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犯人像定まらず… 「餃子の王将」を展開する王将フードサービス社長の大東隆行さん殺害の真相

「餃子の王将」を展開する王将フードサービス社長の大東隆行さんは19日早朝の日の出前、京都市山科区の同社駐車場で、何者かによる凶弾の犠牲に。経営手腕があり温厚な人柄で知られただけに狙われる理由がないと会社側は困惑していますが…

更新日: 2016年06月11日

egawomsieteさん

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■王将社長射殺事件 犯行関与?軽乗用車を押収 京都府警、ミニバイクと一緒に写る

平成25年12月、中華料理チェーン「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの社長だった大東隆行さん=当時(72)=が、京都市山科区の本社前で射殺された事件で、京都府警が、犯行に関係した可能性がある軽乗用車を押収していたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。府警は車の検証を行うなどして、容疑者特定に向けた捜査を進めている。

 捜査関係者によると、押収された車両は、事件前の25年10月、同市伏見区内の防犯カメラに写っていた。映像では、軽乗用車から男が降り、ミニバイクに乗り換えたり、一緒に走り去ったりする様子などが記録されていたという。

このミニバイクは事件後の26年4月に山科区内で、逃走に使われたとみられる小型オートバイとともに発見されたミニバイクと同一とみられる。小型オートバイは、ハンドルから、硝煙反応が検出されており、実行犯が逃走に使ったとみられている。府警は、軽乗用車やミニバイクなども含めたこれらの車両が事件に関与している可能性が高いとみて調べている。

 これまでの捜査で、府警は防犯カメラの映像などから軽乗用車を特定。車がその後、九州に移動していたことなどを確認した。大東さん殺害現場付近で見つかったたばこのDNA型と一致した暴力団組員も九州におり、府警ではこうした押収物などを慎重に調べ、事件の解明を進めている。

 事件は25年12月19日午前5時45分ごろ、王将フードサービス本社前の駐車場で発生。出勤してきた大東さんが、駐車スペースに車を止め、車を降りた直後、拳銃で撃たれ死亡している。

■急展開!?「餃子の王将」社長射殺事件の真相

迷宮入りしかけていた「餃子の王将」社長射殺事件に急展開があった。「事件を契機に発足し、反社会的勢力との関係を調べるなど、王将の“経営実態”を調査してきた第三者委員会が、これまでに判明した事実を明らかにしたんです」と言うのは、全国紙社会部記者。去る3月29日、同委員会が、驚きの調査報告書を発表し、耳目を集めているのだ。

「王将は過去数十年、土地建物、ゴルフ会員権の購入等について、“九州のある企業の経営者X氏と、約260億円に上る不適切な取引を続けてきた。そのうち、約200億円を流出させた”ということが、報告書により明るみになったんです」(前同) 200億円がスッカラカンとは驚くべき話である。

「王将はX氏側から、ハワイの土地建物や、福岡市内のビルを購入したり、子会社を通じて巨額の貸し付けを行った。そのうえ、トラブル対応も依頼。このような取引の結果、約200億円が流出し、そのうち、未回収の約170億円を特別損失として会計処理したと、報告書にあります。現在も、王将はX氏と会社の電話に関する保守点検の契約を結んだままだという話です」(同)

王将が抱える、知られざる闇。そのためか、思い返せば社長射殺事件発生の第一報の時点から、さまざまな憶測が乱れ飛んだ。「2013年12月19日早朝、王将フードサービス社長・大東隆行氏が本社(京都市山科区)前で倒れており、“社長が倒れてる。意識がなく呼吸をしてない”と男性社員が119番通報。搬送先の病院で、死亡が確認されました。待ち伏せされ、銃撃されたものとみられますが、2年以上が経過した今も犯人逮捕には至っていない。反社会的組織関係者の名前も取り沙汰されており、なんらかのトラブルで殺されたのでは、という見方が濃厚です」(地方紙記者)

