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日本には先祖の骨を洗う「魂の島」がある

考えさせられる…。

更新日: 2016年01月24日

ぱれるもさん

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この美しい島は、先祖の骨を洗う風習がいまだ残る「魂の島」だとか。

「魂の島」では、高齢者の8割が自宅で最期の時を迎える

だから、与論島の病院には、島を出た子どもたちが帰るまで遺体を安置する霊安室がないとか。

病院で最期の時が近づくと、自宅まで送り届ける。家族みんなで最後まで看取る

最期の時が迫るとまだ身体が動くうちに、家に帰る。

険しい表情の祖母を見ていた病院の方は、退院して自宅に帰る時、うれしそうに車いすに座っている祖母を見て、別人のようだと驚く

家族が島に帰りご近所も日々顔を出し、孤独死も少ないとか。

与論島に住んでいるほとんどの方が在宅死。そこには島独特の死生観がある

8割以上の人が病院で亡くなっている日本本土と、なにが違うの?

その死生観は、独自に伝わってきた

江戸幕府などから仏教の葬式を押し付けられなかった島民は、その死生観を守り続けてきた。

与論では家の中や墓地にも神が存在し、生活の中で常に神が見守ってくれているという考えがある

死者を一時埋葬しただけでは、霊のままで、洗骨をして第2の葬儀をすることにより、子孫に幸福と豊穣をもたらす祖霊となると考える

その結果、先祖からつながる魂が集う島は、神様のいる島になる。

亡くなるときは、家族や先祖の方々に見守ってほしいという死生観から。子どもたちは将来、自分も見守る立場(守り神)になる

島を出た子どもが、親の最期が迫ると帰ってきて見守るのには、こういう死生観がありそう。

そんな死生観は、弔いのかたちとして残っている

死者はいったん棺に入れ埋葬される。その後3-5年経過した後、白骨化したのち一度掘り起こされ洗骨して骨壺に移し替え改めて葬る

祖父母やずっと前のご先祖様に「末の弟に孫が生まれたよ」「娘の結婚が決まったよ」など報告しながら、掘り起こした骨を拭く

改めて納骨したとき、祖父の身体イメージはまた少し希薄化してゆく気がした。再会のあとの、お別れ

改葬を経て墓に移ると、亡くなった人は一族の守り神になって見守ってくれるという。

洗骨によって守ろうとしているのは、生が死によって断絶を受けずつながっている感覚

小さい頃からしっかり死を見つめ、先祖を守り守られていく事を自然に身につけて行く。

だけど、時代の流れには逆らえないところも

与論島で洗骨儀礼が行われていたのは「土に埋めておくと死者が苦しむ」と信じた思いやりから。

火葬が普及するにつれ、洗骨の風習は姿を消していっている

いまは「生と死がつながっているという死生観」は、在宅死という形で辛うじて残っている

「与論の人は、亡くなった場所に魂が残ると信じている。家で死なないと魂がさまようと考えているんです」

自宅で最期を迎える親、それを支える子どもも、そう信じてきた。

だけど、変わらないものもあった

生者が死者となり祀られて長い時間をかけて神となっていき子孫の生活を見守る

与論島の人にとって死とは、そんな長いプロセスであり、自宅におり日々の生活場を共有して、見守っていく時間ということ

大切な人との別れは悲しい。だが、逝く人と送る人にとって満足のいく別れであれば、悲しみとともに幸福感ももたらされる

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ぱれるもさん

好奇心旺盛ってよく言われます。

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