです。って答えるしかなかった。
その度にじーさんは、満足そうな顔をしていた。

じーさんが本を買うのは月に1冊程度で、8割方クレームをつけてくる。
おれは、その対応に最低でも1~2時間はかかってた。

昨日じーさんから電話があって、買った本が日焼けしてるから新しいのを用意しろと言われた。
買ったのが1週間前だったから、交換で対応するって言ったら、今持ってるのはそのままで、新しいのを無料でよこせとのこと。

最初意味がわからなかったが、今持ってるのは返す気がなくて、でも日焼けしてるのを売ったんだから、無料で新しいのを1冊くれってことらしい。

それは無理ですよ。って伝えたけどどうしても納得しない。、
じーさんの中では、新しいのを無料でくれるのがあたりまえなんだそうだ。

さすがに、もう無理なお客さんなので店長に相談した。
じーさんは、今日の夕方日焼けした本をもって店に来るそうだ。
これまでは、平身低頭で対応してきたけど、今回はきちんと反論させてもらう。
じーさんがどんな反応するか楽しみだ。



じーさん来店。すぐにオレが対応。
おれが、いらっしゃいませって言ったら、新しい本を受け取りに来た、って言われた。

じーさん曰く、責任者に話がしてあって、新しい本をもらえることになってるんだそうだ。
店頭で揉めるのは他のお客様に迷惑なので事務所へ移動。
さあ、バトル開始。

まず、先日電話で話したのはおれで、新しい本を無料でほしいとの要望はお断りしたはずといってみた。
じーさんは、お前が責任者だと思わなかったと言って、嘘言って本をもらって帰ろうとしたことについては答えなかった。
それについて言及してもよかったけど、話が進まないからスルー。
で、日焼けした本を見せてくれって言ったら持って来てないとのこと。

交換じゃないと対応はできないと伝えたら、新しい本を渡すのが普通の対応だから新しい本をくれだそうだ。
それはできないと言ったら、できないじゃなくてやらないんだろ。
店側が勝手にそんなことを決めるのがおかいいんだ。と言って、決めゼリフ。
おれは間違ったこと言ってないだろ?

言ってやったよ。間違っていると思います。って。

じーさん、すげー怒りの表情してた。
おれはひるまずに、お客様からの要望にはできるだけお答えしますが、お店が提供するサービスは最終的にはお店が決めることです。
やる、やらないを決めるのはお店です。
お客様から言われたことに全て従うのが、接客サービスではありません。
と加えて、さらに

こちらがお断りしたことをさっきのようにごまかして、本を持って帰ろうとされるのもとても困ります。
対応したのが私じゃなかったらそのまま持って帰るつもりだったんですか?とも言ってみた。

じじは、何生意気なことを勝手に言ってるんだ。お客様を怒らせていいと思ってるのか。すぐに社長を呼んで来い、ここに呼び出せ。って言ってた。

ここで店長登場。

このお店の責任者のテンチョーと申します。
まず、日焼けした本に対する対応ですが、購入済の書籍との交換でのみ対応いたします。
新しい本を差し上げることはできません。
これは、変更の余地がありません。
また、じーさん様から多くのご要望をいただいていますが、店頭の書籍の内容を全て確認したり、電話で書籍の内容を読み上げるといったご要望にはお答えできません。
当店で提供していないサービスの強要はご遠慮ください。

店長は相変わらず穏やかな表情だった。
じーさんは、強要したわけじゃないとかぶつぶつ言ってた。

そしたら店長が、今後当店でお客様からのご要望をお断りすることがあると思います。
その際は、それを受け入れていただけますか?って切り出した。

じじは、お客のことを考えてないとか、ひどい店だから潰れてしまえとか言ってた。
そして店長が一言。受け入れていただけないようであれば、当店のご利用はご遠慮ください。
・・・言ったー!! 店長 言ったーーー!

じーさんはさらにぐちぐち言ってたけど、店長が、その度に、ご理解いただけないようであれば、当店のご利用はご遠慮下さい。って答えてた。

そして、ついにじーさん逆切れ。
店長に詰め寄って、お前名前は何ていうんだよ。と言い出した。

店長が名乗ると今度は、どこに住んでるんだ?との質問。
店長が、それはお答えできません。って言うと、じーさん、個人情報か?いいよ別に。こっちで調べるから、名前がわかれば家ぐらい調べられるんだよ。だそうだ。

店長は落ち着いてて、家を調べてどうするんですか?って聞いてた。
そしたら、じーさん、そんなことは自分で考えろよ、だいたいわかんだろ、だって。

すると店長、すっと立ち上がって別室へ。
すぐに警察さんを3人ほど連れて帰ってきた。
じーさんの表情の変化がすばらしかった。

警察さんの1人がじーさんに、今のは良くないね。って言ってじーさん連行。
警察さん曰く、罪になる内容じゃないけどきつめに注意しておくとのこと。
警察は、じーさんが来てすぐに呼んであったらしい。
店長から、おつかれさまって言われてコーヒーもらった。
2時間くらいして、息子と思われる男性が来店した。
おれに平謝りで、菓子折り置いて帰っていった。