 地元住民にも愛される、気さくな人物だったという大東前社長。それだけに、衝撃は大きかった。「昨年末、現場付近に落ちていた煙草の吸殻の唾液から採取したDNAが、九州の反社会的組織に属する人物のDNAと一致し、容疑者として急浮上したとの報道がありましたが、その後、捜査に進展は見られません」(前同)

事件解決のメドがつかない中、このたびの調査報告書は、現状打破のカギになると期待されている。捜査関係者が言う。「そもそも、王将の創業者・加藤朝雄氏ら“創業者一族”がX氏とベッタリで、金を出していた経緯がある。しかし、2000年、大東氏が社長の座に就任すると、王将とX氏との関係を断とうとしていたそうです」 創業者一族と経営陣の軋轢。X氏という後ろ盾の存在……事件は複雑に糸が絡まり合っているようだ。

「しかし、容疑者に浮上した九州の組織の男と、X氏の接点がなかなか見えないんです。九州の男が怪しいという話は“誤報”という説も浮上しています。現状では、検挙しようにも証拠がそろわない状況。いまだ事件の全体像が見えていないんですよ」(前同) 平成の未解決事件は、誰が黒幕なのか。事件の闇が晴れる日は来るのか――。

■餃子の王将から170億円流出 闇社会に通じた大物の人物像

射殺事件からちょうど丸2年が過ぎた昨年末、事件現場に残されていた「たばこの吸い殻」に付着した唾液のDNA型が九州の暴力団関係者のものと一致していたことが明らかになった。

〈(京都)府警は、大東さんが暴力団やそれにつながる人物とのトラブルに巻き込まれて狙われたとの見方を強める〉(2015年12月13日付、朝日新聞)などと報じられ、事件と闇社会の接点が浮上。報道を受けて王将側は今年1月、自社と反社会勢力の関係を調査する第三者委員会を設置した。

 その第三者委が3月末に報告書を公表。そこでフォーカスされたのが、王将の創業家と密接な関係にあった70代ゴルフ場経営者の「A氏」だ。

 報告書は、王将が1995~2005年にかけて、A氏が関係する企業グループと取締役会の承認を経ない不適切取引を繰り返していたことを明らかにした。その総額は260億円に上り、うち約170億円もの資金が回収不能になっている。

A氏が王将からカネを吸い上げた過程が報告書には詳細にまとめられている。

 たとえば1995年には、A氏の関連会社が所有するハワイの高級住宅街にある土地建物を王将側が18億円で購入。この際、取締役会の議決はあるものの、購入理由の記載はない。王将は子会社を介してこの土地建物を転売するが、売却価格は約6億円にしかならなかった。

 1998年には、A氏のゴルフ場運営会社に子会社を通じて185億円を貸し付けているが、やはり王将側の取締役会の議決に理由は記載されていなかった。結局、この貸し付けは一部しか返済されず、2005年に王将は約40億円を債権放棄した。

 およそ上場企業とは思えない巨額の資金流出。その中心にいたA氏とは一体、何者なのか。

創業家からの「見返り」

経済事件取材に定評のあるジャーナリストの伊藤博敏氏が解説する。

「A氏は被差別部落問題に取り組んだ著名な同和団体元トップ(故人)の異母弟です。A氏は同和運動に携っていませんが、政財界から暴力団関係者など闇社会と接点のあるグレーゾーン人脈まで、幅広く影響力を持つ兄がいることを、自らのビジネス拡大につなげていった。建設会社を土台にしながら、ゴルフ場やホテル経営などレジャー産業を手掛けていきました」

王将創業者の加藤朝雄氏とは約40年前に接点を持ち、出店の許認可を手助けするなどして食い込み、加藤氏の死後も跡を継いだ長男・潔氏(3代目社長)や次男・欣吾氏(元専務)と関係が続いた。伊藤氏はこう説明する。

