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まるで『木』のレース… 日本の伝統工芸『組子』の美しい世界

日本の伝統工芸『組子』を知っていますか?まるでレースのような繊細な模様は、全て木で出来ています。職人の手仕事によって作り出される美しい模様は、直線的な幾何学模様なのに『あたたかい』。現代のデザインにも取り入れられている組子の魅力に迫ります。

更新日: 2015年02月23日

mametaro82さん

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▽『組子』とは

組子とは、簡単にいうと釘を使わずに木を組み付ける技術のことをいいます。 細くひき割った木に溝・穴・ホゾ加工を施しカンナやノコギリ、ノミ等で調節しながら1本1本組付けしていきます

細かく割った木材(ヒノキ・スギなど)を手作業で組み合わせ、釘などをいっさい使わずに様々な模様を編んでいく伝統的な技法です。

たくさんの細かいパーツも、全て手作業で切り出されたもの。

接着剤など一切使わずに組み上げていく。

職人の長年の技の積み重ね、緻密な指し物と組子の技術があってこそのモノ作りが活かされています。

▽もともとは、建具の装飾に使われていた

室町時代に書院造りが生まれると、建具はさらに発展して、障子の桟などに細工を加えるようになりました。その代表格が組子で、日本建築独特の装飾技法です。

欄間や障子の装飾として、職人達が技術を競った。

▽組子の繊細な美しさ

1ミクロンの狂いも許されない、手仕事で作られる繊細な世界。

1/1000mm単位の精度で加工するために紙一枚の隙間も発生することはありません。熟練した職人だけが作り出すことのできる、機械をはるかに超えた世界です。

くぎを使わずに、木材を細かく組み合わせる組子細工は精度との闘いです。模様が複雑で細かくなるほど、ちょっとした寸法の狂いが全体に影響を及ぼします

木の性質と特性を知りつくし、その木に合った熟練技が要求 されます。その可憐で美しい技は、日本を飛び越え、海外でも高い評価を受けています。

▽組子の模様には、意味がある

七宝とは仏教の言葉で、金・銀・瑠璃(るり)・玻璃(はり)・珊瑚・瑪瑙(めのう)・しゃこといった宝物のことです。円(縁)がつながり無限に続く美しい吉祥文様です。家庭円満や富貴繁栄への願いが込められています。

井戸上部の四角い囲みを表した文様で、井桁(いげた)とも表現します。無くてはならない井戸は、生活を守る意味があり、古くはお金を「貨泉」と呼んだことから、金運上昇、商売繁盛を願う文様です。

麻の葉の模様は、麻が丈夫で成長が早く、まっすぐ伸びていくことから、古くより赤ちゃんの産着に使われてきた親しみ深い模様です。

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mametaro82さん

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