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「道徳を教科化する」って今までとどう違うの?

政府で道徳を教科化する動きがあるそうです。普通に授業として受けていたし、時間割りにあったと思うので同じくくりかと思ったんだけど。。。どう違うんだろう?

更新日: 2013年11月12日

アクチ眼さん

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ちょっとスルーしそうな「道徳」を教科にする話…

学校の授業でやった「道徳」に変化が起きようとしている。

文部科学省の有識者会議は、正式教科ではない小中学校の道徳を、教科に格上げする報告案をまとめた

授業で使う教材は、他と同じく民間会社がつくり、国の検定に合格した教科書を使うべきだと主張

教科書導入までの間は、文部科学省が作成し配布している「心のノート」などを教材として活用する

現在、道徳の授業は決まった教科書はなく、現在は文部科学省が作成し配布している「心のノート」を活用している学校が多い。

なんと、道徳は正式な教科じゃなかった

小中学校では、週1回程度、道徳の授業を行うことになっているが、今は正式な教科とされていない

小学1年生の時間割の例。

道徳の授業には、決まった教科書はなく、文部科学省が配布している「心のノート」や民間の出版社が発行している副読本の中から、学校が教材を選んでいる

それらについて、評価も行われていない。

「道徳教育」は道徳の時間だけでなく学校の教育活動全体を通して行うことになっている

学校でカリキュラムを編成する際の基準を定めている「学習指導要領」に記載されている。

実際は、時間や内容が不十分な学校がある。原因のひとつに、道徳の時間が教科になっていないことだと考える人も少なくない

道徳の時間は、他の教科の授業に置き換わってしまうケースもよくあること。

なぜ教科化?その裏には、子どもの心の問題があった

子どもの道徳教育をどうするか。子どもが絡む大きな事件が起こるたびに、問題視されてきた。

いじめ対策として。マナーや道徳を重視し遵守する気持ちをゆっくり育てるため提言された

さらに背景にあるのは、重大な少年犯罪が多発したこと。心の教育の重要性が注目されるようになっていた

1997年の神戸連続児童殺傷事件や1999年栃木女性教師刺殺事件・光市母子殺害事件など。

道徳を教科化することで、長いあいだ形骸化していた「道徳の時間」を立て直し、すべての教師が道徳と真剣に向き合える環境が整う、という考えもある

叱ることができず、ほめることも苦手な親など、家庭の教育力低下が心配されるなか、学校が家庭と連携し、道徳教育を充実させる意義は大きい、という考えも

教科化の重要性は、いじめ、犯罪だけでなく、教育は学校へ任せっきりな家庭での問題も、絡んでいる。

しかし課題は多い。。

評価しずらい「道徳の教科化」には課題が多い

道徳の教科化についての論議は、これまで何度も繰り返されてきた。

「道徳」を新たな教科にすることは、一つの価値観の押し付けにつながることも危惧される

道徳を評価しようとすると、目に見える“行動”を重視することになる。教員の前でだけいい子になるような子どもにならないよう、評価の方法についてはしっかり考えなければならない

仮に教科になって週1回から週2~3回に増えたとしても、教員が何をどのように教えてよいのか分からなければ、とても成果があがるとは思えない。教員の道徳的指導力の問題を抜きに語れない

下村博文文部科学相は「国として、どこでも使える教材をつくる」と述べている。これでは道徳教育は窮屈な型にはまり、かえって矮小化する。道徳を上から押しつけても、本当の効果は得られない

先進国で道徳教育を教科として取り上げ、国家が主導してやっている国はほとんどない。道徳教育とは良心の関わることなので、国家が道徳を統制することに対しては、警戒感を持つ国が多いのでは

「教科化」では問題は解決しない、という心配の声

内藤朝雄・明治大准教授(社会学)は「皆との同調が強く求められる環境の改善なくしていじめはなくならないだろう。むしろ、子どもの内面の善悪の評価をすることによって、『悪い』とされた子へのいじめが正当化されることにもなる」とみる。(朝日新聞11/12「道徳、教科に格上げ案」より)

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