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誰もが持っている危険な傾向、「確証バイアス」とは?

人は誰でも、無意識のうちに自分に都合のいい情報、自分の主張を後押しするような情報ばかりを集める傾向を持っています。この傾向が行き過ぎると、視野が狭くなったり、思考が偏ったり、それにより思わぬ失敗をしたりすることがあります。またこの傾向を利用した犯罪も存在するので注意が必要です。

更新日: 2015年03月07日

replicant_gさん

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■人は無意識のうちに、自分に都合のいい情報ばかり集める

あなたも身に覚えはありませんか?

『自分が好きなもの・信じていること・慣れ親しんでいる価値観(世界観)』などが固定観念としての確証バイアスを生み出し、その結果、見たいものだけを見て聞きたいものだけを聞くという状況を作り出してしまう。

人は、自分が本当だと思っていることを確かめるための情報は探しますが、反証となるような証拠を無視したり、探す努力を怠ったりします。

「自分は正しい」と信じられる居心地の良い場所に閉じこもり、真実から目をそらしてしまうのです。

■その傾向を「確証バイアス」という

人間なら誰でも持っているこの傾向、行き過ぎると認知を歪め、思わぬ失敗に繋がってしまうこともある。

確証バイアスとは、自分がもともと持っている世界観と一致する視点や、それを裏づける意見だけを探して、それだけに時間を費やしてしまう傾向を指します。

個人の先入観に基づいて他者を観察し、自分に都合のいい情報だけを集めて、それにより自己の先入観を補強するという現象である。

確証バイアスが強くなると、客観的な事実の検証や中立的な価値の判断ができなくなり、すべての情報・知識が『自分の見たい世界』に合わせて自動的に取捨選択されてしまうのである。

事実にバイアスがかかることによって、情報の信頼性が大きく歪められるわけです。

■確証バイアスの例

日常生活の中でもありがちな「確証バイアス」の例を挙げていきます。

ちょっと欲しいと思ったものは、感想、レビューを検索して、良いことが書いてあるのを探してしまいます。

「欲しい」と思ったら、その商品が良い物であることの確証を探すため、評価の高いレビューばかり探してしまう。

自分の意見やプレゼンの内容を正当化するために、同じ意見をもっている外部ソースを参照する。

「自分の主張は正しい!」という確信を深めるために、賛成意見ばかり探してしまう。勢いはつくかもしれないが、本当にいいプレゼンになるかは疑問。

FXなどで値動きが激しいものをトレードしているときも、ついつい、まだまだ値上がりすると思われる情報を探して安心してしまったりします。

「大丈夫」と思いたいがために、その根拠ばかり探してしまう…これは危険。

■思い込みに従い、マイナスポイントにばかり注目してしまう例も

例えば「B型は気分屋だ」という先入観を持っていると、10人のB型の人と接しても、たった3人の気分屋ばかりが目に入ります。

その人の「A型らしい」「B型らしい」行動にばかり目が行ってしまい、「やっぱり○型の人は××だ…」という確信を深めるだけに終わる。

「オバサンはモラルがない」と考えていればモラルのないオバサンばかりが目に付きます。

礼儀正しいご婦人もたくさんいるのだが…。

親身な友達に悩み相談をしたが、友達の意見をすべて否定してひたすら愚痴るのみ。

友人は親身になってアドバイスをしてくれるのだが、「自分は大変」「自分は不幸」と思い込みたいがために、「でも…でも…」と否定して耳を貸さない。

人は、時としてそれ(確証バイアス)を、自分自身に向けてしまうことがあります。

いったん「自分はこういう人間なんだ」と思いこむと、それに合致した情報や経験を重く見て、ますます自己認識を強めてしまうのです。

「自分は内向的だ」「気が弱い」などと思い込むと、その証拠となるような行動ばかりに注目してしまい、更に内向的で気が弱い人間になっていく。

■「振り込め詐欺」も、確証バイアスを利用した犯罪

振り込め詐欺の手口は誰でも知っているのに、詐欺の被害者は後を絶たない。ここにも、「確証バイアス」の力が働いている。

ひょっとすると、息子は本当にサラ金業者に捕まっているのかも、と思うとそれを裏付ける情報ばかりを収集するのだ

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replicant_gさん

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