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片付けるだけじゃない。命と向き合う「遺品整理士」とは

単身で天国に旅立つ人が増えるなか、遺品整理の仕事が注目をあびています。「遺品整理士」という専門資格もあるそうです。ただ片付けるだけじゃない、その特殊な仕事についてまとめてみました。

更新日: 2014年03月26日

ikelongonさん

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孤立死が増え、遺品整理が注目をあびている

少子高齢化、未婚率や離婚率の増加で単身世帯が増え、同時に亡くなったときに引き取り手がいない「孤立死」が増えている

現在3万人いるとみられている孤立死だが、2040年ごろには年に20万人が孤立死するようになるともみられている

そんななか、亡くなった人の持ち物を整理する「遺品整理業」の需要が高まっている

遺品整理は、これまで遺族の手で行われることが一般的だったが、現代のライフスタイルにおいては、時間的にも人手の面でも、遺族の力だけでは支えきれないのが現状で、業者に頼む人が増えている

ただ片付けるだけじゃない遺品整理の仕事

故人の身の回りの品々や家財を整理するだけにとどまらず、リサイクル品の買取・売買のほか、形見分けの配送などやることは多い

自殺・孤独死・事故死などがあった部屋の整理に携わることもあり、目を覆いたくなるような衝撃的な現場に立ち会うこともある

遺体の腐敗による異臭や感染症の危険性などもあるなか行う特殊清掃は大変な作業。除菌、消臭などで薬品を扱うため、専門知識も必要

悪質な業者によるトラブルも増えている

ニーズが高まるなか、引っ越し業者や住宅リフォーム業者、産廃業者など全国で5000社以上が遺品整理業に携わっているとされる

遺品整理業に関する法整備がほとんど整っていないこともあり、悪質な業者も少なからず存在する

経費を減らすために不法投棄したり、法外な高額を請求するなどのトラブルが各地で後を絶たないともいわれている

通帳や印鑑を盗み、現金を引き出した容疑で業者が逮捕されるなどの事件もあるそう

業界の健全化を図り、資格がつくられた

遺品整理士認定協会(http://www.is-mind.org/)が認定する「遺品整理士」という資格がある

2011年に設立された民間資格。遺品を査定・買取する「遺品査定士」という資格もある

約2カ月の通信講座で遺品に接する際の心構えや廃棄物処理などの法律を学び、試験を経て合格となる

お寺の住職が「遺品整理士」の資格を取得し、遺品整理について悩む故人の相談を受け付けている例もある

実際に整理士として仕事に携わる人の声

「遺品を通じて亡くなった方の人生の一端に触れ、その人をみとるような気持ちで片づけるようにしている」

「好んでやる仕事じゃないけど、誰かがやらなければならない。最後には遺族の方からありがとうといわれるし、それだけ必要とされているんだな、と感じます」

「悲しさがないわけではない、遺品整理をしているときはこころのブレーカーを落としている。ご遺族に真摯にお応えし、故人に対し敬意をもって接することが遺品整理人の流儀だと思う」

参考リンク

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ikelongonさん



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