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江戸時代のライトノベル?300年前の超人気作家・井原西鶴の魅力

江戸時代に「浮世草子」という新ジャンルを切り開いた作家として、歴史の教科書にも登場する井原西鶴。お堅いイメージがありますが、その内容はとっても親しみやすくて、かつ奇想天外なんです。

更新日: 2013年10月18日

nekofunkさん

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井原西鶴が作った『浮世草子』というジャンル

日本初のベストセラー作家 井原西鶴の肖像画

江戸時代中期に流行した小説。浮世,つまりこの世のできごとや人間の気持ちをありのままに描こうとした。

江戸時代の市井の人々の色と欲の生態を活写した庶民文学の代表作で、現代にも通じる庶民の愚かさや哀しさが読みどころです。

1682年発刊の井原西鶴の「好色一代男」以後、元禄期を最盛期として約80年間、上方を中心に行われた

浮世草子の代表作のほとんどは、創始者である井原西鶴によって書かれた作品である。

「好色一代男」は「源氏物語」のパロディーでありながら、舞台を色街に設定するなど大胆な物語が、圧倒的に、ひとびとを引きつけた。

『浮世草子』は江戸時代のライトノベル?

文脈が先へ先へと展開していくスピード感と力動感あふれたもので、口語性が強く、同時代の人物や事物の即物的な描写に最もふさわしいものでした。

実際に使われていたのは文語体ですが、庶民にもかなり読み易い文体でした。

(ライトノベルは)パターンが出尽くしてしまった直木賞系小説に対して、いわば王朝物語の末流に対する浮世草子の登場を思わせるものがある。

ライトノベルの代表『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(伏見つかさ)に対する小谷野敦さん(比較文学者・評論家・小説家)の論評。浮世草子は江戸時代のライトノベル?

井原西鶴の代表作『好色一代男』

生涯で4000人以上(女3742人、男725人)の男女を愛した主人公・与之助、男たちの夢と希望を乗せた奇想天外な小説

歴史の教科書に出てくるタイトル「好色一代男」。実はかなりぶっ飛んだ設定だったんですね...

主人公世之介の1代54年にわたる好色生活を、年ごとに54章に分けて描く。

七歳で好色に目覚めた世之介が勘当されて諸国を放浪して各地の遊里で好色修行に励む様子を描き、父の死後は高名な遊女を相手とし、女ばかりの女護が島を求めて船で旅立つ六十歳までを描いた作品である。

西鶴は単に当時の性風俗をあからさまに描いたというのではなかった。そんなつまらない作品ではない。

恋愛に至る背景などが丁寧に、さらに大衆にも分かり易く描かれた当時としては画期的な作品。

あの「八百屋お七」も描かれている『好色五人女』

実際のモデルを持つ5話からなる恋愛小説集。第1話は姫路での”お夏清十郎の事件”で、姫路但馬屋の娘お夏と手代の清十郎が恋に落ち駆け落ちをするが捕えられてしまう。清十郎は殺されお夏は発狂し、のち尼になる。

四番目のお七の物語は、一途な少女の悲恋です。「八百屋お七」といえば有名なので、ご存じの方も多いでしょう。

NHKの時代劇「あさきゆめみし~八百屋お七異聞~」(主演:前田敦子)の題材にもなった事件です。

巻二・三は不義密通は死罪という掟に対して、命を賭けることによって生き甲斐を見つける女たちの姿が描がれている。

日本で初めての経済小説『日本永代蔵』

徹底した倹約家として知られた藤屋市兵衛などをはじめとした実在の長者をモデルにして脚色を加え、知恵と才覚で大金持ちに成り上がった町人たちの姿を列伝として描いた小説。

例えば、朝茶の担い売りから才覚で身を起こし茶の大問屋となった小橋の利助は、さらに金をもうけたい一念から茶殻を混ぜた茶を売るようになり、天罰であろうかついには発狂して死んでしまう

西鶴晩年の傑作『世間胸算用』

1年の収支決算日である大晦日の24時間に小説の場面を限定し、そこに展開する町人大衆の悲喜こもごもの生活の断面を鋭く描いた西鶴晩年の傑作である。

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