テンチョーは、コーヒーくれたあとすぐに、お腹すいた、寿司食いたい、って言いながら帰って行った。
普段はホントに頼りない感じだったんだけど、印象変わった。

じーさんが来なくなりそうなことより、バックにこの店長がいるってことの方が今後の安心感につながる気がするよ。

■Xマスにあった泥事件【4話】

微妙な空気だけど今年のXマスにあった泥事件。

解決済みで相手も知り合いじゃないので後日談ないんだけど投下。
初投下なので読みにくかったらスマソ

私は未婚。姉の子は中1、小6・小2。妹の子は5才3才

Xマス3連休に甥姪を招いてお泊り会をすることになったんで、前日にクリプレを買いに行ったんだが、そこでやられたorz

某家電店での出来事。
前日なんで予想以上の人混みでごった返してた。
で、目当てのものはプリ●ュア、フォ●ゼ、レ●、ト●カ、PSPだったんだが、いずれも箱がでかくて持ちきれない程になってしまった。

梱包コーナーに一回預けて、他の階に行ってる間に事件が起きた。
梱包コーナーが1階として、見て回っていたのが2階と3階。

そろそろ時間かな~と降りてくると梱包コーナー前にひとだかり。
なんだ?なんだ?と思ってると私を見つけた店員さんに「この人です!」と。
え?と思う間もなく梱包コーナー奥に案内されると、ふじこってるベビ連れママ。

全く理解できず頭の中「???」だらけでいると

店「先ほどお渡しした順番カードお持ちですか?」
私「あ、はい。」鞄ゴソゴソ「あれ?」
泥「だからこれがふじこふじこ!」

どうやら気付かないうちに取られてたみたいです・・・

店員さんが私を覚えていて番号カードを持ってきたママを怪しんで事件発覚。
店「先ほどお預かりした直後にいらして、梱包が終わってないのですが引き渡せとおっしゃっていまして・・」
私「え?いつ抜かれた?え?泥棒?え?え?」
バカみたいにえ?え?を繰り返していたと思う。
泥が大声で喚いてたので事務所?に移動。

預けた荷物を店員さんが持って先頭、泥&店員、私の順だったんだけど、何を思ったのか梱包コーナーを出たとたん泥が店員を突き飛ばし荷物抱えてダッシュ!

→側にいた客に足をかけられて派手に転倒
→持っていたカバンから未清算らしき物がドザー


覚えてるだけでも、携帯の保護シール(束)ストラップ(数種類)iPhoneカバー(3つくらい?)イヤホン、雑誌(2冊)

持って逃げた荷物は転んだはずみで通行人にぶつかって破損。
ぶつけられた人が目の上あたりにぶつかったらしく流血してた。
で、なおも逃げようとする泥を数人で押さえ込み事務所へ。

以下泥の言い訳
・それはうちが買おうとしていたもの
・なのに先に買いやがった
・だから引き取りにきた

本当に泥ってトンデモな言い訳するんだなーって、感心した。
仮に本当だったとしても売り切れてないし、買えばいいのに・・・。

店員が別の店員にK呼ぶように言って、「奥さん、これ泥棒だからね」って言っても「わたしが買おうと思ってふじこふじこ!」で話にならん。

実際目の前にしたらハンパない疲労感で、実害ないしサッサと帰りたいと思って「じゃぁそれは貴方が買ってください。わたしは買い直しますから」

で、財布からレシート出して店員に返品手続きしてもらうために渡したら
「買った分のポイントがあるだろ!それもよこせ!」
ウヘァ(AA略)

店「じゃぁ貴方が買い取りでいいですね?」
泥「どうして私がふじこふじこ!」
店「どっちにしろ商品破損しているので買取ですが」
泥「壊れたのなんかいらない!」

正確ではないけど、こんな会話を繰り返していた。
店員乙とか思っていたら
泥「お金持ってるんだからくれたっていいじゃない!!」
とか言い出した。

使ってる財布がL字にファスナーついてるんだけど、さっき開けた時に見られたっぽい。
・それは子供用のおもちゃだから大人が買うんじゃない
・あんた子供いないんでしょ?だったらうちの子が使ってあげる
・むしろうちの子にあげるべき!
・子供のいないあんたには分からない
本当はもっと言われたけど、記憶に残ってる分で↑

