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重症の「させていただく」症候群には「いたします」が効果アリ!?

「ご説明させていただきます」「拝見させていただきます」…と、ついビジネスシーンで多用してしまう便利な敬語「させていただく」。最近では「させていただく症候群」なんて言われ方もされています。ここではその「させていただく」の正しい意味と使い方、誤用例を見ていきます。言い換えには「いたします」が効果アリ!?

更新日: 2016年02月12日

springspringさん

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-つい多用してしまう「させていただく」という表現

「とても丁寧な表現なんじゃないんですか??」

ネット上でも人気の「させていただく」。

「させていただく」という敬語の乱用は気持ち悪い。と理解はしつつもついつい使ってしまう便利な「させていただく」

-便利すぎてつい多用してしまう「させていただく」

あたりかまわず文末に「~させていただきます」と締めくくる文章を数多く目にする

背景には、政治家や芸能人が記者会見やインタビューで「させていただきます」の不適切な使い方をしており、テレビなどのメディアを通じて誤用が広まっている現状があると言われている。

若者は「させていただく」をつければ丁寧なのだと勘違いしてしまっているため、最近では「させていただく症候群」とも呼ぶ

-重症化する前に「させていただく」の本来の意味を考えてみよう

「させていただく」は相手の許可により自分が行動をする、もしくは相手のおかげで何らかの恩恵を受けるのが前提。そしてそのことに感謝している気持ちを表す言葉となる。

「させていただく」は相手の『許可』が前提

ここがポイントとなる。「させていただく」を使う前に一度頭の中で考えてみよう。

★というわけで「させていただく」の正しい使用例は…

◎ 「先日ご一緒させていただきました田中でございます」

「ご一緒させていただきました」には、「あなたがどうぞと"許可"してくれたから、ありがたいことに私はあなたと行動を共にすることができた」という”感謝”の気持ちが込められている。

◎ 「僭越ながらごあいさつさせていただきます」

フォーマルなシーンでの慣用句。参加者の"許可"を得てあいさつをするという意味が暗に含まれている。

◎ 「私にやらせていただけませんか」

このように言った人は、「よし、君にやらせよう」という上司からの"許可"を待っている。そして「させていただいた」の結果として”恩恵”をこうむる。

◎ 「では、コピーさせていただきます」

係員:「身分証をコピーしてもよろしいですか?」
 客:「はい、どうぞ」
係員:「では、コピーさせていただきます。」

相手の同意・許可がある。

○(△) 「本日、休業させていただきます」

「『お客様の"許可"を得て休ませていただくことがありがたい』という気持ちがあるなら『休業させていただきます』を使っても構わない。『休業いたします』でも失礼にはならない。飲食店での接客などでは、ある程度言い回しが固定し「~させていただきます」がそれほど意味を持たず、慣用化していることもある。

○(△) 「○○部に勤務させていただいております」

社内の人間、特に上司に対してならば○。会社の"許可"を得て勤務し”恩恵”を受け”感謝”しているという意味合いが含まれる。社外の人に対しては「勤務しております」になる。

「相手の許可を得て、自分が恩恵を受ける」場合に使うのが「させていただく」。許可を得る相手がいないか漠然としている時には慇懃無礼に聞こえる、だって。朝日朝刊。

-ビジネスシーンで気をつけたい「させていただく」の誤用と多用

誰かの『許可』を得るわけでない場面で「~させていただく」と言うことを嫌う向きもある

「させていただきます」の適切な使い方を知らずに、板に判を押したマニュアル的な言い回しをしているため違和感を覚る-という意見は多い。

「させていただきます」を多用すると、くどい印象を与えてしまう

自らの表現が相手へ好意的に伝わっているのではなく、"でたらめな丁寧表現の押し売り"をして悪印象を与えていることを自覚しなければなりません

「〜させていただく」の誤用が耳についてしかたないのは俺だけかな

★というわけで「させていただく」の誤用例

慇懃無礼の例(イメージ)。多くの場合、相手の許可は必要ない。

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