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この世の地獄…地下で炎が燃え続けるアメリカのゴーストタウン

映画「サイレントヒル」のモデルにもなった、かつて炭坑で栄えたアメリカの街、セントラリア。1962年に発生した火事以来この町の地下は50年以上燃え続けており、人が住めない“ゴーストタウン”となってしまいました。

更新日: 2015年02月10日

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ペンシルベニア州の街、セントラリア

先進国アメリカに信じられない町が存在している。それは人気ゲーム「サイレントヒル」のモデルになったとされる場所である。

「サイレントヒル」の映画版に登場するゴーストタウンのモデルとなった街があります。

セントラリアは巨大な無煙炭の埋蔵地にまたがり、かつては炭鉱の町として栄えていた

アメリカ、ペンシルベニア州コロンビア郡の街。

19世紀後半から石炭鉱業によって栄えたが、1962年に発生した坑内火災の影響により連邦政府による退去勧告が出され、住民が町を去った結果ゴーストタウンと化した。

1962年、炭鉱火災

地下の炭坑から今も噴火口のように立ち上る蒸気。

セントラリアとその周辺は炭田の広がる地域の1つであり、1960年代まで良質な無煙炭の採掘が盛んな炭鉱の町として栄えていた

最盛期の1890年には2761人の人口を抱えていました。

1962年のメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)直前、炭鉱の跡地にあったセントラリアのゴミ集積所で火の手が上がり、むき出しになっていた炭層に引火。炎は地下の炭鉱まで広がり、周囲の住宅地を脅かした

火災は、地表の温度を70~80℃まで引き上げるとともに、地下水の水蒸気や有毒ガスの噴出なども引き起こして、地盤沈下が頻繁に生じる様になった

消火にかかるコストや技術面の課題から政府は消火をあきらめ、セントラリアの住民は町から退去することになって町はゴーストタウン化することになりました

地面が割れ、煙が噴き出すペンシルバニア州道61号線。

廃墟となったセントラリアの建物はその多くが取り壊され、自然に還っている

セントラリアの坑内火災は、発生から50年後の今も依然として燃え続けており、延焼範囲はおよそ160ヘクタールにおよんでいるという

興味本位での観光は危険

道路を歩くことや自動車で走ることが危険であると警告する看板。

手をかざしてその熱さを確かめたところ、相当の熱気で、場所によっては触ることさえ出来ないほどだ

地面は高温で、アスファルトはひび割れ、付近は一酸化炭素・二酸化炭素の濃度が高く、健康にも悪く、人が住める場所ではない

そんなゴーストタウンにも、今も住んでいる人がいる

セントラリア、同じ場所の1983年と2001年の写真。
住民がいなくなった家々は取り壊されている。

1983年、連邦議会はセントラリアの町を丸ごと移転させるため、4200万ドル(約38億円)の予算を計上。多くは近くの町に移り住んだが、自宅にとどまる選択をする住民もいた

2002年に、郵政公社はセントラリアの郵便番号を17927を取り消し、事実上ゴーストタウンに。 2009年、州知事はセントラリアの住民全員に立ち退きを言いわたしました

現在は郵便番号さえない、文字通りのゴーストタウンに。

退去勧告が出されているが、まだ住み続けている住民がいる

米国政府はセントラリアの住民へ賠償金を支払い立ち退くお願いをしましたが、現在まだ5世帯の住民がここで踏ん張っている

ペンシルベニアの自治体が消えてしまうと、セントラリアの街が持つ炭坑の採掘権がペンシルバニア州に移行してしまうため、それに反抗しているようです。

2010年の国勢調査によると、同年の人口は10人であり、人口密度は平方マイルあたり87.5人

彼らの先祖がこの地で炭鉱生活をし、強い絆で結ばれているため、互いに離れ離れの生活を拒否しているという

かつてのセントラリア。

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