ギャーギャー騒ぐ泥をボーッと見てたらK登場。

梱包コーナーの棚(包み終わった商品置いておきとこ)を壊したらしく、器物破損と先ほどの流血したおにいちゃんの傷害事件も合わせてトリプルでタイーホ

未清算だと思ってた商品の一部は別の店のものらしく余罪もポロリ。
そしてビックリなことに連れていた子は泥の子じゃありませんでした。
その場にいた人全員目玉飛び出したよ。

周りがギャーギャーうるさい中で静かな子だなーと思っていたんだけど、Kが
「ママと一緒に来れる?」って聞いたら「ママじゃない」って。

泥がKに連れて行かれた後に、店員が「本当のママ」を探し回ったら駅前で泣きながら子供の名前を呼ぶ女の人がいたって連れてきたら「本当のママ」でした。

詳しくは聞いてないのですが、冷蔵庫とか大物見てる間にいなくなったみたいで、
売り場→店内→店外と探し回っていたようです。

こっちの事件(誘拐)は詳しく聞いてないのでそれ以上わかりません。
連れ去りコェーと思ったけど、その子供もコェー
知らない人についていっちゃいけません!とか言われないのかな・・・

昨日同じ店に用があって行った時に、後日談を聞きました。

流血兄ちゃんは出血が多かったけど傷は浅いみたいで、無事ということ。
泥の本当の子は泥パパと一緒に別の店にいたこと。
私「ちょっとおかしい人だったんですかね」
店「それも違うみたいですよ」
私「?」

これはKの憶測なんだけど「キチの振りすれば無罪になる」と思ってるんじゃないかと。
取調べでポロリしたのかもしれん。

後味もなんとなく悪い感じで申し訳ないが、これが今年のXマスの思い出ww

余談ですが、返品&返金してもらおうとしたら「売り場に出るのは嫌だろうから」って、同じ商品をわざわざ持ってきてくれた。
おかげで甥姪には希望のものを渡せたよ^^

■目の覚めるような美少女【5話】

私子:中肉中背ひたすら美人ではない
彼男:高身長、一般人としてはイケメン
可愛子:その辺のアイドルより可愛くて綺麗
友子:可愛子の友人で美人系
化粧子:私子の友人で顔面詐欺師

ある日、電車の中で目の覚めるような美少女を見かけた。
女の私でも一目ぼれしそうなほど可愛かった。
当然他の男性の目も彼女に釘付け。
私の彼氏だった彼男も彼女から目が離せない。
もうあそこまで可愛かったら、嫉妬とか妬みなんて出したくても絞りだせない。
目の保養とか眼福とか、いいもの見せてくれてありがとうってくらい。
帰り道、綺麗だったね~といいながら彼男と一緒に帰った。

だがその日から彼男が一変。
私子の容姿を責める責める。

なんでロングヘアじゃないんだ。
なんで髪がこんなに太いんだ。
もっと細くてサラサラじゃないなんておかしいじゃないか。
なんで色がこんなに黒いんだ。
なんでお前はタレ目ぎみなんだ。
なんで奥二重なんだ、二重に見えないじゃないか。

自分が美人ではないと知ってはいたが、ここまでどうしようもないことで責められるいわれはない。
テレビで女優さんやモデルさんを見るたびに、私子を見て較べて責める。

腹を立てた私子は

「なんでそんなこと言うの?そんなに言われたら私だって傷つくよ!」

すると彼男は

「あ~あ、開き直りかよみっともねぇ。自分のブス度棚に上げて。俺って不幸だよな。外見悪いはそれ反省しないは、中も外も最低女とくっつけられて。」

言い返すどころか、私子ぽか~ん。
元々彼男はDQNではなく、むしろ優しい穏やかな男性だったから。
いつの間に知らない他人と入れ替わったの?としか思えないここ数日の豹変ぶりだった。

今日こそは彼男が元に戻ってくれるという思いと、あれが本性?もう無理だという気持ちでグラグラしていた。
そんな時に彼男が

「別れる」

と言ってきた。
好きな子がいると。
びっくりしたが、電車で見かけたあの可愛子だと聞いて納得した。
あの子が相手なら仕方ない。
私子が敵うどころか同じ土俵に上がる気も起きない。

別れを告げられた瞬間に彼男への未練は嘘のように消えたが、同時に「彼男に可愛子は無理じゃね?」と思った。
以前の優しい彼男ならともかく、ここ数日の暴言を吐きながら醜く顔を歪ませる彼男じゃどうていあの子はむりだろうと。
思ったと同時にうっかり口にも出してしまってたようだった。

