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ナチスを連想させる為…外国人向け地図には「卍」を使わないらしい

2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、国土地理院は外国人観光客が利用しやすい地図の作成を進めています。そこでは外国人が理解しやすい地図記号を用いることが決定されました。日本人には馴染み深い記号のいくつかが改められることになったのですが、その中には寺院を意味する「卍」も含まれているようです。

更新日: 2016年01月14日

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外国人向け地図からは寺院を意味する「卍」が消えるらしい

現在、訪日外国人向け地図の作成が進められていますが、そこではいくつか地図記号が改められることが決まったようです。その中には寺院を意味する「卍」も含まれており、これはナチスのマークを連想させることが理由とされているようです。

欧米のおいてはナチスのシンボルであったハーケンクロイツは忌み嫌われる存在となっています。本家本元のドイツでは公の場でこのシンボルマークを掲げることは犯罪行為として厳しく罰せられます。また、他の欧州諸国でもそのような行為は決してよい結果を招かないことは明らかです。

そのような事情からハーケンクロイツを連想させるマークの使用を自粛する企業・団体は多いようです。

2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、国土地理院は「外国人向け」の地図で使用する地図記号を新たに作ることを決めた。

観光地が多い寺院の地図記号は「卍」だが、ナチス・ドイツのマークを連想させるという意見が多数寄せられたため、三重の塔のデザインとした

現在、東京五輪を見据え新たな外国人向けの地図を作成している

これまで外国人向けの地図における外国語の地名表記や地図記号は、標準的なガイドライン類が存在しない状態で、地方自治体や民間企業などが、オリンピックなどに向けて独自に仕様を検討していた

これでは、検討のコストが掛かるとともに、地図によって表記がまちまちになったり、外国人になじみが薄い国内向け地図記号がそのまま用いられるような事も考えられる

そのため、国土地理院が標準を作成することになり、有識者や関連機関などが集まり検討を行ってきた。

地図記号では、外国人へのアンケート結果を踏まえて、外国人旅行者に必要とみられる18種類の施設のイメージ図を提示。日本人になじみのあるマークでも外国人に分かりにくいものは改めた。

寺院は2万5000分の1地形図では「卍」記号だが、「アンケート調査でナチス・ドイツを連想させるという意見が多数あり、不適当と判断」

「卍」についてはこのような意見が寄せられたという

「卍」はナチスのハーケンクロイツを連想させるという意見が多かったが、日本の文化的、歴史的な理由で決めたほうがよいという意見もあった。

案 1 はナチスのマークと混同する(連想させる) 18 名(イタリア 2、米国4、中国、スイス、ロシア連邦、エジプト、オーストラリア 2、コードジボアール、エクアドル、フランス、アルジェリア、デンマーク、カナダ)

案 2 が最もわかりやすいが日本の文化的、歴史的な理由で決めた方がよい(デンマーク)

だがちょっと待ってほしい…ナチスの"アレ"と卍って関係あるの?

現在のドイツ連邦共和国ではこのマークを公共の場で掲げることは厳しく禁じられている。もしそのような行為に出れば民衆扇動罪で逮捕されていまう。ただし、私的な場での使用は禁じられていない為、ネオナチの支持者などは現在でもこの思想的シンボルを使用している。

日本では寺院を意味する地図記号として使用されているまんじのマークである。言うまでも無く、ナチス・ドイツのハーケンクロイツとはなんら関係が無い。

元々「卍」は幸福と功徳を示すシンボルであった

左卍と右卍(卐)があり、現代の日本では左卍が多く用いられている。

ヒンドゥー教においてはヴィシュヌ神の恩恵を受けられる証とされ、仏教においては釈迦の胸に現れた瑞兆を示すとされている。

現代においてもインドでは幸福をもたらすシンボルとして使用されている。また、日本においては寺院を示す地図記号としてまんじのマークが使われている。

いずれにせよ歴史的経緯を鑑みれば、悪い意味を持つマークでないことは明らかである。

卍(まんじ=万字)は、仏書に用いられる万の字で、仏・菩薩の胸・手・足等に現れた吉祥万徳(幸福と功徳)を示すとされ、日本では仏教や寺院の標識・記号に用います

万字の歴史は古く、前三千年紀古代文明の栄えた各地域で出土例があるようで、太陽が光を放つ状態を象形化したのが起源であるとされるようですが、運動のシンボルでもあったようです

英語圏で卍を表す名詞「swastika」(スワスチカ)は、インド宗教において最高の権威を持つ古代言語『サンスクリット』での呼称に由来する。

ナチスが使用していたハーケンクロイツにはどのような意味があるか

ナチスはこのマークをアーリア人種の象徴として使用していた

元はトロイ文明の遺跡の碑文に用いられていた文字であり、インド・ヨーロッパ語族でも文明にかかわらず広く伝播していた文字である。

ナチスがこのシンボルを採用した経緯は、ドイツの考古学者、ハインリッヒ・シュリーマンがトロイの遺跡の中で卐を発見し、卐を古代のインド・ヨーロッパ語族に共通の宗教的シンボルと見なしたため

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