「親族の裏社会との人脈を利用するA氏は、伸び盛りだった王将という飲食店グループの“トラブル処理係”といえる立場でした。

 出店する際に、建築認可を早められるように役所と折衝したりするのはもちろんのこと、店舗で火災事故が発生して上階に暮らしていた建物の所有者が焼死したケースでは、遺族との交渉をまとめるなどしてきた。

 そうしたトラブル処理への創業一族からの見返りが、第三者委の指摘する数億~数十億円単位の資金提供だったわけです」

A氏の自宅に「ガサ入れ」

第三者委はA氏と王将の不適切な取引については詳細に指摘したものの「会社と反社会的勢力の関係は確認できなかった」と結論付け、射殺事件との関係にも言及しなかった。その一方で、捜査機関はA氏周辺をあたっているという。伊藤氏が続ける。

「A氏は、バブル期に建設した福岡県内のゴルフ場を本拠としており、王将からも湯水の如く資金が流れていましたが、バブル崩壊後の2011年に民事再生法の適用を申請して倒産しました。

 ゴルフ場は現在、別の企業に売却されていますが、その売却過程でA氏が行なった増資が、虚偽の登記変更によるもの(電磁的公正証書原本不実記録・同供用)だった疑いがあるとして、1月に福岡地検がA氏の自宅や関係先に家宅捜索をかけています」

この家宅捜索を巡っては、〈捜査当局は(中略)王将や大東さんをめぐるトラブルの情報収集の一環で男性(注・A氏)にも話を聴いている〉(1月20日付、産経新聞)などと報じられ、射殺事件の全容解明に絡んで当局がA氏に関心を抱いている様子が垣間見える。

「今は『大東氏の射殺事件』『A氏と王将の不適切な取引』『殺害現場に残された暴力団関係者の吸い殻』『ゴルフ場増資を巡る不正』というそれぞれがつながっているわけではありません。ただ、京都府警は射殺事件について福岡県警と合同捜査に乗り出しました。

 王将創業者の出身地も、A氏のゴルフ場も、吸い殻のDNA型が一致した暴力団関係者がいたのも、すべて福岡です。当局はなんとか点と点を結びつけることが射殺事件の全容解明につながるのではないかとみているわけです」(伊藤氏)

王将は捜査の進展について「コメントする立場にない」としたが、興味深いのは、今回公表された第三者委の報告書とは別にある、A氏と創業家一族の関係を洗った「別の報告書」が存在していたことだ。

「大東氏は2000年に創業者長男の加藤潔氏から社長を引き継ぎ、会社とA氏の関係を清算しようと考えるようになっていきました。そうした中で過去の不適切な取引について再発防止委員会を設置して調査し、2013年11月に報告書をまとめさせています。しかし、当時の取締役たちでさえ、臨時取締役会で30分ほど読む時間を与えられただけだった。回収された報告書を大東氏は封印した。

 大東氏としては、報告書を公表すればA氏や加藤潔氏、欣吾氏の兄弟を告訴する必要に迫られ、自身も無傷ではいられないと考えたのでしょう。封印はA氏サイドにとってありがたかったでしょうが、報告書の存在が重石にもなっていたはず。京都府警はこの2013年11月の報告書も入手し、捜査を進めているはずです」

 大東氏が射殺されたのは、この「もう一つの報告書」がまとめられたわずか1か月後のことだった。こうした点と点を一本の線につなげられるかに、事件の全容解明がかかっている。

■「餃子の王将」前社長射殺事件のカギ握る美空ひばりさん恩人

「餃子の王将」を展開する王将フードサービスは8日、コーポレートガバナンス(企業統治)の強化に向けた取り組みを発表した。

「密室経営」などを背景に、不適切な取引を続ける結果を招いた創業家との契約について「できるだけ速やかに解消に努める」とした。

具体的には、創業家が常務理事を務める財団との間で結んだ本社ビルや、創業家が所有する借り上げ社宅の賃貸借契約の解除に取り組むとした。

 2013年12月に起きた王将前社長の大東隆行さん(72=当時)の射殺事件を受け、王将と反社会勢力との関係を調べた第三者委員会は3月29日、1990年代半ば以降から特定の企業グループと不適切な取引を続けていたと公表。

