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犯人像定まらず… 「餃子の王将」を展開する王将フードサービス社長の大東隆行さん殺害の真相

「餃子の王将」を展開する王将フードサービス社長の大東隆行さんは19日早朝の日の出前、京都市山科区の同社駐車場で、何者かによる凶弾の犠牲に。経営手腕があり温厚な人柄で知られただけに狙われる理由がないと会社側は困惑していますが…

更新日: 2015年08月04日

egawomsieteさん

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■「京都府警の最重要課題と位置付ける」現場視察の新本部長、捜査本部で

「餃子の王将」を展開する京都市山科区の王将フードサービスの社長だった大東(おおひがし)隆行さん=当時(72)=が射殺された事件で、7月30日に着任した京都府警トップの坂井孝行本部長が4日、現場を初めて視察した。

 坂井本部長は午前10時20分ごろに到着。社長が殺害された本社の駐車場の前で手を合わせた後、山科署捜査本部で説明を受けた。

坂井本部長は捜査員に「京都府警の最重要課題と位置付ける。閑静な住宅地で発生した拳銃を使った凶悪事件であり、府民の不安は大きい。不安解消と、ご家族の無念を晴らすには犯人の検挙しかない」と訓示した。

 事件は2013年12月19日午前5時45分ごろに発生。大東社長が駐車場で至近距離から何者かに腹や胸などを撃たれ死亡した。

■餃子の王将社長銃撃事件が急展開 2人の実行犯が特定された

事件から1年半の月日が流れた。2013年12月19日、「餃子の王将」を全国展開する王将フードサービス(京都市山科区)の本社前で大東隆行・社長(当時72歳)が何者かに至近距離から撃たれて死亡した。大胆な犯行ながら決定的な目撃情報はなく、捜査の進展がないまま「迷宮入り」も噂された事件が、ここに来て急展開を見せている。ついに京都府警が実行犯を特定したというのである。6月29日発売の週刊ポスト(7月10日号)誌上で、ジャーナリストの時任兼作氏がレポートしている。

 同誌によれば、捜査が大きく動いたのは昨年末のことだったという。捜査本部は現場付近に放置されていたバイクを複数台押収し、発砲時のものと見られる硝煙反応を確認、ナンバーを付け替えた別の盗難バイクも見つかったようだ。

防犯カメラの映像と照合すると、容疑者は硝煙反応が出たバイクで逃走し、途中でナンバーを付け替えたバイクに乗り換えたと見られ、その盗難バイクが九州ナンバーの不審な乗用車と一時併走していたことも判明している。同誌で捜査幹部は次のように証言している。

「実行犯と、それをサポートする“運び屋”の2人の“面”が割れた。さらにこの車の所有者やその周辺の人間関係を洗ったところ、2人を九州を拠点とする有力暴力団の構成員だと特定するに至った」

 事件を巡っては様々な憶測が乱れ飛んできた。チャイニーズマフィア犯行説、会社関係者説、女性ヒットマン説もあった。

容疑者逮捕の日は近いのか。同誌は京都府警の得田史朗・捜査一課長を直撃した。得田氏は多くを語らなかったものの、こう明言している。

「すでに400回以上の出張捜査に800名以上の捜査員を派遣している。着々と進んでいる」

■事件の裏に暗躍する半グレ、暴力団、中国マフィア……「餃子の王将社長殺人事件」は“企業テロ”だったのか

2013年12月19日、京都市山科区で一人の男が殺された。大東隆行、「餃子の王将」として知られる王将フードサービスの4代目社長だ。その死因は、4発の銃弾による失血死と判明している。事件から1年を経て、いまだに解決のめどがつかないこの事件をノンフィクション作家・一橋文哉氏が取材し、『餃子の王将社長射殺事件』(角川書店)として上梓。すると、そこには、ただの殺人事件にはとどまらない疑惑が数々に満ちていた……。

取材を進めながら、一橋氏は、大東氏個人のみならず、「王将フードサービス」という企業を狙ったテロである可能性をつかむ。そして、その実行犯の最有力候補として、中国人ヒットマン「抱きつきのリン」の名前を得るまでになった。

 ではなぜ、王将はこのような企業テロに巻き込まれ、「中興の祖」とまでいわれた社長を失わねばならなかったのだろうか?