瞳孔が開いた目ってのを初めて見たような気がした。
気が付いたら、私子は彼男に襟首を掴まれてファーストフード店内の壁に叩きつけられていた。

別れ話をファースト店でして正解だったな。
二人っきりの場所でなくて良かったな。
なんとなくそう思いながら、視界が狭まっていったのを覚えてる。

実際は気を失うというほどでもなかったし、失ったとしても1秒もなかったようだ。
店の人が倒れた椅子やテーブルを片づける横で、見知らぬ女性に介抱してもらった。
彼男はいついなくなったのか分からない。

電車で可愛子を見かけてから一週間目の出来事だった。

私子を清算した彼男は、そのまま可愛子に告るのかとおもいきや。
ただ同じ電車に乗り続けただけ。

フリーになったんだから堂々と付き合えるはずと胸張って、可愛子とラブラブになるのを夢見ながら待てど暮らせど夢は叶わない。
ラブラブどころか存在すら認識してもらえない日々が続いたようだ。
その愚痴が知り合いの知り合いを伝って耳に入ってくる。
いったい何をやってんだとは思ったが、関わり合いのないことだったので放置した。

ほどなくして、可愛子ほどじゃないがこれまた綺麗な女の子に呼び止められた。
それが友子。
話があるというので、見知らぬ相手だったが「美人とお茶って役得?」なノリでついていった。
友子の話は、

「あなたの彼氏のせいで私の友人が迷惑をしています。痴話げんかに巻き込まないでください」

だった。

その時の私子は彼男と別れた後も誰とも付き合っていなかったのでフリー。

「いやいや、彼氏なんていませんよ。つか募集中」

と言った。
友子は「え?」といった顔をしていたが、しばらく考え込んでて

「そうですか、いろいろ確かめた方がいいかもしれませんね。突然すみませんでした」

といって席を去って行ってしまった。
気がつくと私のお茶代も支払われた後だった。
いいのかな~、でも美人にお茶奢ってもらえるなんて何かいいことの前触れ?と思ったりしていた。

その日の夜、別れた彼男からいきなりメール。

「お前、友子ちゃんに何告げ口してんだよ!」

本気で意味が分からない。

「友子って誰?告げ口って何?あんたなんかやらかしたの?」

と返信。

彼男「友子ちゃんは可愛子ちゃんの友達だよ」

私子「可愛子ちゃんって?」

彼男「可愛子ちゃんっていったら可愛子ちゃんだよ!俺の天使(←マジで言った)だよ!」

私子「へ~。あのすっごく綺麗な子って可愛子ちゃんって名前なんだ」

ここで私子、初めて電車の彼女とその友人の名前が、可愛子ちゃんと友子ちゃんだと知る。

彼男「なんで今頃名前知ってんだよ」

私子「仕方ないじゃん。一度電車で見かけただけの知らない人なんだから」

彼男「なんで知らないんだよ。あんなに可愛いのに。あの子のことを考えるだけで俺頭がおかしくなりそなくらい好きなのに!」

知らんがなそんなこと、と思った。
もうすっかり未練はなかったが、ファーストフード店でされたことは多少根に持っていた。
だがそんな気持ちもだんだん、何か可哀そうなものを見てるようなそんな気持ちになっていった。
そしてどんどん関わりたくない気持ちにもなっていった。

関わりたくなかったが、一人でこんなの抱え込むのも嫌なんで友人知人に事情を披露して酒の肴・話のネタとして提供して心を軽くした。
意外と大受けで、いつの間にか彼男は飲み会でのひそかな有名人になってしまった。

中には遠まわしに彼男に

「なあ、彼男の好きな子ってバリ可愛いんやって?」

とか言いだす輩も出た。
彼男はそれをどう脳内変換したのか「俺と可愛子ちゃんがいつの間にか公認の仲!」となったらしい。
その頃 私子は知らなかったが、私子と別れた直後から彼男は可愛子のストーカーと化していたようだった

決してアプローチはしない。
基本待ち姿勢。
でもいつでも可愛子ちゃんが俺の胸に飛び込んでいられるように、近くで待機。
電車の中や帰り道もすぐ近くで待機。
夜道はけしからん男が可愛子ちゃんに悪さをしないように、ボディガードも兼ねて少し離れた後ろに待機。
むろん彼女には何も言わずに。
影から可愛子ちゃんを見守るナイトとなっていた。

このあたりの事情はずいぶん後で友子から聞いた。
当時の可愛子は恐怖を感じて友子に相談。
昼間、人目のある駅構内で彼男と対決したらしい。
すると彼男は、自分は可愛子ちゃんを守っているだけ、彼女の気持ちを尊重して何も言わないでいる。
可愛子ちゃんがそんなに俺を気にしていたんだったら、迷わず胸に飛び込んできたら良かったのに。
という激しく頭が痛くなるような回答だったようだ。

