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複雑すぎるウクライナ情勢が3分で分かるまとめ

なるべく短くウクライナ情勢が分かるようにまとめてみました。

更新日: 2015年12月06日

palezioさん

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このまとめでは、短く要約することを目指します。

東西で異なる支持層

欧米系メディアの報道では、「西側が親欧米」「東側が親露」と報じられていました。

もともと、ほとんど半々の支持率でした。二つの国に分かれて独立してもイイほど支持層がはっきり分かれていました。

ロシア系住民とウクライナ系住民で、住んでいる地域が二つに分かれている。

赤い地域には、ロシア語系住民、青い地域にはウクライナ語系住民が多く住んでいました。

東部都市でも、周辺地域にはウクライナ語話者が多く居住しています。しかし、全体的に見ると東部はロシア語話者人口が多くなっています。クリミアはもともとロシア語話者人口が大部分を占めていた地域でした。

ロシア語を公用語からはずそうという動きまであった。

このような状況にも関わらず、ロシア語を公用語からはずせという動きがありました。ロシア語話者が極端な不利益を被る可能性のあるこのような動きに反発がありました。

「ウクライナ人の国」からロシア語を追い出せ、ロシア系ウクライナ人を追い出せ、ロシア語を公用語からはずせという動きが少なからずありました。

なぜ、このような動起きになってしまったのでしょうか?

歴史的背景

西側は旧ポーランド王国時代がありますが、東側はソビエトに占領されました。西側は古くからユダヤ人問題をかかえており、ポグロム(市民によるユダヤ人迫害)やホロドモール(ソ連政府による計画的飢饉)を経験しています。いわゆる反政府デモ隊には、公然と反ユダヤ主義を主張する政党も含まれています。

東側はロシア系住民なので、民族主義的な感情はさほど高まりません。ロシア帝政時代、東部には農奴から生じたウクライナコサックという人たちが居ましたが、絶滅政策に遭い、その後ロシア系住民が移入して入れ替わってしまいました。従って、新しく入った彼らは厳しい民族経験を持っていないのです。東西の温度差はこうして生じました。

ホロドモール(人口飢饉)では、人口のじつに1/4が飢え死にさせられました。
民族問題の根深さは、本気です。

民族主義が強いので、西側のウクライナ人は煽られると操縦されやすい傾向もあります。

東西の経済的格差

地下資源も農産地としても豊かな東側を手放したくないウクライナ

ウクライナ系住民は、東部のロシア系住民は嫌ですが、東部の豊かさは失いたくありませんでした。

東側は、地下資源が多く豊かです。西側には事故を起こしたチェルノブイリ原子力発電所があり、ウクライナの国家予算の1割をかけてなんとかキープしている状況です。西側だけ分離するとやっていけません。

ロシア系住民は、ウクライナ人がロシア語を公用語からはずすなどという無茶を主張するなら、独立しても経済的にはなんとかなります。しかし、西側は絶対に分離を認めたくありません。

東側が分離してしまうと、ウクライナはさらに借金大国になってしまいます。

西側に残された巨大な負債、チェルノブイリ

日本同様、じつに国家予算の1割が必要な、どうしようもない負の遺産を抱えていたりします。東部はそんなに対立するくらいなら喜んで独立したいのですが、西部のウクライナ系住民は、分離に反対します。

欧米の干渉

2004年の選挙あたりから欧米の干渉がみられました。大統領候補の顔が変形するなど、怪しさ満点の大統領選挙では、親露が勝ちましたが、オレンジ革命といわれる反政府運動で、政権転覆・再選挙となり、親欧米政権が樹立しました。

ウクライナをヨーロッパ経済圏に引き込みたい欧米

ロシアの経済圏から切り離し、ヨーロッパにウクライナを組み込みたい勢力が、ウクライナの政権転覆に干渉しました。

アメリカと欧州、当然日本も、言いたい放題です。

資本による干渉の噂もあります。欧米は、イラク戦争に勝利した結果、イラクからのパイプラインを建設中です。ロシアからのガスを邪魔すれば、エネルギー政策で優位に立てる可能性もありました。

選挙戦の最中、変わってしまったかっこよすぎる候補者ユシチェンコ

選挙戦のさなか、顔が壊れてしまったユシチェンコ大統領候補。2004年の選挙は、妖しさ満点でした。

ロシアの態度

ロシアは旧ソ連諸国に国債相場の1/5程度で天然ガスを供給していました。親欧米政権となったウクライナは、ヨーロッパへの市場開放を公然と主張しました。旧ソ連諸国に特別安く売っていたのに、それをヨーロッパに売られたのではロシアの立場がなくなってしまいます。

ヨーロッパに激安の天然ガスを流されては価格破壊になってしまうロシアは、ガスの値上げを決定しました。しかし、ウクライナは未払いになったため、ロシアがガス供給を減らします。パイプライン下流のイタリアやスイスへのガス供給が不足。ドミノ式に問題が波及しました。協議の末、ロシアが国債相場と旧ソ連価格の中間の値段で妥協。しかし、ウクライナの未払い状態は改善されませんでした。

ガス代未払いに陥ったウクライナ

プーチンは結構当たり前な対応、しかし、冷たくされたウクライナ国民はさすがにびっくりしました。ロシアからのガスが激安だったなんて、、欧米は借金を肩代わりしてくれるわけではありません。

2010年の選挙では、親露派のヤヌコビッチ政権の勝利しました。ウクライナ系住民が多いウクライナですけど、やっぱりお金は大切なのです。再びロシアがウクライナ支援を表明することになりました。

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