 王将側は、事件直後の記者会見において「思い当たるトラブルは何もない」との声明を発表した。しかし、それは、真っ赤な嘘だったと言わざるを得ない。一橋氏が取材すると、そこにはさまざまな問題が浮かび上がってきたのだ……。

例えば、12年12月、金沢の「餃子の王将」で、10人の男性客が全裸になった写真をインターネット上に公開し、炎上する騒ぎとなった。一見、王将を被害者とした炎上騒動として見過ごされてしまいそうな事件だが、その実態は大きく異なるものだった。写真を撮影した10人は、近くのショーパブに務めるホストであり、以前から出店計画を練っていた場所に王将が先に進出。経営者らが、王将に押しかけたことが騒動の発端になったと警察は突き止めている。

さらに、この事件の取材を進めると、思わぬ団体との関係が見え隠れしてきた。ショーパブの元オーナーら幹部が、関東連合と盟友関係にある半グレ集団「怒羅権」のメンバーだったのだ。この騒動の起こった金沢片町店は、その後、閉店に追い込まれている。

 また05年、大東氏の肝いりで、餃子の王将が中国・大連市に進出した際にも地元マフィアとのトラブルが勃発。現地コーディネータの後ろ盾となっていた地元マフィアと揉め、用地取得の契約交渉が暗礁に乗り上げたばかりか、マフィアの仲間とみられる客から連日嫌がらせを受けるなどのトラブルに発展。成功報酬の不払いが、マフィアの怒りの火に油を注いだという。

ほかにも、放漫経営で会社を破産寸前に追い込んだ3代目・潔氏の長男・貴司氏は行方不明となっており、創業者の朝雄氏には終戦前に満州である事件を起こしているのではないかという疑惑が持ち上がっている。朝雄氏の時代から、「懐刀」として暗躍してきたU氏は、許永中や山口組などともつながりを持つ、闇社会の仕事請負人だった。どれも、事件の直接の原因として確証までは至らないものの、事件につながる可能性のあるトラブルは山積している。そして、その背後には、中国マフィアの暗躍や、「東京(警視庁)から『ゆっくり捜査しろ』と指示が出ているんや」と証言される不可解な地元警察の捜査など、国境を超えた思惑がうごめいているようだ。

 いったい、「餃子の王将」は、どのような虎の尾を踏んでしまったのか? 事件の全容が解明されるためには、まだまだ時間がかかるだろう。

■発生から1年…振り出しに戻った「王将社長射殺事件」

餃子の王将の社長・大東隆行さん(当時72)が何者かに射殺されてから19日で1年。京都府警はこれまで延べ3万人以上の捜査員を投入したが、犯人逮捕につながる有力な証拠はまだ見つかっていない。

「京都府警は当初、個人的な恨みの線で親族関係を洗っていましたが、捜査の結果、親族間の関与は薄くなった。現在は大東社長の趣味だった伝書鳩の関係者など広範囲に捜査を広げています。要は振り出しに戻ったわけです」(元兵庫県警刑事・飛松五男氏)

今月に入って、犯行に使われたとみられる盗難バイクのハンドルから、銃を発射した際に残る硝煙反応が確認されていたことが明らかになった。
 バイクは昨年10月に京都府内で盗まれたもので、犯人はバイクで逃走した可能性が高いという。

「犯人はバイクで逃走後、車に乗り換えたようで、複数犯の計画的犯行だと府警はみています。ただ、逃走経路は判明していない。“プロ集団”の犯行の可能性が高い」(捜査事情通)

犯人が使用した凶器はイタリア製の25口径の拳銃で、弾はアメリカ製を使用していることも分かった。

 銃器犯罪評論家の津田哲也氏はこう言う。
「イタリア製の25口径でアメリカの弾を使用しているのであれば、『ベレッタ』が使われた可能性が高い。ベレッタはイタリア製だが、アメリカでも製造されていて、日本では暴力団組長のボディーガードなど護身用に使用されています。殺傷能力が低いのが特徴で、殺人目的で使用されることは少ない。日本でも暴力団関係者に知り合いがいれば、比較的入手しやすいため、銃の入手ルートから犯人を特定するのは難しいでしょう」

捜査関係者はこう言う。

「今ごろになって府警が、盗難バイクに硝煙反応があったことや、ピストルがイタリア製だったことを表にしたのは、捜査が手詰まりになっているからでしょう。犯人に迫っているなら“秘密の暴露”のためにも表にしませんからね」

■王将社長殺害 解決できぬ3の理由

王将事件は、府警にとって3つの“不運”が重なっていた。逆に犯人側からすれば、それを狙って計画した犯行とも考えられる。

まず、事件当日が寒くて真っ暗な冬の早朝、しかも雨天とあって目撃者がなく、毛髪などの細かい物証や足跡がほとんど流されてしまったことだ。2番目は、大東氏が自宅から車を運転して一番乗りで出勤し会社周辺を清掃することを日課としていて、犯人が下見や待ち伏せなど十分に準備できた点である。そして最後は、「開かれた会社」をウリにする「王将」が本社敷地内に防犯カメラを1台も設置しておらず、警備員も配置していなかった現状である。

実際、府警は「王将」本社の道路を挟んで向かい側にある別の梱包会社の防犯カメラに映っていた犯人らしき人影と走り去る車両の画像をもとに、周辺の防犯カメラやNシステム(車両ナンバー自動読取装置)の画像を繋いで懸命に犯人を追跡したが見失い、犯人は闇の中に消えてしまった。かくして初動捜査は失敗に終わった。

