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頑張って!完全養殖ウナギ量産化への険しい道のり

大人になるとあんなにも生命力の強いウナギの、その完全養殖がなぜにこれほど難しいのか。わかる範囲でまとめてみました。

更新日: 2014年08月23日

zooingさん

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2014年6月、国際自然保護連合(IUCN)により絶滅危惧種(絶滅危惧IB類)に指定されたウナギ。

日本の伝統の食文化を守ろうと、完全養殖ウナギへの期待がにわかに高まっています。

今までの養殖

通常のウナギ養殖は、シラスウナギと呼ばれる体長5センチ前後の稚魚を沿岸で捕らえ、成魚に育てる。

冬から春にかけて採れたシラスウナギを6ヶ月から1年半掛けて養殖し、0.2gのシラスウナギを1尾200gから300gに育てます。

シラスウナギの状態にまで育った天然のものを捕獲し、それを人の手でもって大きく育てるのがこれまでの養殖でした。

完全養殖とは

完全養殖は受精卵を成魚に育て、採卵して人工授精し、再び成魚にする循環型の技術。

人工孵化から育てた成魚が産卵し、その卵をもとにふたたび人工孵化を行うこと。天然の卵や幼魚に頼ることなく持続的な養殖を行うことを指す。

ウナギの完全養殖はすでに成功している、しかし……

2010年に世界で初めてニホンウナギの完全養殖に成功した独立行政法人水産総合研究センター

デリケートすぎるウナギの仔魚

人工飼育下で稚魚にまで育つ仔魚の割合は、マダイやヒラメなどで90%を超えているのに対し、ニホンウナギはわずか4~5%。

千リットルの大型水槽で稚魚の飼育に成功したと発表。生存率は実験室よりさらに低い1%ほど

仔魚がなかなか大きくならない

自然界では稚魚になるまで100日から半年程度だが、養殖は早くて150日、遅いと1年以上もかかってしまう。

エサにうるさい

なぜかオスばかりになってしまう

養殖場で育ったウナギはほとんど雌にならず、性成熟もしない。繁殖させようにも、段取りさえ整わないのだ。

最近はウナギのホルモンを人工的に生産して投与する研究を進めており、雄は100%近く成熟できるようになったが、雌は投与量などの試行錯誤が続いている。

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zooingさん

折り紙やペーパークラフトなど、紙を使った手作り作品の作り方・アイデア等を中心に紹介しています。



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