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ロシアで14人死亡…実はあなたも飲んでいた猛毒「メタノール」

先日ロシアでメタノール入りの酒を飲み、16日までに14人が死亡しました。近年になっても世界で相次ぐメタノール飲酒による死亡事故。けれど実はあなたも少量ながら、メタノールを飲んでいるって知っていましたか?

更新日: 2014年03月17日

00mashimashiさん

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お酒飲みにはおそロシア

寒いロシアでは真冬のシベリアでも凍らないほどアルコール純度の高いウオッカが大人気。でも安価で純度を上げようと、メタノールを混ぜた密造酒も出回り、たびたび事故を起こしています。

ロシア東シベリア・ザバイカル地方の村で、住民らが酒を飲んだ後に次々と倒れ16日までに14人が死亡、12人が重症となった

酒に劇物のメタノールが混入しており、中毒が原因とみられる

当局は酒を提供した地元の49歳の男の身柄を拘束したが、混入の原因など詳しい状況は明らかになっていないという。

かつて日本でも起きていたメタノール飲酒による死亡事故

昨年3月にもリビアでメタノール入りの密造酒を飲んだ多数の市民が中毒症状を訴え、少なくとも60人が死亡した

そのほか709人が病院で治療を受けたという。密造業者がアルコール度数を高めるため、メタノールを添加していたとみられ、入院患者には重体になったり、失明したりした者も含まれている。

インドでは、メチルアルコールの他、殺虫剤などの化学物質が入った安い密造酒の販売が横行。インドで密造酒の値段は、市販の酒の半額以下で、貧困層がこうした酒を飲み、死亡するケースが多いということです。

さらにおととし12月にはインド東部の州で工業用のメタノールが含まれた密造酒を飲んだ建設現場の作業員など121人が死亡している

インドでは昨年10月にもメタノール入りと思われる密造酒を飲んだ住人35人が死亡している

日本でも第二次世界大戦後の混乱期には、安価な変性アルコールを用いた密造酒によるメタノール中毒もしばしば起きていた

1933年にメタノールでかさ増しした焼酎を飲み30名以上が死亡した事件もあった。

一般的なお酒に含まれる「エタノール」とは?

エタノールとはいわゆる飲酒用のアルコールの主成分であり、ビールからチューハイ、ウォッカに焼酎と全ての酒に含まれている。摂取すると体内でエタノールから二日酔いの原因と呼ばれるアセトアルデヒド、最後に酢酸へと分解される。

エタノールはエチルアルコールや酒精とも呼ばれ、消毒薬やアルコール飲料として広く利用されています

エタノールは、デンプンや糖蜜をアルコール発酵させたり、エチレンから化学合成したりして作られます

近年では植物からつくるバイオエタノール燃料が、温暖化対策としてガソリンの代替燃料になることが期待されています。

一方日本では「中毒物質」として知られる「メタノール」とは?

メタノールが体内に入ると、アセトアルデヒドより毒性の高いホルムアルデヒドに分解され、最後に腐食、浸透性がある猛毒「ギ酸」へと分解される。ホルムアルデヒドはシックハウス症候群の原因物質の一つとして知られ、気体は呼吸器などの粘膜を刺激し、咽頭充血、呼吸困難などの症状をひきおこします。また、ギ酸は頭痛や吐き気を引き起こし、さらに視神経を傷付け視力障害や失明を引き起こします。

メタノールは中毒を起こす物質として知られ、日本中毒学会が提言する分析が有用な中毒起因物質15品目の1つとして知られています

メタノール(メチルアルコール)は体内でホルムアルデヒドにまず酸化され、さらに蟻酸になる。どちらも猛毒である

メタノールはエタノールより炭素が一つ、水素が2つ少ないアルコールです。このホルムアルデヒドやギ酸は、エタノールが分解されてでてくるアセトアルデヒドよりも毒性の強い物質だということです。

メタノールは非常に引火の危険性の高い液体でも知られ、揮発性も高く、メタノールの入った容器を直接火にかけると爆発することもあります。また、引火した際の炎が青白く、太陽光の元では見えにくいという特徴もあります。実際昨年12月には中学校の校長が自宅近くの田んぼでメタノールを焼却処分していたところ、衣服に引火して全身やけどを負い、意識不明の重体となった事故も起きています。

メタノールは、8~30ml飲むことで失明、下手をすると死亡に至ります

8~30mlとはだいたい小さじ1杯~大さじ1杯くらいです。

主にホルマリンの原料、アルコールランプなどの燃料として広く使われ。燃料電池の水素の供給源としても注目されている

実はお酒や果物ジュースに含まれていた「メタノール」

果物ジュースにも微量ですがメタノールが入っています。なぜなら果実の中のペクチン(植物繊維)が、同じくジュースに存在するペクチナーゼ(分解酵素)によって分解される結果、メタノールが生成されるからです。

同じアルコールでも、メタノールは絶対飲んではいけません

けれど、メタノールはウィスキーやブランディー、ワインなどに比較的多く含まれています

ワイン(14%)では1000mlあたり0.6~1.4g程度、ブランデー(45%)だと1.8~4.5g程度のメタノールが含まれています。一方ビールなどは少なくなっています。

これはお酒の原料となる果物により多くのメタノールが含まれることに起因しています

ワインを飲むと悪酔いするのには理由があった?

少なくない人がワインを何杯か飲むと次の日かなりの不快感つまり頭が痛かったり、二日酔いになると感じています

一般的に白やロゼよりも、赤やシェリー酒に多く含まれています。また、安酒だとメタノール除去が不十分で、濃度が高くなっていることもあるとか。ちなみ日本で検査されたフランス製のブランデーでは6g/Lという高いメタノールが検出されたことがあったそうですが、一般的にブランデーを一度に大量に摂取することは少ないため、飲みやすいワインで悪酔いするケースが目立っています。

これは果実から作られるワイン中のメタノールの方が穀類から作られるアルコール飲料より多量であるためです

同じく果実から作られるブランデーなども高いメタノールを含んでいますが、一般的にブランデーなどはアルコール濃度が高いため、一度に大量に飲むことはあまりないので、ワインほど悪酔いするケースが少なくなっています。

メタノールは悪酔いや二日酔いの原因であることが明らかにされており、エタノールよりも体から排出される速度が10倍くらい遅いという

肝臓での処理に時間がかかるため、しばしば頭痛の原因となります。さらにメタノールが原因の頭痛は、だるさ、吐き気、背中の痛みなどを伴います。

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