 現在の企業統治の問題点として、創業家との関係が強く健全な経営判断がゆがめられる恐れがあると指摘していた。

「不適切な取引相手の実名は公表されませんでしたが、福岡市のゴルフ場運営会社のA氏に間違いありません。反社会的勢力ともつながりがあるA氏と王将の間で以前から、“金銭トラブル”があったことは確認されてますからね。A氏の放漫経営は、九州のゴルフ業界では有名でした」(ゴルフ場関係者)

 その「特定の企業グループ」のオーナーA氏は故美空ひばりさん(享年52)の“命の恩人”と言われた人物だという。

 ひばりさんは1987年、公演先の福岡市で極度の体調不良を訴えて、市内の病院に緊急入院。

 重度の慢性肝炎及び特発性大腿骨頭壊死と診断された。

「ひばりさんは生死をさまよう病気で福岡市内の病院に緊急入院。再起に力を尽くしたのはA氏と言われている。生前、ひばりさんはA氏のことを『私の命の恩人』と言ってましたよ」(ひばりさんの元側近)

 再起不能と言われたが、ひばりさんは好きな酒もやめて治療に専念。不死鳥のようによみがえった。

 元レコード会社関係者は「88年4月の東京ドームでの『不死鳥コンサート』は伝説のステージと呼ばれて、いまだに語り継がれてますよ。しかし、再発。同じ福岡の病院に再入院して、退院しましたが、89年6月に亡くなった」と語る。

 A氏は難航する捜査の“キーマン”と見られている。射殺事件の捜査に進展はあるのか。

■王将を食いものにした上杉昌也という男

「餃子の王将」を展開する王将フードサービス(本社・京都市)で、特定企業グループへの不正資金流出が発覚した。王将が設置した第三者委員会が、「流出額が10年間で約260億円。うち約170億円が回収不能」と29日に発表すると、3月30日の王将の株価は、約17%も下落、3500円の年初来安値を記録した。

 第三者委員会の分厚い報告書には、資金流出先の企業グループ名や個別企業名、さらに代表者名も、Aとだけしか記されていない。その名を明かそう。上杉昌也氏。京都通信機建設工業を母体に、ゴルフ場・ホテル運営と手広い事業をしている。70歳代と高齢ながらいまだ企業グループの代表を務める上杉氏は、長年にわたり王将前経営陣と特異な関係を築いた。その役割をひとことで言えば、トラブル処理である。

報告書には、創業者である加藤朝雄氏とは約40年前に知り合ったと書かれている。上杉氏が、出店にともなう許認可に尽力したとある。さらに、火災事故が発生した店舗の買収折衝を任されるなどして、王将に食い込んでいった様子が描かれている。

 そこから「湯水のごとく」という言葉がピッタリする異常な資金流出が、上杉グループ企業に対してなされていった。

 なかでも大きいのが、バブル期に贅を尽くしたゴルフ場として知られた上杉グループ傘下の福岡センチュリーゴルフクラブで、子会社を通じて約185億円が貸し付けられた。ほかにも不動産の高値買い入れなどを報告書は詳細に指摘している

上杉昌也とは何者か――。

「(同和のドンといわれた)上杉佐一郎・部落解放同盟元委員長(故人)の異母弟です。同和運動に携わったことはないのですが、佐一郎氏が25歳も年下で、目端の利く昌也氏を可愛がったこともあり、佐一郎氏の各界への影響力を利用して大きくなった。政界、芸能界などにも人脈があります」(会社経営者の知人)。佐一郎氏とともに美空ひばりとも深い親交があったとされる。

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