ともかく付きまとうなと友子が宣言すると、彼男は

「これもそれも全部私子が悪い」

と言いだしたそうだ。
私子が冷たいから、私子が最低女だから、私子が理不尽だからこうなった、と。

私子は関係ないだろうと最初は思っていた友子だったが、何度言ってもストーカー的行為を止めない彼男に業を煮やし私子のところに来たようだった。
だが、話を聞くと私子に付き合っている男はいないという返事。
これもう訳が分からないから警察へ行こうと友子は可愛子を説得するが可愛子は嫌がる。

なんで嫌がるのかと聞いた時は思ったが、可愛子に一目ぼれする男は多くストーカー的になりやすい男もそれだけ多かった。
何度も警察に相談するうちに、こんなにストーカーされるってあなたに原因があるんじゃ?みたいなことを言われて警察不信になったらしい。
無理ないことだと今は思う。
本人嫌がってるのに、美人の特権だよと言われたら、そりゃ相談しなくなるわな。

ともかく、彼男がやたら私子の話を出してくるので一度関係者集めて話し合おうと可愛子と友子は思ったようだ。

とうとう、彼男と可愛子と友子の話し合いの席に私子も呼び出されることとなった。
あまり行く気はしなかったが、前にお茶代を出してもらったことではあるし、何がなんだか分からず気になってたということもあって行くことになった。
ただ一人では何かあった時のためにと、私子の友人の化粧子も一緒に来てもらうことにした。

化粧子は美人ではないが、周囲に「特殊メイクのプロ」と言われるほど化粧が上手い化粧美人だった。
本人自ら「私は顔面詐欺師w」と言うくらい。
可愛子、友子、化粧子。
一人は偽物だが美女3人に囲まれて彼男は有頂天。

私子は空気どころか別の次元に飛ばされたような気持ちになった。
話し合いの内容はだいたい次のような流れになった。

友子「可愛子に付きまとうの止めてあげてください」

彼男「付きまとってるんじゃないよ。守ってるだけ」

可愛子「守っていらないので止めてください」

彼男「いやいや守らないと。でないとここにいる最低女の私子が可愛子ちゃんに何をしでかすか分からないから」

私子&化粧子「???なんでここで私子が関係してくるの??」

周囲で彼男と可愛子ちゃんが公認の仲になり有名になりすぎてしまった。
それを聞きつけた元彼女の私子が嫉妬に狂って可愛子ちゃんに危害を加えるかもしれない。
いや加えるはず。
こいつはそういう最低な女。
外見が最低なだけでなく、中身も最低。
付き合っていた俺だからこそよく知っている。
それが彼男の理屈らしかった。

化粧子「私子は彼男に未練がないのになんで嫉妬するのよ?しかも彼男って可愛子さんと付き合ってないみたいだし」

彼男「これから付き合うんだよ!そのための障害を取り除くために俺は努力してるんだよ!」

友子「なんで可愛子が彼男さんと付き合わなくてはいけないんですか」

彼男「好きなんだ。どうしようもなく好きなんだ!」

可愛子「お付き合いする気は申し訳ないけどないです」

彼男「本当に好きなんだよ。信じてくれ。愛してると言ってもいいくらいなんだ!付き合えないと俺おかしくなってしまうくらいだよ!」

私子「とっくに既におかしいじゃん、何もかも」

彼男「うるさい。可愛子ちゃんが可愛いからって嫉妬して俺たちを引き裂くつもりだろ。うはいかないぞ」

私子「・・・はあ・・・?」

化粧子「引き裂く以前に付き合ってないって言ってるよ可愛子さんは」

彼男「そ、それは・・・まだ出会って間もないから照れてるだけだ!」

可愛子&友子「・・・・・」

言葉も出ないようだった。
私子の未練が可愛子ちゃんとの仲を邪魔している。
私子が悪い。
私子謝れ。
二度と可愛子ちゃんに悪さをするな。
もう彼男の頭が狂ったとしか思えなかった。
彼男の可愛子ちゃんへの説得というか口説きは続いた。

彼男「大丈夫、一生守って見せるよ」
「必ず私子をやっつけてみせる」
「俺を信じて!」

私子「やっつけるもなにも関わりたくない。彼男、あんたなんか要らん。人の外見けなす男は要らん」

彼男「自分の責任をすぐ人になすりつけるんだな。相変わらず根性悪い女だ。可愛子ちゃん、見ました?こいつこういう女なんですよ。ブスのくせに。ブスのくせに。ブスのくせに」

可愛子「・・・最低なひと」

彼男「ほーら、聞いたか?私子!こんな美人に最低な人間って言われた気持ちはどうだ?どんな気持ち?ん?ん?ん~?」

今までの人生にこれほどブスと連発されたのは初めてだった。
小学校の頃ですらない。
美人から程遠いことは知ってるが、なぜここまで彼男に言われなきゃならないのだろうと思うと涙が出てきた。

