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大正時代から手書きで伝授。「資生堂書体」が美しい

資生堂には秘伝のオリジナル書体があるらしく、しかも手書きで受け継がれているとか。なんか奥義伝承っぽくて胸アツ。

更新日: 2014年04月07日

mana美さん

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資生堂には秘伝の書体があるらしい

資生堂のオリジナルフォント… (゚A゚;)ゴクリ

1916年の意匠部(現在の宣伝・デザイン部)設立とともに誕生し、資生堂のポスターやパッケージを長らく彩ってきた

英文・ひらがな・カタカナ・漢字がそろい、独自の和文書体まで持っている企業は他に類を見ない

時代を越え、時代に縛られることなく磨き続けられていく書体に、「一瞬も一生も美しく」という資生堂の哲学を感じることができる

しかも、手書きで受け継がれている

パソコン全盛期のこの時代に手書きとな…スゴイ

教則本まであって、書き方を徹底的に教え込まれる。とにかく描くことで、身体的に「美」を覚えていくというのが昔からの習わし

入社以来、一人前になるまでは黙々とデスクに向かい、ひたすら文字を描き続ける毎日

新人作の資生堂書体が日の目を見るのは、資生堂ギャラリーで行われる展覧会の案内看板だそう

これをカラダに染み込ませるの大変そう。。

その資生堂書体に込められた思いをひもとく動画がこのたび公開。その精緻な技術に、資生堂の美へのこだわりを痛感できる

強いこだわりはロゴやマークにもみられる

微妙に修正されながら受け継がれているロゴ

明治、大正と日本が欧風化する過程で、いち早くロゴをローマ字にしたのが資生堂

斜め文字のロゴは化粧品だけに限定して、それ以外のものは普通のロゴタイプにしてみたりと、試行錯誤を繰り返してきた

現在のロゴで使用されているフォントは、クリエイティヴ・ディレクターであった安原和夫氏のもと、スイスの巨匠タイポグラファー、アドリアン・フルティガー氏によってデザインされた

アール・ヌーヴォー風の柔らかい曲線が特徴の花椿マーク

シンボルマークの「花椿」は、1915年に初代社長である福原信三氏が自らデザインしたもの

当時の商品「香油 花椿」が高い人気を得ていたことや、椿の原産国が日本であること、その花に女性らしさが感じられることから、椿をモチーフとしたそう

福原信三氏は、早くからデザインや広告の重要性に着目し、意匠部を設置、自社主導のデザイン制作を形作った人物でもある

最終的に現在のかたちに整えたのは、資生堂書体の手引書を作成した人物でもある、山名文夫氏

何度か微調整されながらも、ずっと昔から使われ続けているところに、資生堂の揺るぎないアイデンティティーがあらわれている

社内クリエイティブで常に時代をリードしている

資生堂は、化粧品はもちろん、レストランやギャラリーなど様々な業態を手がけつつ、商品開発からパッケージデザイン・広告までを一括して社内で行っている唯一の企業ともいえる

現在、宣伝・デザイン部には、100人近いクリエイターが所属しており、プロの専門家集団が資生堂の表現を創っている

化粧品が視覚的な要素が非常に強い商品であり、新しさと同時に独自性が求められているから、という考えのもとに、社内クリエイティブが100年近く続いている

普通の企業は、コスト面重視で、デザイン部門を社内に持つことを嫌うが、そのデザイン部門を維持してきた事実が、資生堂の現在の地位を生み出す原動力になっているとしたら…

実に興味深いおはなし!

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mana美さん

美は一日にしてならず。



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