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数千人の教員が不正に関与…「教科書謝礼問題」が想像以上に酷い

三省堂が検定中の教科書を現役の校長らに見せて謝礼を支払っていた問題で、文部科学省は他の教科書会社を含めた調査結果を発表しました。それによる、実に5000人以上の教員が検定中の教科書を見ており、そのうち4000人近くが何らかの形で謝礼を受け取った疑いがあるとのことです。

更新日: 2016年01月23日

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延べ5147人…教科書謝礼問題が想像以上に酷い

検定中の教科書を現役の教員らに見せ、謝礼を支払っていた問題で、文部科学省による調査結果が発表されました。それによると実に数千人もの教員がこの不正行為に関わっていたとのことです。

こうした問題の背景には過熱する教科書各社の営業活動が背景にあるとみられています。少子化が進む中、教科書市場はピークの昭和33年に比べて5割近くも減少しており、原則として4年に一度しかない教科書採択は会社の命運を左右しかねないものとなっています。

各教科書会社は生き残りをかけ、「意見聴取」の名目で教員らの"囲い込み"を行っており、接待や謝礼の支払いなどは常態化していたようです。

教科書を発行する三省堂が検定中の教科書の内容を校長らに見せて意見を聞き、謝礼を支払っていた問題で、文部科学省は22日、他の教科書会社を含めた調査結果を公表した

小中学校の教科書を発行する22社のうち12社が、検定中の教科書を教員ら延べ5147人に見せていた。

うち10社が延べ3996人に謝礼として、数千円から5万円の現金などを渡したが、拒否されたケースもあり、実際に受け取った人数は不明。

最大手の東京書籍は2254人に謝礼を支払った

文科省によると、謝礼なしで検定中の教科書を見せていたのは開隆(かいりゅう)堂と育鵬(いくほう)社の二社

教員らへの金品提供が確認されたのは、業界最大手の東京書籍(支払い対象人数2245人)

▽教育出版(同1094人)▽光村図書(463人)▽大日本図書(83人)▽三省堂(53人)▽数研出版(27人)

▽学校図書(20人)▽日本文教出版(12人)▽教育芸術社(5人)▽啓林館(4人)

全国から教員を呼ぶ集会や、各地の営業所が開く小規模な会合などが計2049回開かれ、延べ5147人の教員らが参加していた。

最大手の東京書籍(同)は発行する全20教科の教科書について、こうした会合を691回開催。

3千円から五万円の現金、1万円までの図書カードが渡された

検定中の教科書を見せて意見を聞いた教員らは各社の合計で千百五十一人、さらに現金などを支払ったのは同三千九百九十六人。

事の発端は三省堂による校長らへの謝礼支払い発覚だったが…

省堂は平成21年から昨年までに小中学校の校長ら集めた「編集会議」を催し、教科書採択検定途中の自社の教科書を見せ、現金5万円を渡したほか、懇親会費や二次会飲食費まで自社持ちし、教科書採択への信用を大きく失墜させた

1人当たり現金5万円の謝礼が支払われ、うち5人はその後、地元で教科書採択に関わる立場になったことが分かっている。

「今後は教科書に学校現場の意見を反映させる目的で今回問題となったような『編集会議』を開催することは一切やめる」

三省堂の発表

こうした「接待」は常態化しているとされる

調査員予備軍の有力校長は、地方の教育界では数年前からほぼ固まっており、「唾をつけておいて接待などを通じて囲い込むのは営業の常套手段」と教科書会社OBは業界の内幕を漏らす

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