友子「可愛子が最低って言ったのは彼男さん、あなたのことです」

可愛子「彼男さん、最低です」

化粧子「あんた 頭おかしいんじゃないの?」

今思えば彼男は私を落とすことで可愛子を持ちあげて口説いてるつもりだったようだ。
私子をけなして見せることで、私子に未練がないということをアピールしてたらしい。
当然のことながらすべて裏目に出て、可愛子ドン引き。

化粧子「おかしい奴といくら話しても無駄。行こう私子。もう私らに関わるな」

私子「あんたに未練なんかないよ。むしろ別れて良かったと心から思ってる」

といって二人してお茶代5人分プラスα置いて出た。
可愛子と友子もすぐに出てきて、その後4人で気になってたカフェでお茶をして仲良くなって帰った。

その後彼男から私子へメールが来た。

「なんで俺と別れて良かったなんていうんだよ。俺達上手くやってただろ?あんなに仲が良かったじゃないか!」

これが噂の復縁迫るロミオかなと思っていたら

「別れて良かったなんて前彼女のお前がそんなこと言ったら、可愛子ちゃんから俺が最低男って思われちゃうじゃんか!」

という怒りメールだった。
その後 可愛子や友子と仲良くなった私子と化粧子は 一緒にカフェめぐりや雑貨めぐりをして遊ぶように。
その後を彼男はついてきてたらしい。

「可愛子ちゃんとの仲を橋渡しして」

という正気とも思えないメールが来るようになった。

こんなおかしなこと さすがに同性の友人には知られたくないだろうと思って彼男の友人には何も言ってなかったが、話して男同士なら納得してくれるかと思った。
彼男の友人とは親しく無かったが、簡単にあらましを話した。
が、彼男はそれをどう受け取ったのか、可愛子ちゃんを狙うライバルが増えた!と思い込んだらしい。
私子には誰か分からないが、実際彼男の友人の2人が可愛子に本気になったらしかった。

その後はどういう経緯なのか分からないが、男同士で可愛子ちゃんには抜け駆けしないという協定のようなものが出来たらしく、私子はもちろん可愛子の身辺は静かになった。

その後、可愛子ちゃんは10歳年上の経営者だか実業家だかのお金持ち&イケメンな彼氏が出来て婚約した。
婚約パーティでローストビーフを好きなだけ食って私子満足。
結婚式でも好きなだけ食べてねと言われて天国にいるような気持ちだ。

彼男はというと、可愛子の相手のスペックを知った途端いきなり正気に戻った。
男にとってのヒエラルキーってすげえぱねぇなと思ったよ。
その後
「あのころの俺は」
「魔女にだまされて」
「女は外見じゃないよ(ミャハ☆)」的なメールが来てる。

そして友子も化粧子も 可愛子の彼氏関係の高スペック彼氏が出来た。
私子は相変わらず 美人に生まれ変わりもせず化粧の腕も上達せず非モテ女一直線。
あんたは美人じゃないから自分で経済力を持てと言った母は正しかったと実感している。

■ゲームキャラをくれくれされた妹【6話】

被害者はうちの妹。かなり年が離れててまだ学生。
加害者は妹の元先輩で、同じ部活だった。1児の母。以下A。

妹は同人やネットゲームをやっている。
と言っても生活や学業に支障はない程度だし、ひきこもってるわけでもないし、何の問題もなかった。

その妹が「お姉ちゃんあのね」と暗い顔で相談に来たのでどうしたんだろうと思ったら、Aに恐喝されていると告白した。

外出先でAとばったり会った時、妹の趣味を知っているAが「今もオタクやってるの?」と聞いてきたのがはじまり。
そこで妹がネットゲームをやっていると話したら、興味を示して自分もやりたいと言い出したので、妹はAにゲームの設定の仕方などを教え、しばらく一緒にゲームをして遊び方のレクチャーもしたそうな。

その後すぐ、夜に遊ぶ妹と、夜は旦那が家にいて遊べないというAでは時間が合わなくなったので、半年くらいネットの中で会うこともなく平和に過ごしていた。

ところが妹が相談して来た日の三か月くらい前に、Aが電話で「あんたのキャラをクレクレ」して来た。
キャラの譲渡はゲームの規則で禁止されているとかで、妹は断った。
しかしAはしつこく電話とメールでキャラのクレクレを続けていた。
Aのクレクレを要約すると。

・妹はAより長くゲームをやっているので、ゲーム内で貴重なアイテムを持っている。
・しかしそのアイテムは、ゲームの仕様で他人に渡したりできない。
・だからキャラごとクレクレ。
・レベルの高い妹のキャラをクレクレ。
・自分のキャラのレベル上げをする時間がない、だって忙しい主婦だから。
・あんたは学生なんだからいくらでも時間がある、また新しくキャラを育てればいい。
・ゲームを紹介したあんたには私の面倒を見る責任がある。
・人に親切にするといい事があるよ、オトコとか紹介されちゃうかも☆(妹にはもう彼氏がいる)

