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STAP騒動のウラでiPS細胞が活躍しはじめていた

山中教授がノーベル賞をとったiPS細胞の活用が進んでいます。世界初となる移植手術が成功し、STAP騒動で逆風が吹いた日本の再生医療が、再び世界から脚光を浴びそうです。

更新日: 2014年09月14日

turinbonnuさん

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世界初!iPS細胞の移植手術が成功した

12日、失明の恐れがある難病「加齢黄斑変性」を患う女性に、iPS細胞から作った目の網膜細胞を移植する世界初の手術が実施された

「iPS細胞」とは、体の様々な組織や臓器の細胞に変化できる万能細胞のこと。病気などで傷ついた身体を蘇らせる「再生医療」の切り札である

「加齢黄斑変性」とは、網膜の細胞の一部が傷み、視野の中央がゆがんだり黒く欠けたりする病気。患者は増えており、現在約70万人いるとされる

今回行われたのは、女性の腕の皮膚からiPS細胞を作製し、網膜の細胞に変化させてシート状にしたものを、網膜に移植するというもの

手術から一夜明けた13日、経過は順調で、女性は「視界が明るくなった」と語っており、早ければ来週にも退院できる見通しだという

手術の効果がはっきりと出るまでには1年かかるといわれ、今後も4年は検査が続けられる

京都大の山中教授が2006年に生み出した"夢の細胞"は、誕生から8年で、実用に向け新たな段階に入った

iPS細胞の生みの親である山中教授は「非常に大きな一歩を踏み出した。臨床研究はこれからが本番」と語っている

日本の再生医療を担うリケジョの存在

研究を率いてきた、(左から)高橋政代プロジェクトリーダーと、手術を担当した栗本康夫医師

今回行われた世界初となるiPS細胞を使った移植手術は、理研の高橋政代プロジェクトリーダーらが進める臨床研究の一環

京大卒の眼科医である高橋氏は、現代医療では治せない目の難病患者の根治療法を見つけたいと、診療のかたわら研究を続けてきた

今年8月に自殺した笹井芳樹副センター長は大学の同級生にあたる

iPS細胞を用いた臨床研究を世界に先駆けて始め、ネイチャー誌が選ぶ2014年の注目すべき科学者に選ばれるなど注目を集めている

臨床研究の準備を着実に進めていくなかで、STAP細胞の論文問題が起き、逆風が吹いた

STAP騒動で揺れる中、小保方氏の検証実験参加などに反発し、高橋氏は「理研の倫理観にもう耐えられない」とツイートしたことも

同じ理研内で起きたドタバタに「心が乱された」とも語っている

「理研が適切な対応を取らなければ、今後は理研の関与を排除して臨床研究を続ける」と言い切り、研究への情熱は誰よりも強かった

「もうやめたいと思ったこともあるが、患者さんと毎週会って思いを聞いているので途中でやめるわけにいかない。(患者に)一つの答えを渡せたかと思うと、すごくうれしい」

加速するiPS細胞を使った再生医療の研究

すでに、これだけたくさんの研究がひかえている

iPS細胞を使った新しい治療法の開発を目指す研究はほかにも進んでおり、移植手術が行われたことでいっそう加速するとみられている

京都大はiPS細胞から作った神経細胞を脳内に移植し、パーキンソン病を治療する臨床研究を来年度にも開始

立体的な臓器を作る研究も進んでおり、横浜市立大が肝臓の作製、熊本大も腎臓組織の作製に成功している

薬の開発や病気の仕組み解明などでも、応用が有望視されている

国はiPS細胞を使った研究に10年間で1100億円の支援を行うとしており、世界をリードする再生医療に期待が高まっている

iPS細胞などを利用して失われた組織を回復させる「再生医療」向けの国内初の保険を、損害保険大手が10月から相次いで発売する

患者も病院も治療に臨みやすくなり、再生医療の普及に弾みがつくこととみられる

万能のiPS細胞だが、作製するのに数か月、コストも1人当たり数千万円かかるという課題も残る

作製の時間やコストの課題解決のために、現在、iPS細胞を作って保管しておくプロジェクト「iPS細胞ストック」を京大が進めている

平成30年度までに、日本人の30%~50%が利用できるだけの、5~10種類程度のiPS細胞を保管しておくのことを目標にしている

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turinbonnuさん

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