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震えが止まらない…女の凄まじい狂気を描いた小説

女って怖い!そう思ったことはありませんか?嫉妬、美への執着、陰湿ないじめ…ある意味ホラーよりもゾッとするような女性の狂気を描いた小説を集めました。<おすすめ小説/イヤミス/ドロドロ/人間関係/恋愛/殺人鬼/真梨幸子/桐野夏生/湊かなえ/姫野カオルコ>

更新日: 2016年01月17日

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幸せを求めるがゆえに、人を殺し続ける女。彼女が辿りつく先とは?

<内容>
一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして、新たな人生を歩み始めた十歳の少女。だが、彼女の人生は、いつしか狂い始めた。人生は、薔薇色のお菓子のよう…。またひとり、彼女は人を殺す。何が少女を伝説の殺人鬼・フジコにしてしまったのか?あとがきに至るまで、精緻に組み立てられた謎のタペストリ。最後の一行を、読んだとき、あなたは著者が仕掛けたたくらみに、戦慄する!

真相には衝撃を受けましたが、こんなに救いのない結末に、嫌悪感もなく余韻を感じた小説は他になかったと思います。本当に、最後の最後まで、読ませる小説です。

恐怖の連続を耐えたあと、衝撃のラストが待っています。

*余談
関連本として、同著「インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実」、「私は、フジコ」があります。
また、女の闇を描いた作品として同著「女ともだち」や「孤虫症」など多くの有名作品が存在します。

各々が思い描く容姿に整形した2人の女。”美人”の定義が今、覆される。

<内容>
20歳の繭村甲斐子は、名医・大曾根に全身の整形手術を懇願した。「なぜ?」その美しい肢体を前に戸惑う大曾根。自らの「計画」を語る甲斐子。一方、元同級生、望月阿倍子は甲斐子の写真を手にオペ室に向かう…。幸せを夢見て、新しい容姿を選んだ二人。手術後に辿るそれぞれの意外な生き方を軸に、変身願望の虚構を描く。独特の哲学を、ユーモアと格調とをもって提示した衝撃の問題作。

整形すると性格まで代わってしまうのか、と怖くなりました。

『美しい』『可愛い』『綺麗』『カッコいい』って本当に主観的な感覚で、明確に【コレ】という定義の存在しないもの。だからこそ『美しくありたい』って思うし、『美』を追い求めたくなる。

美と幸せの関係を深く考えさせられる作品です。

愛と狂気は紙一重。ネットでの出会いが人生を恐怖に陥れる。

<内容>
平凡な会社員がネットで出会ったリカは恐るべき怪物だった。長い黒髪を振り乱し、エスカレートするリカの狂気から、もう、逃れることはできないのか?

とめどなく押し寄せる“恐怖”の描き方は読み手を飽きさせません。

「そんなわけないだろう」といいたいし、言われるだろうとは思うけれど、人間には必ず『闇』を持っている。それが、いつ、どんな形で出てくるのかなんて、本人でもわからないことだし、光があれば闇があるというのは自然なことなので、なくせなんて言わない。

*余談
本書の続編として「リターン」があります。

死体をバラバラに解体した犯人。それはごく平凡な主婦たちだった。

<内容>
深夜の弁当工場で働く主婦たちは、それぞれの胸の内に得体の知れない不安と失望を抱えていた。「こんな暮らしから脱け出したい」そう心中で叫ぶ彼女たちの生活を外へと導いたのは、思いもよらぬ事件だった。なぜ彼女たちは、パート仲間が殺した夫の死体をバラバラにして捨てたのか?犯罪小説の到達点。’98年日本推理作家協会賞受賞。

登場人物がそれぞれに日常生活からアウトしている。誰でもが陥りそうな小さな穴や掛け違えたボタンの積み重ねで歯車が狂い、落ちて、アウトして最後には皆が1つの線に重なってゆく。

雅子と性的虐待者佐竹との凄まじいまでの戦いがやがて心の通じる獣同士のつながりと変わっていく描写も女性だから書けるのではないか。

*余談
女性ならではの視線から女の心理を描く桐野夏生さん。同著「東京島」や「グロテスク」など、の多くの女の怖さを感じる小説が存在します。

舞台はお嬢様学校。部室で語られる、ある女子生徒の死の真相とは?

<内容>
ある女子高で、一番美しく一番カリスマ性のある女生徒が死んだ。その一週間後、親しかった六人が部室で語り出す、彼女の死の真相とは?

女子である美しい季節を、平凡な願望で閉じるなんて、暗黒女子というより女子の暗黒です。

一つ言えるのは、非常に無駄が少なく、女性の怖さを内包した作品ということです。

文章が端的でわかりやすく、エンタメに徹した小説であるため、普段読書をしない方にもおすすめできます。

娘を殺した犯人がこの教室の中にいる…教師の衝撃暴露劇。

<内容>
「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。

「ちょっとこわい、でも知りたい。」
まるでセンセーショナルな事件についての週刊誌の記事を読んでいるような感じ。

怖いと思いながらも、ページをめくる手が止まりません。

マザコン×中二病をこじらせた少年達に殺された自分の娘に対する教師の告白から生じた波紋を、該殺人に至るまでから、様々な登場人物の視点から多面的に深く描かれています。

静かに怒りを秘めた母親(女教師)の怖さは尋常じゃないです。

*余談
イヤミスの女王として名高い湊かなえさん。同著「贖罪」や「母性」など、の多くの女の怖さを感じる小説が存在します。

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a_late_bloomerさん

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