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心で話す、会えない相手に想いを伝える「風の電話」とは?

東日本大震災で1200人余の命が失われた岩手県大槌(おおつち)町の海を望む高台に、電話線がつながっていない電話ボックスがあります。それは会えない相手に想いを伝える「風の電話」。あなたはどんな想いを伝えますか?

更新日: 2014年08月18日

princess2さん

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▼ 風の電話ボックス

「風の電話は心で話します 静かに目を閉じ 耳を澄ましてください 風の音が又(また)は浪(なみ)の音が 或(ある)いは小鳥のさえずりが聞こえたなら あなたの想(おも)いを伝えて下さい」

この“電話線の無い電話ボックス”は、親しい人を亡くした被災者が、空にいるその人と、静かに対話をするための場所。

「聞こえないと思ったら、本当に何も聞こえないんです。でも、じっと耳をすませると何かが聞こえてきますよ」

▼ 風の電話ボックスとは?

佐々木さんは震災前、いとこをがんで亡くした。悲しむ家族を癒やそうと、二〇一〇年冬、不要となって譲り受けた電話ボックスを庭に置いた。

「あまりにも突然、多くの命が奪われた。せめて一言、最後に話がしたかった人がたくさんいるはずだ」

「震災で突然の別れを強いられた被災者の心の助けになってほしい」と改めて植栽を整備した。

▼ 佐々木さんの想い

「気丈にしている人でも、実際は心の中で泣いている人が多い。心情を吐露することで、少しでも苦しみから楽になってほしい」

「本当の豊かさや、心の問題を考える時代にきている。風の電話や森の図書館は心のインフラだと思っています」

▼ 利用者の反応

受話器を手に静かに話し掛ける人や、泣き続ける人。訪れても、躊躇(ちゅうちょ)して電話ボックスに入れない人。

▼ 備え付けのノートには・・・

「貴方(あなた)の白髪がとにかく懐かしいです。私はこれからの生活に全力を出して貴方の娘を守って行きます」

「あの日から 二カ月たったけど、母さんどこにいるの? 親孝行できずにごめんね。あいたいよ。絶対みつけて、お家に連れてくるからね」

外国から駆けつけたボランティアなのか、英語の感想も混じっている。

▼ (追記)絵本にもなりました

山の上に置かれた電話。だれもが自由に使えて、今はそばにいない人と話すことができます。でも実はそれは電話線のつながっていない電話でした。
岩手県大槌町に東日本大震災のあと設置された風の電話ボックスをモデルにした絵本。

http://www.kinnohoshi.co.jp/shop/info.php?isbn=9784323024516

この電話ボックスはメディアで紹介され、インターネット上でも話題となった。そして、この風の電話をもとに作られたのが『かぜのでんわ』(いもとようこ/作・絵、金の星社/刊)だ。

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princess2さん



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