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御嶽山噴火 山小屋の支配人が多数の登山者を救っていた

2014年9月27日、御嶽山の噴火で、50人以上を救った『山小屋の支配人』がいたこと知ってますか?

更新日: 2015年06月11日

pharenaさん

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2014年9月27日に発生した御嶽山の噴火

御嶽山の山頂に近い「二ノ池本館」

降り注いだ噴石が山小屋にぶつかり、天井からは大きな音が響く。御嶽山の山頂に近い「二ノ池本館」支配人の小寺祐介さん(34)は、逃げ込んできた登山者ら約50人にヘルメットを配り、火山灰にまみれて下山した。

噴火した御嶽山の山頂に近い山小屋「二ノ池本館」(標高2905メートル地点)

日本一高所にある湖沼とされる二ノ池。池畔にある山小屋が「二ノ池本館」

山小屋に降り注ぐ噴石の中、51人を誘導した支配人

午前11時53分の噴火後、山頂付近の山小屋「二ノ池本館」には数十人の登山者が避難してきた。噴石や火山灰で建物が損壊する中、支配人の小寺祐介さん(34)は登山者らを最も安全と思われる部屋に誘導。備えてあった黄色いヘルメットを配り、「ここなら大丈夫」と登山者を励ました。

避難する際の状況を話す「二ノ池本館」支配人の小寺祐介さん

小寺さんは噴火当時の様子について、「地震などの前兆が何もないなかで突然、噴火が始まりました。最初の噴火から数分の間に3回爆発があり、噴煙が上がって小屋の外は夜のように真っ暗になりました。また、雷とともに今まで経験したことのないお湯のように温かい灰が混じった雨も降ってきました。山小屋には噴石が直撃してトイレの屋根が落下しましたが、小屋にいた人にけがはありませんでした」と話しました。

「わぁー」。標高約2900メートル付近にある山小屋に、数十人が叫びながら駆け込んできたのは27日正午ごろだった。小寺さんが外を見ると、すぐ近くで噴煙が上がっていた。

登山者を小屋の食堂に誘導すると、天井から大きな音。「ガンガンガン」。噴石が次々に降り注いできた。大きな石が当たったトイレは、屋根が崩れ落ちた。

「このままでは危ない」。館内にいた人全員を、屋根が二重になった場所に集め、ヘルメットを配った。「ここは屋根が頑丈だから大丈夫。安心して」。

窓から見ると外は火山灰のためほとんど暗黒だった。突然雷が鳴り、雨が降り始めた。暗闇に恐怖を感じる登山者のため自家発電機で照明をつけた。

「周りが夜みたいに真っ暗になった。火山灰がザーと音がして、熱くなってきて、サウナの中にいるみたいに。俺はもうダメなんだなと思った」

冷静な判断で登山客51名を誘導

それから1時間。山小屋の中に有毒ガスが入り始めた。小寺さんは冷静な判断で決断した。「噴火口からできるだけ遠く離れなければいけない。いま外に出て行くのがいい」。

すべての登山者が小寺さんの言葉に従った。外はすでに火山灰が10センチ以上積もっていた。あっという間に灰色に変わった周辺の風景に登山者は怯えていた。小寺さんは大きな声で「さあ、急がずにゆっくり」「みなさん頑張りましょう」と叫びながら登山者を誘導した。

灰が降り注ぎ、昼間なのに先が全然見えない

外に出ると、見たことがない風景が広がっていた。「色がない」。白黒の世界に、言葉を失った。足元には火山灰が10センチ近く積もっていた。

大声で登山者を励ましながら、9合目の山小屋「石室避難小屋」を目指し下山した。「1列に並んで。慌てないでゆっくりと」。細かい火山灰が降り注ぐ。時折吹き付ける強風に火山灰が舞い上がり、登山者は目や口元を手で覆った。

小寺さんは、51人の登山者を先導して9合目にある「石室山荘」へと向かいました。

降り注いだ火山灰であたりは真っ黒。1時間で2センチも積った。

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pharenaさん



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