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コケにされてるのはザハだった。新国立競技場の大幅値上げの理由が3分で分かるまとめ

新しい国立競技場の建設費用が青天井になっている。この競技場デザインは、もともと何が素晴らしかったのでしょうか?何が費用を青天井にしてしまったのでしょうか?

更新日: 2016年04月01日

palezioさん

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確かな財源措置があると言われていたスタジアム

フクシマについて、お案じの向きには、私から保証をいたします。状況は、完全にコントロールされています。東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも、及ぼすことはありません。

さらに申し上げます。ほかの、どんな競技場とも似ていない真新しいスタジアムから、確かな財政措置に至るまで、2020年東京大会は、その確実な実行が、確証されたものとなります。

けれども私は本日、もっとはるかに重要な、あるメッセージを携えてまいりました。
それは、私ども日本人こそは、オリンピック運動を、真に信奉する者たちだということであります。

この私にしてからが、ひとつの好例です。

出典安倍晋三首相によるIOCオリンピック招致プレゼンテーションより

話題の国立競技場

民主党時代に、1300億円として採用されたデザインが、五輪招致決定後、人件費の高騰などを理由に、3000億円へと増大

その後、「規模を縮小した新デザイン」が公表され、費用が一時減額されたものの

さらに工期と費用が増大した。現在では5000億円近くなるとの報道もある。

地盤の軟弱な東京に巨大な構造物を作る

軟弱な地盤の上に、巨大な構造物を作るということ。

東京は、堆積層が分厚く、国立競技場設置個所では30m掘らないと、岩盤がない。

このような土地で8万人収容可能で、しかもインパクトのあるデザインを求められたのが新国立競技場。

五輪選手村から半径8km以内の競技場がウリ

本来なら、この土地に作られる競技場は、軽量構造にするのが当たり前だ。

あるいは郊外に作れば、ずっと簡単に作れる。なぜならば、30mも掘らないと岩盤がないのである。

普通に考えれば、屋根が欲しいならこうなる。
既存のスタジアムを拡張する場合、この方式は合理的だ。

スイスのデザイナーヘルツォーク&ド・ムーロンによる設計。

実は外側は軽くつくられている。
意匠の自由度を得るための工夫だ。

ザハのオリジナルデザインがどう素晴らしいのか

ザハ・ハディドは、基礎を減らす工夫をする。

支持岩盤の深い土地では、一般的に杭基礎が用いられる。

杭の本数を減らせば減らすほど、工数が減少する。

8万人をこれを二本のアーチ構造にぶらさげてしまうというアイディア。

実は、このドームで重くなるのは、屋根ではない。
80000人動員するという客席だ。体重60kgを仮定すると、総重量は4800トン。

また、設定動員数が増えると、観客とフィールドの距離を保つために、客席の傾斜角が増大する。面積当たりの荷重が一気に増えていく。

大きなキールアーチ構造を伴う代わりに、基礎工事を最小化

客席を橋で釣ってしまうことで、基礎工事を、橋の両端の最小限にとどめることを実現。柔らかい地盤の上で重量を解決し、かつ、インパクトのある外観を実現した。

これが、ザハ・ハディドのもともとのデザインの新しいところだ。

デザイン上の難しさはあるものの、基本的な技術は橋梁を発展させたもの。

力学的な計算を大きく簡略化できることで、外観設計の自由度を大きく増やした。

見た目は複雑だがアーチの両端部のみに荷重のほとんどがかかるため、基礎工事の際の土砂の除去量や、セメント打設量を大幅に減らすことができる。

当然ながら、キールアーチ部がコストの大半を占める。

『コケにされてるのはザハだった。新国立競技場の大幅値上げの理由が3分で分かるまとめ - NAVER まとめ matome.naver.jp/odai/214366853…』 (゜ε゜;)なんと。ただの競技場に吊り橋の構造なんてとんでもないと思とったが、その理由と意味がいまやっと解った。

出典 Vimeo

シンプルなアーチ構造をアイディアの基本としながら、客席も構造の一部として、全体として力学構造が成り立つようにコンピュータで設計された形状。大規模な計算機設計が可能になった現代ならではの建築デザインと言える。逆に、客席と基礎と屋根を別々の要素にしてしまうと、極端に単純化しなければ設計できなくなる。

上から三番目の図には、8万人の観客を、入場させるための13の動線が示されている。側面を囲む構造は、上部観客線への動線を兼ねていることがわかる。

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