妹は断り続けていたが、ネットゲームをしている最中に、妹に不愉快なメッセージが届くようになった。
Aからではなく、何人もの知らない人の名前で大量に届くので、妹はゲームの運営会社に通報した。
しかし運営会社は「不愉快なメッセージをシャットアウトする機能があるので、それを使用してください」だけで終了。
妹は嫌になって、ずっとゲームをしないで過ごしていたらしい。

するとAから「最近ゲームやってないでしょう、もったいないからキャラで遊んであげる」とメールが。
無視し続けていたら、クレクレのテンプレのメールが大量に送られてきて、ほとほと疲れた妹は私に相談した。

私としても「それは無視して受信拒否にしておけ、ネットゲームはしばらくするな」としか言えず、妹もその通りにしたのだけど、Aはメアドを変えて「受信拒否してんじゃねーよ」とまた妹にメールしてきた。

これはストーカーだろうということで、「次にメールしてきたら警察に相談する」とメールを返させたのだが、これにファビョったAが自爆して、
「私はネットゲームで姫と呼ばれているんだよね」
「自分を守る騎士が何人もいて、彼らは自分の命令なら何でも聞く」
「お前に嫌がらせメッセージを送ったのもそいつらだ」
「そいつらにお前を×××させるから!」
「嫌なら私の命令に従ってキャラをクレクレ、慰謝料クレクレ、こないだ会った時につけてたアクセサリーもクレクレ」
という洒落にならない内容になったので、さくっとAの実家に報告。

Aの両親は半信半疑で、こちらの言うことをAに確認してから連絡しますとだけで追い返されたのだが、その後Aから妹に「ちくってんじゃねえよこの××!!!!!殺す!!!!!」というメールが来た。

もう一度Aの実家に報告するため電話したが、誰も出ない。
これはもうだめかもしれんね、ということで、次にAから連絡が来たら問答無用で警察に行こうと決め、両親にも事情を説明。

当たり前といえば当たり前だが、慌てた両親は「そんな危ない遊びをするな!」と妹にネットゲーム禁止令を出そうとし、妹は「こんなおかしな人先輩くらいしかいないわい!」と反論し親子喧嘩。(でも、結局ネットゲームはやめたそうだ)
ここまでがクリスマス前の話。

昨日、死人みたいな顔色のAの両親が、Aの旦那と一緒に我が家を訪問。
三人で土下座してお詫びされた。

Aはネットゲームで知り合った男性に、ネットゲーム内で使うお金やアイテムをクレクレしており、既婚者ということを黙って男性プレイヤーと実際に会い、不倫行為をして貢いでもらっていたらしい。

Aの送ったメールを家族がチェックしようとしたらものすごい勢いで抵抗したので、怪しんで無理やり見たら……その手のメールがたくさん出てきたんだとか。

Aは離婚が決まって、Aの両親も自分たちが甘やかしたせいだからと、Aを実家に帰らせないで一人で生活させることにしたと語った。
子供はどうするのか心配になったが、それは向こうの問題なので聞かなかった。

しかし、たかがゲームのことで現実の幸せを失うってどんだけ頭悪いんだろうな……。

■彼の浮気で婚約破棄した【7話】

私子:OL 20代半ば  
彼男:会社員 20代半ば 
浮子:彼男の同僚、同期 20代半ば

私子と彼男は高校時代の同級生。
社会人になってからメアド変更の連絡をきっかけに急接近し、付き合うことに。

その後2年近く付き合った時に、彼男が他の支店へ異動することになった。
それまでも隣県にお互い住んでいたものの、電車で一時間もあれば会える距離。
しかし今回の異動に伴い彼は引っ越しをすることになったので、距離的にかなり離れてしまう。

結構離れてしまうな~なんて思っていたら、彼男から「色々考えたけれど、これを機に結婚しよう。ついてきて欲しい。ずっと一緒にいよう」とプロポーズ。
「いつか結婚したいね」なんて世間話程度に話したことはあったけれど、真剣に考えていてくれたことに感激し、私子はもちろんOK。

両家の顔合わせなど、とんとん拍子に進み、まさに幸せの絶頂ww
彼男は一足先に引っ越しをし、仕事が落ち着いたら私子も退職し一緒に住み始めることにした。

彼男は私と違って友達が多く、小学校から大学までとあるスポーツをしていたので、そのスポーツ関連の友達や、高校の同窓会、地元の飲み会など色々なところで婚約者として紹介された。

