1. まとめトップ
  2. ニュース・ゴシップ

タイのデモ、一体なぜ起こっているの?【赤と黄に別れるタイ】

タクシン元首相の恩赦法案が発端となって、大規模なデモが起こっているタイ。なぜこんなことになったのか、タクシ元首相といわゆる赤シャツ・黄シャツについての情報をまとめました。

更新日: 2014年01月22日

cateaさん

  • このまとめをはてなブックマークに追加
42 お気に入り 80697 view
お気に入り追加

2013年11月のデモ

11月1日、下院で恩赦法案が可決されたものの、大規模な反政府デモが起こり、11日深夜に上院で否決されました。
しかし、デモはまだ続いています。

タイで26日、与党・タイ貢献党が率いる政権打倒を叫ぶ反政府デモの一部が、昨日夜から占拠している財務省に加え、新たに観光と運輸の2省庁を占拠したと宣言した。

タイでは国外逃亡中のタクシン元首相の帰国に道を開く恩赦法案を与党が下院で強行採決したことをきっかけに、政権側のタクシン派と、最大野党・民主党を中心とした反タクシン派の対立が深まっていた。

タクシン元首相は何をしたのか

元警察官僚。
携帯電話サービスで財をなした実業家。
2001年選挙で圧勝し首相となった。
2006年クーデターにより政権を失い、事実上の亡命を続けている。

タイは1932年、絶対王制から立憲君主制に移行したものの、民主化には程遠い状態でした。王室や官僚、財界、軍ら、一部の権力者が癒着して富を独占し、文民政権が誕生しても、軍部が気に入らなければ度々クーデターが起きていたからです。

そこに現れたのがタクシンでした。

・風俗店の取り締まりや、ナイト・スポットの深夜営業禁止政策
・麻薬取り締まり強化
・健康保険制度の整備や30バーツ医療
・一村一製品運動
・公的資金を大量に投入する経済政策タクシノミックス
・地方における建設やインフラストラクチャー(携帯電話などの情報通信を含む)を中心とした公共事業
・アメリカに対しては友好的な態度をとるが、アメリカの内政干渉的な言動に対しては断固抗議

今まで権益で富を蓄えていた層から権益を奪い、貧困層や農村部に住む圧倒的多数の人々を優遇する政策で、選挙に圧勝します。

麻薬一掃作戦として、軍隊・警察を導入し、政府が作成したブラックリストを元に、リストアップされた人物を強制逮捕・処刑した。

裁判さえ受けずに処刑されました。中には無実の人も含まれました。

農村部の受けはいいですが、都市部からすればそんな偏った使い方よりもっと国全体を考えてお金を使うべきだと不満があがります。

農村部のために使ったお金は、都市部の大多数をしめる中間収入層が払った税金…不公平に感じるのも頷けます。

そして地位を利用しての首相の脱税や親族などの不正蓄財が問題になりました。

これをきっかけに軍部がクーデターを起こしました。
タクシンはタイに帰国すると不正疑惑のために収監されてしまうので、現在も亡命中なのです。

タクシン派 【赤シャツ】

反独裁民主戦線

BANGKOK, THAILAND - FEBRUARY 13: Red shirt protesters cheer as thousands join in a motorcade during a peaceful rally February 13, 2011 in Bangkok, Thailand. The anti-government red-shirts hold carnival like rallies twice a month to strengthen their support and commemorate clashes with the military that happened during a protest in 2010. The Thai government has relaxed all restrictions on public protests allowing thousands to come out with police helping to direct traffic. (Photo by Paula Bronstein /Getty Images)

国旗に使われる赤をシンボルカラーとしている。

「軍部や官界を基盤としたエリート層」が国政を支配する体制を、議会の解散と選挙の実施で打破することによってタイに民主主義を確立することを目指して活動している。

BANGKOK, THAILAND -JANUARY 23: Red shirt protesters listen to a speech during a large, peaceful, rally January 23, 2011 in Bangkok,Thailand. The anti-government red-shirts plan rallies twice a month to commemorate clashes with the military that happened during the April 2009 protest. The Thai government has relaxed restrictions on public gatherings allowing thousands of protestors to gather with police helping to direct traffic. (Photo by Paula Bronstein /Getty Images)

地方出身者はタクシンを支持する人が多い。

BANGKOK, THAILAND - FEBRUARY 13: Red shirt protesters listen to speeches as thousands join a peaceful rally February 13, 2011 in Bangkok, Thailand. The anti-government red-shirts hold carnival like rallies twice a month to strengthen their support and commemorate clashes with the military that happened during a protest in 2010. The Thai government has relaxed all restrictions on public protests allowing thousands to come out with police helping to direct traffic. (Photo by Paula Bronstein /Getty Images)

基本的にはタクシン派だからといって、反国王ではありません。
国王に対する不敬は罪に問われます。

タクシン派の中には反国王発言をし、不敬罪で有罪になる人もいます。

反タクシン派 【黄】

民主市民連合

タイには曜日ごとに色があり、現在の国王・プミポン国王の生まれた月曜日の黄色をシンボルカラーとしています。

国王・王室を守ることを前面に打ち出しています。

タクシンが王室を脅かす存在であるとして、タクシンとタクシン系への反発を強めています。

この団体は2006年2月、タクシン・チナワットの不正蓄財疑惑を発端に首相退陣を求めてソンティ・リムトーングンを中心に結成された。

ソンティ氏も実業家で、元々はタクシン支持だったのですが、反タクシン派になりました。

創設者で実業家のソンティ・リムトーンクーン氏、ジャムロン・シームアン元バンコク都知事ら幹部8人が辞任すると発表した。

2013年8月のこと。

その後のタクシン恩赦法案でした…

今回の反政府デモは、黒シャツ

タクシンの妹であるインラック政権はタクシン元首相の傀儡政権だとし、解散を求めています。
反タクシン派です。

しかし黒シャツを着ています。
これについて調べたのですが、上記の幹部がデモに関わっていないことが関係しているのではないかという見方がありました。

多数決の民主主義で勝利する『タクシン派』。
しかしそのタクシンが本当に民主的な政治を行っていたかどうか…

国王を愛し守るという目的を前面に打ち出している反タクシン派。国王を愛する国民の感情を利用してタクシンに対する感情を操作しているのでは…?

1 2




このまとめへのコメント1

  • この投稿は現在表示することができません。

1

cateaさん

タイ情報、テレビドラマ・ミステリー、雑貨・家具、ファッション、雑学などなど…
ノルウェーじゃんじゃん?