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英紙インディペンデントが3月で紙媒体を廃止、ウェブ版に完全移行

タイムズ、デイリー・テレグラフ、ガーディアンと並んで「英国の4大クオリティ・ペーパー」に数えられるインディペンデント(インディ)が、今年3月26日を最後に、紙の新聞の印刷を終えるそうです。以後はウェブ版のみに切り替え。ウェブ版のインディはここ数年非常に好調です。

更新日: 2016年03月28日

nofrillsさん

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https://en.wikipedia.org/wiki/The_Independent

英国の主要メディア(クオリティ・ペーパーの全国紙)4紙のうちのひとつ。日曜日は「インディペンデント・オン・サンデー」。

詳しくは、つい最近書いたのでそちらを参照:
http://matome.naver.jp/odai/2144974730450820801

1つ上の写真の上品で繊細なロゴは先々代。

これは、美しいのだが、売り上げには貢献しないような雰囲気をかもし出していたようで、そういう固定イメージではよくないと、この写真のような「真っ赤で太いサンセリフ体」のロゴで「近づきやすさ」を演出しようとしたこともあったのだが、最終的にはこれもすぐに捨てられて……

……今はこの紙面デザイン。(この号はフランキー・ナックルズが亡くなったことが一面トップの写真ニュースで、最も大きなニュースは「組合の指導者が労働党に対抗する政党の立ち上げを示唆」)

一面に広告スペースがなく、とても美しい。

後のほうでも出てくるけど、この新聞、デザインきれいなんですよね。

今のロゴの1つ前のもの。「ヒルズバラ(ヒルズボロ)の悲劇」の真相究明報告書で、亡くなった96人が当時警察が言っていたような「フーリガンの暴れ者」のせいではなく、現場の対応のまずさゆえに落命したことが公的に認められたときの紙面。

これは今のデザイン。

これは先々代の前のロゴ。「ホワイトウォッシュ」と評されたハットン報告書(イラク戦争についての英国政府のインクワイアリのまとめ)の報道。

イラク戦争関連ではこういう紙面づくりも。

マーガレット・サッチャー死去の号。これは強烈でした。

ジェイムズ・フォーリーさんがシリアでイスイス団に殺されるのが撮影されたビデオが公表されたときの一面。

ほかのメディアの多くが、公開されたイスイス団のビデオのスクリーンショットを一面に載せていたときに、インディはこうだった。

「金曜日、ひとりのまっとうな、思いやりあふれる人間が、無残な形で殺害されました。ご家族のみなさまにお悔やみ申し上げます。

彼は、カメラで撮影されながら、殺されました。プロパガンダの目的のために。

本紙ではニュースをお伝えします。プロパガンダではなく」

フランス、パリのシャルリーエブド編集部襲撃事件のときの一面。

東日本大震災(2011年3月11日)の発生を受けて、インディは特徴的な紙面づくりをみせてくれた。毎日新聞の紙面で写真で紹介されている「英米紙」の例が、インディペンデント・オン・サンデー(下記のもの)。

「がんばれ、日本。
がんばれ、東北。」

写真の使い方に、ためらいがない。

2014年1月(今から2年以上前)、ヤルムーク難民キャンプ(シリア、ダマスカスにあるパレスチナ難民の「難民キャンプ」、つまり「非定住地」で事実上の「町」)の包囲の報道。

THE INDEPENDENT FRONT PAGE: 'The theory of relativity proved' #skypapers pic.twitter.com/8fBzU3Ki9R

一番新しい号(2016年2月12日)の一面がこれ。重力波の観測。

LONDON, ENGLAND - FEBRUARY 12: In this photo illustration is an iPad displaying The Independent's online platform above a selection of The Independent newspapers on February 12, 2016 in London, United Kingdom. The British newspaper 'The Independent' which has been in circulation since 1986, will move to a 'digital only' platform from March 26, 2016, the owners ESI Media said in a statement today. (Photo by Dan Kitwood/Getty Images)

インディペンデントは、紙よりも、ウェブ版が断然好調という話はかなり前からあった。

そのインディペンデントが、紙媒体をやめる。

"It is widely expected they will cease printing [the Independent]." theguardian.com/media/2016/feb…

「紙媒体を廃止する見込み」という初報。2月11日付け。

The Independent, UK's best newspaper (who employ me) looks like it's to close while D Mail soars. Proof that each era gets what it deserves.

「英国で最も優れた新聞であるインディペンデント(私の雇用主でもある)が、終了しそうだ。一方でデイリー・メイルは部数激増。どの時代もそれにふさわしいものを得るという証拠だ」

The Independent dream that lasted for 30 years trib.al/oVwEIwy

創刊から30年の夢物語。

If we are to mourn the passing of the Independent, let’s pay tribute to those who founded it and those who sustained it through many years of unprofitability.

On cue comes @GreensladeR, a man who's been itching to be the Indy's pallbearer for years theguardian.com/media/greensla… pic.twitter.com/q3faNb5Zjt

インディの記者、アンドルー・バンコムさん(長くアジアにいて、今はNY支局)。ロイ・グリーンスレードが憧れていた媒体。というか、ジャーナリストの多くが憧れた新聞ですよね。個人的にもそういう「憧れトーク」は何度か聞いたことがある。90年代から00年代の話。

Another first for the Independent as it plots a digital-only future trib.al/70tUBOZ

「またインディが『業界初』をものにした。今度はデジタルだけのメディアになる」(グリーンスレイド・ブログの2本目)

For the avoidance of doubt, this tinyurl.com/heuevpz has not the slightest anti-Indy agenda. Just the reverse

「念のため、本稿はアンチ・インディではまったくない。むしろ逆だ」

The Independent ceasing to print would be the death of a medium, not of a message | Brian Cathcart trib.al/o4JEiyb

「インディの紙版が印刷されなくなることは、媒体の死ではあるが、メッセージの死ではない」

これはごもっとも。ただし、オンラインのプレゼンスって、ニュース・エイジェントやスーパーの新聞売り場の店先とは違って、普段生活してて「目に見えない」んですよね。

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作った「まとめ」の一覧は:
http://matome.naver.jp/odai/2133787881446274501

※基本的に、ログを取ってるのであって、「まとめている」のではありません。



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