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微速度撮影(タイムラプス・Time Lapse)動画の撮り方 夕景、マジックアワー、夜景編

夕日が沈み、マジックアワーを経て、夜景の世界へ・・・一日のなかで最も美しい時間帯を微速度撮影(Time Lapse タイムラプス)動画にして楽しむ方法をまとめました。

更新日: 2015年05月06日

ぷむぷむさん

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微速度撮影とは

もともとは映画の特殊撮影のことで、フィルム送りを標準速度より遅くして撮影し標準速度で再生した動画のこと。長時間の変化を短時間に縮小して観察できる。星空の動きや植物の成長の様子などの早送り動画が代表例。 最近ではデジタル一眼レフの普及に伴い素人でも作れるようになり、数秒~数分毎に写真を撮りそれらをつなげて動画にしたものがyoutubeなどで人気を呼んでいる。呼び方は微速度撮影、Time Lapse(タイムラプス)、インターバル撮影などさまざま。

用意するもの

●カメラ(一眼レフなどの長時間露光が可能なカメラ)
●レンズ(構図次第で望遠でも広角でもOK、最小F値が小さい明るいレンズが無難)
●レリーズ(カメラにインターバル撮影機能がある場合は不要)
●三脚(なるべくがっしりとしたもの)
●PCと合成ソフト(フリーソフトがあります)

三脚にカメラをしっかり固定し構図を決める

がっちりした三脚にカメラを固定し構図を決めます。

コンクリートの地面の上など揺れない場所に、
なるべく重いがっちりした三脚にカメラを固定し、
カメラのストラップは風で揺れないように三脚に巻き付けます。
風が強い日は風よけのあるところを選びましょう。

構図は、雲の流れ、車などの乗り物が行き交うなど、
動きのあるものが入るようにカメラを構えます。

ピントをしっかり合わせて固定する

ピントの位置は撮る構図しだいですが、写真の手前に入れるものが
写真の主役になるような意味のあるものならそれに、
名もない山の稜線などで写真の主役が星空そのものとしたいならば星空に合わせます。
(実際のところ、手前のものも星空も十分に遠くにあるので
どっちに合わせても両方にピントが合って見えることが多いです)

何十、何百枚と全く同じ画角で写真を撮っている間にピントがずれてしまわない様に、
AFはオフにしてピントのリングはテープなどで固定しておきます。

ピントは橋に合わせていますが、橋も星空も十分に遠く、またワイドレンズ使用のため、画面全体にピントが合っているように見えます。

ピントは都庁に合わせてありますが、都庁も星空も十分に遠く、またワイドレンズ使用のため、都庁にも星空にもピントが合って見えます。

画像モードはJPEGで

RAWで撮影すると撮影後に動画に合成する際にいちいちJPEGに変換することになります。
面倒なのでおススメできません。

WBはマニュアルで

WB(ホワイトバランス)はマニュアルで設定しましょう。オートにしておくと画像の一枚一枚の色味がバラバラとなってしまい、動画にしたときチラつくので気になる場合があります。

WBは日陰マークに設定すると赤っぽく、蛍光灯マークにすると青っぽくなります。

夕日&夕焼けの微速度撮影時には日陰マーク設定するとより鮮やかな赤色の映像が撮れます。
しかし日没後のマジックアワー~夜景まで撮り続ける場合は蛍光灯マークがおすすめです。
蛍光灯マークではマジックアワーの青と赤の絶妙な色合いが楽しめる微速度撮影動画となります。
また夜景の撮影でも蛍光灯マークはオススメです。夜景は青っぽいほうが美しく見えます。

同じ時間帯に撮影した写真をWBを変えて比較。
WBは(上から)蛍光灯、自動、日陰に設定。

蛍光灯(上)の設定では上空と街が青っぽくなり、
夕焼けの赤とのコントラストを美しく表現できる。

日陰(下)の設定では全体が赤くなる。

同じ時間帯に撮影した写真をWBを変えて比較。
WBは(上から)蛍光灯、自動、日陰に設定。

夜景はWBを蛍光灯にして青っぽく撮ると美しくとれます。

露出は日没時は「絞り優先」、夜景は「マニュアル」で

露出は明るさが刻一刻と変化する日没時には「絞り優先」にしましょう。
マニュアルだと10分もしないうちに露出が変わって使えない画像が量産されてしまします。
シャッター速度優先でも激しい露出の変化に対応しきれず使えない画像になってしまいます。

