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SODIS:非常時の生存率を倍にする『安全な飲み水の確保方法』

自然災害はある日突然やって来ます。今は水道の蛇口をひねれば出る水も、そうした非常事態では出なくなる可能性が高いのです。そして、水は人が生きるために必要なものです。非常時にどのように飲料水を得ればいいのか…WHOや赤十字も推奨する『SODIS』という方法は、覚えておいてきっと損はないと思います。

更新日: 2015年11月17日

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水は命。

人間は、水と睡眠さえしっかりとっていれば、たとえ食べものがなかったとしても2~3週間は生きていられると言われています。しかし、水を一滴も取らなければ、せいぜい4~5日で命を落としてしまうことになります。

人間の体の60%以上は水分でできています。人は水なくして生きていくことはできません。

人の体の約60%は水で構成されていますが、そのうち2%の水分が不足するだけで脱水症状を起こします

体重のわずか約2パーセントの水分が失われただけでも、口や喉が渇き、食欲がなくなるなどの不快感に襲われます。

約6パーセント不足になると、頭痛、眠気、よろめき、脱力感などに襲われ、情緒も不安定になってきます。さらに10パーセント不足すると、筋肉の痙攣が起こり、循環不全、腎不全になってしまい、それ以上になると、意識が失われ、20パーセント不足で死に至るという報告がされています。

人間は何もしていなくても成人の大人であれば、2.3リットルの水分が排出されるといわれています。

体重が60kgの人の場合、最低でも1日に2リットル以上の水分を摂取しなければなりません。

飲料水の水質が原因で、世界では毎日3000人〜4000人もの子供たちが命を落としている。渇水から、飲料に適さない水と知りつつもやむを得ず飲んでしまうことによりおなかをこわし、下痢をし、脱水症状に陥ってしまい、死に至ることが多い。

生きていくために必ず必要な水。
しかし世界には、飲料に適した水を得られることができずに亡くなってしまう人も多いのだそうです。

これは、発展途上国だけの問題でしょうか…?

「水道から水が出ない」恐怖が、再びやってくる可能性はゼロでしょうか?

ペットボトルと太陽光で、飲み水を安全に変える方法「SODIS」

SODIS法(Solar water disinfection 太陽光で水を殺菌する方法)は現在、途上国で薦められている安価に飲料水を殺菌する方法。

汚染されている可能性のある水をペットボトルに入れて6時間太陽光にあてるだけ。
これで驚くほど安全な水を得られるということで、WHOやUNICEF、赤十字からも推奨されています。

汚染された水を透明なペットボトルやガラス瓶に積めて、太陽の良くあたる場所に6時間置くことで、太陽のUV(紫外線)によって下痢の原因となる病原菌を殺菌する仕組み。

ペットボトルと太陽光さえあれば、水は格段に安全になる!

透明ペットボトルに水を入れ、太陽の下に6時間(50%以上曇りの場合は2日間)置いておくと、太陽光の中の紫外線が様々な種類の菌を殺すのに効果があることが分かっている。

通常、水は沸騰すれば安全に飲めることは、周知の事実であるが、太陽の光に含まれる紫外線に殺菌作用があることは、意外に知られていない。

たったこれだけの工程で飲用に適した水が得られるというわけで ペットボトルがあれば、ローコストでローカルな環境に(燃料を得るための伐採などによる)影響を極力与えることなく飲用水が手に入る方法としてWHOも推奨しているそうです。

SODISは現在、公衆衛生に携わるさまざまな公共機関や民間団体によって世界中で推進されている。

世界には、安全な水を簡単に入手できない国がまだまだたくさんあります。
そうした発展途上国でSODISは推奨されています。

SODISの実践

1. ペットボトルに水を入れ、
2. 日光に晒します。
3. 6時間が経過したら、
4. 安全な水に!

SODIS
ペットボトルを使った消毒方法。あと必要なのは太陽光。
太陽光の熱と紫外線で消毒するという方法で新たに薪などといった燃料を必要としない経済的な負担を軽減させた方法といえる

用意するもの:ペットボトル1~2本。*ただし塩化ビニル(ボトルが青みがかっている)は避ける。あるいはガラス瓶1~2本。

ペットボトルは1リットル〜2リットル程度の大きさのものが適しているようです。

汲んできた水を放置して沈殿させた上で布などで濾過、これでだいぶ透明な水が得られることでしょう。しかし、それだけでは飲用には不適で水中には微生物などが生息しており、中には人体に悪い影響を与える微生物もいることでしょう。そこで消毒を施すわけです

きれいなペットボトルに3/4まで水で満たし、蓋をして20回振る。酸素をより多く混和させることで風味を改善できるという。ペットボトルを水で完全に満たし太陽光(紫外線)に6時間さらす。

太陽光に含まれる紫外線が様々な種類の菌を殺してくれます。
曇っていて太陽光が十分でない日は、もちろんその分照射時間を延ばす必要があります。

水の温度を上げるためにトタン板のようなものがあれば、その上に放置しておく方がいいみたいです。

紫外線だけでなく、太陽光に当てることで水温が通常50度から60度ほどに上昇することも滅菌効果を高めることになります。

太陽からの紫外線とボトル内部の温度上昇により、下痢を引き起こすような病原菌は不活性化する。こうして飲んでも安全な水になる。

万が一のときに、生き残るために。

2010年7月11日に米国、ミシシッピー州、グリーンビルのローレンとザーがSodis testingと題してSODIS法を検証している。
彼らのブログによると3時間ではウヨウヨいるバクテリアも8時間ではほとんど死滅している様子がわかる。

こうしたやり方は確かに些細な方法で、お風呂いっぱいの水、というわけにはいかないかもしれませんが、身近なものを使っていつかあなたの命を救ってくれるかもしれませんよ。

ただ、この方法は緯度が南北15度を下回る場合に大きな効果を発揮するものらしいので、夏場はともかく季節によっては太陽光に暴露させる時間や置く場所(太陽光が得られて密閉できる狭い空間とか)やペットボトルの大きさなどは調整する必要があるかもしれません。

SODISは有効な方法だ。どうしようもなく困った状況になったら、SODIS用のボトルに川の水を入れ、最低6時間日光にさらす。そうすれば飲めるようになる

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