人見知りな私子は知らない人が多い場が苦手で「緊張するし、ちょっと嫌だな」と思いつつも(高校同窓会は除く)、それ以上にきちんと友達に紹介してくれたことが嬉しかったし、結婚をきっかけに彼男のように社交的になりたいと思い、明るく彼男の知り合いに接するよう努力した。

そんな中、彼男の同期会に誘われた。
職場の集まりだし最初は遠慮していたんだけれど、彼男に「普通に友達と飲む雰囲気だし、みんな私子に会いたいって」と言われ参加することに。
参加してみると、ひやかされたりするもののとても楽しかった。

が、飲み会の途中で私がトイレに行き個室に入ってしばらくすると、誰かが入ってきた。
どうやら二人ほど入ってきて手を洗いながら何やら話している。浮子と誰かのようだ。

浮子「彼男の彼女レベル低いね~!胸ちっさいしチビだし子供みたいw趣味悪ww」
同期「そうだね、浮子奪っちゃえば?」
浮子「ね、そうしちゃおっかなww」

そんな内容の話をすると、トイレから出ていった。
私がトイレに行ったことは分かっているはずなので、宣戦布告に間違いない。

飲み会も何事もなかったかのように終え、彼の家(私も後々一緒に住む予定の家だけれど)にお泊り。
浮子の言葉が気になり、それとなく探りをいれることに。

私子「ねえ、今日来てた浮子さんてどんな感じの人?」
彼男「よく喋る気の強い子って感じかな。何かあったの?」

この時にトイレでの出来事を言ってしまおうとは思ったんだけど、まだ実害はないし職場でギスギスしたら申し訳ないなと思い、何も言わなかった。

その後もしばらくは当時の職場で働いていたので、彼男と一緒には住んでいなかった。
ある日彼の家に遊びに行くと、私が普段使っていないメーカーのメイク落としや化粧水が洗面台の下に置いてあるのを発見。

「あ、浮子と浮気してるな」と悟った。
浮子以外ありえないと思った。
隙をみて彼男の携帯を見ると、…真っ黒w

「彼男大好き(はぁと)私子さんにばれてない?大丈夫?」
「全然大丈夫だよ(^^)今度また後ろの穴でさせて(はぁと)」
「もうw彼男のエッチww」
「浮子だって感じてたじゃんw」
みたいなメールがざくざく出てくる。

普段修羅場スレ見てて、「彼男の浮気を発見したら私は多分怒り狂うんだろうな~」と思っていたんだけれど、怒りというよりも、ただただ空しいって思った。

その後猛烈な吐き気がしてトイレで吐きまくる。
吐くだけ吐いたら、今度は彼男と浮子に対してふつふつと憎しみが。

当然もう彼男とは結婚はできないと思い、メールをコピーし、吐いてた私を心配する彼男にもいつも通りを装った。
夜のお誘いだけはしっかりお断りしたがw

その後は実家に帰って親に報告。
激怒した両親が、弁護士の叔父に連絡。
興信所も紹介してもらい、彼男と浮子の浮気証拠もGET!
こいつらほぼ毎日カーセクロスorお泊りしとるwあっという間に証拠も集まり、叔父も苦笑。

ちょうど興信所に依頼を始めたあたりで、当時の職場を(表向きは)寿退職。
同僚の方々に祝われるが複雑な気持ちだった。
当初の予定では退職後すぐに入籍して彼男と一緒に住む予定だったが、もちろん中止。
親の体調が悪いから、しばらく待ってほしいと伝えておいた。


そして、決戦の日。
結婚式についてとの名目で私子と彼男の両親も含めて食事会をした。

彼男両親「とりあえず、結婚式はまだ先になりそうだし先に入籍だけでも…」
私子「そのことですが、私は彼男さんと結婚できません。…彼男何でだか分かるよね?」
彼男「分かんないよ!早く籍入れて一緒に住んで二人で幸せになろうって言ったじゃん!」
私子「浮気する人とは結婚できないよ」

メールのコピーをテーブルの上に。
彼男真っ青。

彼男両親をちらりと見ると、彼母はメールコピーを読みながら涙目に。彼父も呆然。
彼男両親には婚約前からとても可愛がっていただいていたので、とても心が痛かった。
でもそれ以上に彼男が憎かった。

彼男「携帯見たの!?でもふざけてこういうメールしただけだし、何もないよ!俺の事信じて!」

私子「携帯を見てしまったことだけは申し訳ないと思ってる。でも浮気してるよね?」

彼男「証拠はあるの?!!俺本当にしてないし!私子と幸せになるために仕事だって頑張ってるのに!」

私子「あくまでも浮気したことは認めない?」

彼男「うん、絶対してないし」

私子「あるよ、証拠。それに彼男が頑張ってるのって仕事じゃなくて、浮子さんとのセクロスだよね。毎日毎晩お疲れ様。」

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