絞り優先ならば都会の夜景の場合、F7.1、ISO200くらいに設定しておけば、
シャッター速度は数千分の1秒~数十秒まで露出に合わせて自動で変化してくれますので、
日没時の激しい露出変化にも対応可能です。山奥で夕焼けからの星撮り場合は
F開放、ISO400などより明るめの設定にするといいでしょう。

また露出を完全自動でカメラに全て任せてしまうのもひとつの手です。
オススメはしませんがマニュアルやシャッター優先で撮るよりは
日没時の激しい露出変化に対応してくれるでしょう。

一方、日が沈みきった後、露出の変化がほとんどない夜景の撮影の場合は
「マニュアル」で自分で露出を決めて固定してしまうことがオススメです。
絞り優先にせよ、完全自動にせよ、カメラに露出を決めさせていると、
どうしても露出にバラつきが出てくる場合があります。

全体の露出は変化していなくても、たまたま車のヘッドランプが光った時などは、
その光にカメラが反応してしまい露出が大きくズレる場合があるのです。
露出のズレた画像が多数混ざると動画にしたときうっとおしく感じたりします。
マニュアル露出で固定してしまえばこの露出のバラつきは防ぐことができます。
(日没時はマニュアルでは撮れないので露出のバラつきは防ぎようがありません。)

長時間露光時のノイズ低減はOFFで

長時間露光時のノイズ低減をオンにしていると
30秒露光で一枚撮った後、カメラは30秒間かけてその写真のノイズを除去処理をします。
その処理の間は次の写真が撮れない状態になります。

星の光跡をなるべく途切れることなくキレイにつなげるためには、
一枚撮り終わった後の次の写真を撮り始めるまでの時間は短いほうがいいので
長時間露光時のノイズ低減はオフにしておきましょう。

夜景の微速度撮影はスローシャッターがおすすめ!

夜景の微速度撮影の場合はシャッター速度は10~30秒など
スローシャッターがオススメです。

ライトをつけた車などが行き交う場所でスローシャッターをきれば
車のライトは光跡として長く伸びて写真に写ります。
この写真の撮り方で微速度撮影をすると光跡がひゅんひゅん飛び回るような動画となります。

試し撮りはしっかりと!

撮影を始める前に試しどりはしっかりしましょう。
確認ポイントは露出はあっているか、そして水平がとれているかです。

露出があっていないままインターバル撮影してしまうと、
大量の露出があっていない画像ができてしまいます。
数百~数千の画像を手作業で同じように手直しするのは不可能です。
動画に合成後に明るさを調整する動画編集ソフトをお持ちならそれで治すことも可能ですが、
フリーソフトではなかなかありません。(あるなら教えてください。)

また水平のとれていない動画も見てるとなかなかカッコが悪いです。
動画編集ソフトで水平を治せるものもありますがフリーソフトだとなかなかありません。
試し撮り画像とカメラ内水準器や三脚の水準器を見てしっかり水平をとりましょう。

インターバルタイマー機能を使って数時間撮り続けます!

試し撮りが完璧にできたと思ったらついにインターバル撮影です。
インターバルタイマー機能の付いたカメラもしくはレリーズを使い、
30秒おき、1分おき、数分おき、お好みの間隔でシャッターをきり続けるよう設定します。

一枚の写真を撮った後に次の写真を撮る間隔は狭いほうが
より滑らかな微速度撮影動画にはなりますが、
その分撮る枚数は多くなるのでカメラの負担は大きくなります。
小一時間の微速度撮影なら数十秒~30秒おきに、
丸一日分を微速度撮影にするなら数分おきに
シャッターをきるのがオススメです。

この間、絶対カメラや三脚にふれてはいけません。
近くでカメラが何らかのトラブルで止まらないか見張りつつ、
撮影を一端忘れてスマホで遊んでるのが一番です。

撮れた画像を合成し動画にします

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