王将事件は車内などに現金百数十万円が手つかずのまま残され、カネを奪う目的とは思えなかった。府警は早くから、冷静に拳銃を4発連射して全弾を致命傷となる部位に命中させた手口などから、「何者かに雇われたプロの殺し屋」の仕業と睨んでいた。

ところが、そうした見方と矛盾する3つの謎が現場に残され、捜査を迷走させたのである。

3つの謎に震え上がった「王将」

第1の謎は、凶器の拳銃が日本の警察官が使用し、暴力団のヒットマンなどもよく使っている38口径回転式ではなく、25口径自動式であったことだ。小型の25口径は持ち運びに便利で、発射時の反動が小さいから非力な人間でも使いやすい。反面、殺傷能力や命中率は低くなる。また、自動式は連射には向いているが、装弾不良などのトラブルが多く、プロの殺し屋はもとより、暴力団のヒットマンもまず使わない。彼らも命懸けだから、いざと言う時に故障したり相手に致命傷を与えられない武器は使いたくないのだ。

第2の謎は、弾丸を撃ち込んだ部位である。殺し屋は短時間で確実に致命傷を与えるため、1発目は頭部に撃ち込むケースが多い。94年の住友銀行(現・三井住友銀行)名古屋支店長射殺事件でも、犯人は38口径回転式拳銃で至近距離から1発で眉間を撃ち抜いており、凄腕の殺し屋ほど1発で仕留める傾向が強いのだ。

だが、王将事件の犯人は最初に頭部を狙わずに4発も連射、まだ弾倉に弾丸が残っていたはずなのにトドメを刺していない。現に、大東氏は銃撃されてから15分ほどは生存していたと見られ、第一発見者に犯人の人着(年齢や体格、服装などの特徴)や犯行の様子をしゃべられる危険性があった。

さらに鑑識捜査の結果、弾丸が“すぐ死なないように細工”されていたことが判明。殺し屋に犯行を指示した黒幕的人物の強い恨みを感じさせる証拠が出てきたのだ。詳細は11月28日に上梓した拙著『餃子の王将社長射殺事件』(角川書店)をお読み頂きたいが、事件の背後に、何やらドロドロとした不穏な空気が漂い始め、あまりの不気味さに脅え、「王将」側は震え上がった。

それが端的に示されたのが、3番目の謎であった。犯人はなぜ、「王将」本社前で社長を殺害したのか、ということである。

大東氏は社長に就任後も連日、店舗を巡って激励や指導に当たっていたし、一人で自転車に乗って会社や自宅などの周辺を“散歩”することも多かった。いくら早朝とはいえ、出勤する従業員もいる本社前より、もっと狙いやすい場所はいくらでもあったはずだ。

しかも、人間が車を乗り降りする時は足元に気を取られ、どうしても周囲への注意力が散漫になる。暗殺者とすれば標的が車を降りようとする時に銃撃すれば、相手は身動きできず確実に殺害できるのに、わざわざ車外に出た社長を正面から連射している。

これはいったい、何を意味するものか。

「社長は真正面から1発食らった後、地べたに倒れ込むまで続けて3発撃ち込まれとる。そりゃ、ショックやで。夜が明けきらん暗闇の中、自社の前で誰にも発見されず、身体からどんどん血が噴き出し周囲に血溜まりが広がるのを感じながら、たった一人で息絶えていくんやからな。これは犯人の怨念というより処刑やないか」

企業を標的とした事件に詳しい大阪府警刑事は、そう明かす。

■王将社長射殺、逃走のバイクは2か月前に盗難

昨年12月、「餃子ギョーザの王将」を展開する「王将フードサービス」の社長だった大東隆行さん(当時72歳)が射殺された事件で、犯人が逃走に使用したバイクはホンダのスーパーカブで、事件の約2か月前に盗まれたものだったことが、捜査関係者への取材でわかった。

京都府警は、犯人がかなり以前から犯行を計画し、現場付近の住宅街を目立たずに逃げられるよう小型バイクを選んだとみている。

 捜査関係者によると、スーパーカブは昨年10月上旬、事件現場の王将本社ビル(京都市山科区)前から約15キロ南西の京都府城陽市にある民家敷地で盗まれた。鍵は差したままで、所有者の男性が朝、出勤時に盗難に気付いた。前夜から未明にかけての時間帯に盗まれたとみられる。

■現場で黙とう、解決誓う=「王将」事件から1年-京都

「餃子の王将」をチェーン展開する王将フードサービスの社長だった大東隆行さん=当時(72)=が射殺されてから1年となった19日朝、殺害現場の本社前駐車場=京都市山科区=で、京都府警の捜査幹部が黙とうをささげ、大東さんの冥福を祈った。

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