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一人の陶芸家が35年の歳月をかけ作り上げた奇跡のユートピア『虹の泉』

「これまで誰も考え得なかった世界を創造したかった」──たったひとりの陶芸家が、35年の歳月をかけて造り続けた奇跡の庭園が、三重県の山中にありました。日本にまだこんな場所があったなんて…。とにかく驚きです。

更新日: 2015年02月21日

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虹の泉とは

陶芸家・東健次氏がたった一人で作ったという芸術的な庭園

東健次氏(1938-2013)が創った庭園です。

35年間創作を続けている

三重県の山中で、たった一人で35年の歳月をかけて創られた壮大な芸術作品です。

壁画や像などが全て陶製で作られ、『雲上の世界』を現しています

まさしくこの世の異世界、ユートピア…。

1978年から5800平方メートルの土地に創り続けている

2013年5月に氏が74歳で亡くなるまで、制作が続けられました。

人形はパーツごとに焼いて、あとでパズルのように組み立てて作られている

巨大な像などの作品も数多くあるのですが、窯で焼かなければならない陶器のため、部分毎に焼いてから組み立てる必要があるようです。

入場料金だけで生活し、作品の制作に必要な材料も全てそれでまかなっている

ひとりの人間が独力で長い年月をかけて作り上げたものとしては、フランスの「シュヴァルの理想宮」が有名ですが、シュヴァルは郵便局員として働きながらの制作でした。この「虹の泉」は、ほぼ入場料だけで造られているらしく、作品に対する情熱も並々ならぬものと思います。

この施設は、地元でもあまり知られていない

松阪市でも山深い場所にあるため、あまり広く知られていないようです。

陶芸家・東健次氏の人生

出典ameblo.jp

あずま・けんじ(1938 - 2013)
『虹の泉』を造った陶芸家。

三重県山中に『虹の泉』と名づけた、とてつもない彫刻庭園を独力で築いている作家

とてもバイタリティ溢れる方だったようです。

東さんは1938(昭和13)年に生まれ、「虹の泉」に近い山村で少年時代を過ごした

少年時代から絵を描くことが好きで、愛知県の瀬戸窯業高校に入学し、焼き物の町で陶芸職人としての活動を始めたとのこと。

転機となったのはスリランカへの旅だった

スリランカの世界遺産・シギリヤ遺跡を見て衝撃を受け、このとき陶芸空間「虹の泉」の構想を得ます。

71年、虹の泉を作るためアルゼンチンへ旅立つことを決意した

アルゼンチンに「虹の泉」を築こうと移住するも、7年間の滞在で良い土地が見つからず、失意と焦燥を抱いて帰国の途についたようです。

最後にたどりついたのは、少年時代を過ごした故郷の森だった

アルゼンチンから失意の帰国後、辿り着いたのは故郷の美しい自然でした。

豊かな緑に囲まれて、作陶に専念

そこから35年間、地元の人々のカンパなど協力も得ながら、たった一人で「虹の泉」を造り続ける日々が始まります。

スリランカへの旅でその構想を得られてからは実に50年、先生は陶芸家としての一生を、まさにこの作品ひとつに捧げられました

2013年に急逝してからは、奥様が遺志を引き継ぎ、完成を目指しているそうです。

何より4歳の娘さんができてたのにびっくりしました。以前私らが取材した頃に仕込んだってことか。今年70歳なのに、やるぜ!東さん。

とても元気な方だったようです。

ギャラリー

▷ 正面に見える陶壁は一番最初に作られた作品で、2020枚の陶板が貼り付けられている。

出典yaplog.jp

▷ 楽器を持った像が並ぶ「ミューズの丘」。

▷ 大きな作品は均等な感覚で横に線が入っていますが、それは輪切りにしないと窯で焼けないため。

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